鹿島、南米王者を破り、クラブW杯決勝へ!
FIFAクラブ・ワールドカップを初戦、準々決勝、そして今日の準決勝と勝ち抜いた鹿島アントラーズが、日本勢初の決勝進出! いやー、素晴らしいです。毎試合テレビ観戦していますが(その前のJチャンピオンシップの川崎戦、浦和とのホーム&アウェイ戦と、ここのところアントラーズの試合ばっかり見ています)、この鹿島の勝負強さ、試合巧者ぶりってのはいったい何なんでしょう?というぐらいの見事さです。
どの試合も前半は押されっぱなしだったり、先制されたりで、でも何とか持ちこます。そして後半に修正をかけて、まるで違ったチームのように攻撃を活性化させ、最後には勝利を手にしてしまうのです。何という芸風なのでしょう。
石井監督の采配もことごとく当たっています。先発メンバーの選択、交代選手の選び方、(ケガを抱えた)金崎の温存&後半投入戦法の成功、鈴木優磨投入のタイミング、体力面を考慮した小笠原の休ませ方などなど、すべてが理に適っていますし、結果を出しています。
選手たちも勤勉に走り、プレスをさぼらず、ボール奪取を繰り返し、気の利いたパスを出し、決めるべき所でちゃんと決めます。初戦、2戦での永木の(いつもながら地味目の)大活躍だとか、ボランチに戻った柴崎の見事なスルーパスだとか、昌子や曽ケ端の鉄壁の守りだとか、やるべき人がやるべきことをきっちり行っています。才能と技術のある人たちが、本当に一所懸命やってます。素晴らしいです。
今日の相手は南米王者のアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)。前半、とにかく我慢を重ねてしのぎ、33分にPKをもらって先制。これが効きました。そのPKが、今大会から導入されたヴィデオ・アシスタント・レフェリー(主審の判断でビデオ映像でプレイを確認するシステム)の適用第1号で下された判定でした。しばらく前のプレイを、プレイが切れたところで確認していました。確かに相手選手が西を倒していました。 これ導入すると、これからのサッカーは変わりますよ。よりフェアにならざるを得ないので、日本には有利なはずです。 でもこれで、1-0だったりするといろんな声が出て来そうですが、3-0とあってはアトレチコ・サポーターとしても何も言えないでしょうね。
日曜日の決勝はおそらくレアル・マドリードが相手となるはずです。世界の人が注目します。素晴らしい。まあ、鹿島が負けて当たり前なので、のびのびと精一杯やってください。 あ、それと初戦、準々決勝をBSで放送した日テレさん、これはやっぱり地上波でやるべきでしょ! 日本サッカーの将来のためにも!
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