のんを応援します
昨日の夕刊フジに「のん、クドカンの東京オリンピックで大河主役に浮上」とかいう見出しが出てました(まあ、駅売りのビラで見ただけなんですけど)。数日前にNHKの正規の情報で「2019年の大河ドラマは宮藤官九郎が脚本を担当し、33年ぶりの現代ものとして東京オリンピックを題材にしたものになる」という報道が出ておりましたが、その流れです。確かにクドカン脚本で、演出も『あまちゃん』を手掛けた人がやるようなことが書いてありましたので、のんを主役というのはあり得るこ とではないでしょうか? まあ、夕刊紙なので、そんなにあてにはできませ んが(でも「東スポ」よりは信頼できますけど)・・・。
申し遅れましたが(と書こうとしたら「孟子遅れましたが」と変換されました) 「のん」とはご存じの通り、能年玲奈さんの新しい芸名です(もっとも能年 玲奈は本名なのですが)。芸能事務所レプロとのトラブルで、本名である「能年玲奈」が使えなくなったので、「のん」の名で活動を再開し始めたところです。まずは独立系の小さな映画(『この世界の片隅に』)の声優とし てようやく活動できたわけで、メジャー系の映画会社やTV局は一番手に なるのを怖れていたわけですね。ただ、この映画の取材記事が各方面に出たり、のんが週刊マンガ誌の表紙やグラビアを飾っているのは、喜ばしい限りです。また、この声の演技に対しても絶賛の声が多く聞こえます。ここから一歩一歩ですね。
この夏、芸能界に関与している友人に「能年玲奈はそろそろ復 活できないのだろうか?」と尋ねたところ、「(事務所との契約不履行だし) 無理だね」とつれない返事だったのですが、私などは「でもなあ・・・」と思ってしまうのです。日本の芸能界の常識としては、女優やタレントをデビューさせ て売れるようにするために芸能事務所が多額の投資をするので、「さあ、これから回収だ」という段階で、やめれらたりよそに移ったりされてはたまらないってことなのですが、でもそんなのって、マネージメントの問題なのでは? それにこれ以上つなぎとめていたって、解決せずに貴重な時間ばかりが過ぎて行ってしまいそうです。そうなれば、彼女の女優人生の(もしかしたら)一番いい時が無駄になってしまうわけで、そんなのって誰にとっても良いことナシです。大きな損失です。 今だって、『あまちゃん』では脇役の一人だった有村架純の八面六臂の大活躍を見るにつけ、悔しくももったいない気がしてならないってのに(一方では、のんさんは有村さんほ ど器用ではない、特異な才能だというのはわかってますが)。
一般の会社員が退職・転職するのとはわけが違うってのはわかりますが、でもサッカー選手だって野球選手だって、契約の縛りがあっても本人の希望や意思がメチャメチャ強い場合は、移籍させますよねえ。 海外にはほとんどないという日本型芸能ビジネスの特殊性なのですかねえ。
いずれにせよ、大人の事情によって若く伸び行く才能がつぶされるようなことがあってはならないと思いますし、小生は何があってものんさんを応援してまいる所存なのであります。
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