
サッカー天皇杯の準々決勝、湘南ベルマーレvs.大宮アルディージャを観戦しに、大宮のNACK5スタジアムに行きました。チケットが早々と売り切れたこの試合ですが、小生の周り(バックスタンド湘南側)には結構空席がありましたよ。いずれにしても、いつもここ来ると、いいスタジアムだなあ(こんなの欲しいなあ)と思います。

今日は12月24日ってことで、神様(王様)もサンタ衣装(写真だと見えないけど、赤い帽子もかぶってます)。サポーターたちもライトグリーン(または赤)のサンタ帽多し。

さすがにベスト8ともなると強豪揃い。J2降格のベルマーレは、どう見てもダークホース。だからこそ「クリスマスの奇蹟」に期待したんですけど・・・。

前半32分、アルディージャに先制されますが、なーに互角のサッカーができてますし、チャンスもあります。柏戦同様、後半に逆転のパターンでしょうと思いながら、0-1で後半へ。
ところが52分に奈良輪が2枚目のイエローで退場(1枚目はなんだかよくわからなかったし、2枚目も厳しすぎる気が・・・。クラブW杯のザンビア人の主審だったら、絶対カードは引っ込めたでしょうね)。でもかえってそれが良かったのか、以後湘南の動きが良くなり、走力もアップしたように見えました(途中出場の菊池大介効果も)。どっちが10人なんだ?ってぐらい、局面局面で数的優位を作っていましたし。 で、70分に流れの中から菊地俊介が決めて同点! スタジアムの盛り上がりようったら!!

ただ、その後のベルマーレの攻勢の中で追加点が取れそうで取れなかったのが残念でした。1-1のまま延長戦へ。

するといきなり延長前半3分に、藤田祥史がキーパーに競り勝って、バックヘッドでゴール! ついに10人の湘南が試合をひっくり返しました! その後大宮が攻勢を強めるも、なんとかしのいで2-1で延長後半へ。準決勝まであと15分守り切ればいいのです。ドキドキです。

でも甘くありませんね。延長後半の6分、あと9分ほど守り切れば勝てるってところで、大宮にゴールを割られて同点に。小生の心境としては、もうPK戦でいいから、とにかく守ってくれ!だったのですが、前がかりになる中、再び失点して2-3と逆転されてしまいました。こうなると攻めるしかないので、アンドレバイア、島村を前線に上げてDFを薄くした中、3たびゴールを決められ、結果は2-4で敗れ去りました。

惜しかったです。長い時間を10人で耐えたのに・・・。 勝利まで、ベスト4まで、“very close”でした。ただ湘南は鹿島じゃないんで、延長前半に勝ち越した後、30分近くをしっかり守る文化はないですからねえ。主審に言いたいことはいくつかあるけれど、まあ言ってもしょうのないこと。
でも、称賛に価するサッカーでした。試合後のサポーターからの熱いコールと拍手がそれを物語っておりました。 今日のメンバーの中にも、来年はいない選手がいるのでしょうけれど、とにかくこのサッカーを継続発展させていってもらいたいものです。曺貴裁監督が続投になったので(これには意表を突かれたのですが)、そこはきっちりとやってくれることでしょう。
こんな試合ができるチームですから、来年のベルマーレの活躍が楽しみでなりません。必ず1年でJ1に復帰してくれることと信じています。
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