日本、サウジを破りグループ2位浮上
2018ワールドカップ・ロシア大会 アジア最終予選の日本vs.サウジアラビアをTV観戦。なにしろ現時点でグループ3位の日本とグループ首位のサウジとの直接対決ということで、まさに「絶対に負けられない戦い」だったのですが、2-1の勝利という喜ばしい結果。しかもオーストラリアがタイとまさかの引き分けだったので、日本がグループ2位(しかも首位サウジと勝ち点で並ぶ)に浮上しました。
今日の前の方のダイアモンドは1トップに大迫、左に原口、右に久保裕也、トップ下に清武というメンバー。先発メンバーから本田、香川、岡崎を外して、現在好調な選手を選ぶという、至極真っ当な選択をハリルホジッチ監督が行ったことにより、日本の攻撃が劇的に活性化しました。 4日前のキリンチャレンジカップ(オマーン戦)で実力を見せた大迫が、今日も絶好調。ポストプレイでのキープ力がハンパないです。前線からの守備、後ろに下がっての守備も含めて、素晴らしい貢献度です。 2点目を決めた原口も、大迫以上と言っていいほど走り回って攻守に活躍。そのご褒美に、最終予選4戦連続ゴールをもらったようなものです。 久保裕也も積極的なプレイで、悪くなかったですよ。 そして清武は相変わらず一番頼りになる男。今日もすべてのプレイが輝いていました。
スタメンを外れて危機感を持ったためか、本田も香川もいつもより走りの多い必死のプレイのように見えました(岡崎はアディショナルタイムになってからの交代だったので、よくわかりません)。というか、この半年ぐらいのこの二人はブレーキにしかなっていなかったのに、なんでハリルが使い続けるのかって感じでしたもん。やっと決断してくれたのかってところですが、それでもまあ成すべき決断をしてくれて良かったですよ。 そして中盤から前の選手全員がいつもより多く走っていました。やはり走ることと、複数名でボール奪取することが日本サッカーの生命線だと改めて思いました。以前からこの二つがおろそかになっていると、チームが機能せずろくでもない結果になっていましたから。
素晴らしい試合だったのですが、90分にサウジアラビアに1点取られてしまったのはちと残念。なんか集中力が途切れてましたね。これが無ければ最高にビューティフルな試合だったのですが・・・。 でも最終予選10試合のうち5試合を終えて折り返すところで、W杯出場ラインのグループ2位に上がったというのは、心理的にも大変結構なことです。ハリルホジッチの首もつながったことですし、これからは調子のよい選手を使う原則で、大胆かつ細心に采配をふるっていただきたいと思います。監督だって、予選を重ねる中で成長するのだと思いたいです。
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