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2016年12月31日 (土)

映画1ヶ月フリーパスポートまたGET!

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 しばらく前から6,000ポイントが貯まっていたのですが、タイミングを見計らって昨日、TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートに交換しました。やったね。

 昨年に引き続き、ということになるのですが、これにはTOHOシネマズ新宿のオープン(昨年春)が大きく寄与しています。これからは毎年12月にパスポートGETとなりそうです。

 ただ、もらっておいて申し訳ないのですが、これ劇場に行って窓口でチケットと交換しなくちゃいけなくて、しかも席は当日しか取れないので、かなり使い勝手が悪いのです。ネット予約NGなのがイタイですねー。 前回も、朝ランニング練習を兼ねて新宿や渋谷まで30分ほど走って、窓口で席を取って、帰ってから午後出直したりしてましたもんねー。かなりめんどいです。

 ま、与えられた条件の中で、ベストを尽くしていきたいと思います(なんだそりゃ?)。

 本年もご愛読ありがとうございました。 来る年が皆様にとって実り多き日々となりますようお祈り申し上げます。

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2016年12月30日 (金)

「ドント・ブリーズ」:サム・ライミ流の嫌な感じ

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映画『ドント・ブリーズ』は、ワン・アイディアで突っ走るスリラー。アメリカ映画って、1~2年に1本はこういった低予算のワン・アイディア映画の良作が公開されますよね。まあ低予算×ノー・スターともなれば、よっぽど面白くないと日本公開に至らないでしょうから、公開されるってことは出来が良いってことなのでありましょう。

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チンピラ盗っ人と盲目の退役軍人の対決ってだけで、映画1本もたせちゃいます。まあ88分の短さなのですが、密度が濃いので2時間ほどに感じてしまいました。けっこうハラハラドキドキするので、疲れちゃうのです。

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製作者の一人がサム・ライミだからなのか(この監督の資質なのか)、B級感とラフな力強さがありますね。洗練はされていないのだけど、有無を言わせぬ剛球とでも申しましょうか。むしろ何か「嫌な感じ」が残るというか・・・。でも娯楽映画としては、よく出来ておりますよ。客席内にも緊張したりハラハラドキドキ手に汗を握っているようなな空気が流れておりました。

358526_004(以降少々ネタバレあり) ラストもなるほどそう来ましたかって具合に、嫌な感じ。これだと続編作れるような終わり方ですねー。でもどう作るんでしょうか? うまくできたら恐ろしいことになりそうですけど・・・。製作スタッフの創造力に、興味が沸いてくるのでありました。

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2016年12月29日 (木)

菊池大介の移籍(なぜ赤いチームにばかり・・・)

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 湘南ベルマーレの菊池大介が浦和レッズに移籍することが正式に発表されました。併せて、三竿雄斗が鹿島アントラーズに行くことも発表されました。 それぞれ遠藤航と永木亮太に引っ張られたみたいな形ですね。あるいは二人の加入が大正解だったので、二匹目のどじょうを狙ったのでしょうか。

それにしても、赤いチームばっかりです。1年前がレッズ(遠藤)、アントラーズ(永木)、グランパス(古林翔太)。今回もレッズとアントラーズ。そんなに赤いユニが着たいのか?!  そして青+赤のチーム(FC東京)に行った秋元陽太は1年で出戻って来ました(これは朗報)。

 まあJ2降格となったクラブからは、J1で通用する選手が引き抜かれるのが常ですが、(小生の場合、三竿はどうでもいいのですが)菊池大介の移籍には(特にファンではなかっただけに)自分でも意外なことに、ちょっと心にさざ波が立ちました。今でさえ選手層が厚いのに、更に大金を投じてACLを勝てるビッグ・クラブを目指す大型補強を行うというレッズに入っても、カップ戦要員でくすぶっちゃう可能性も大きいのでは? ちょっと心配です。

 小生は現在でもJ2記録となっている彼の16歳のデビュー戦@平塚競技場を、スタジアムで観ていました。 それから10シーズンを湘南で過ごした大介。正直プレイが軽かった頃とか、90分走り続けられなかった頃とか、1対1で負け続けてた頃とかありました。でも今シーズンは、戦う姿勢、最後まで走り抜くスタミナがついて、気迫のこもったプレイを見せていただけに残念です。他のクラブもそういう所を見逃さない(評価された)ってことですよね。まあ、相変わらずシュートを大きくふかしちゃう「らしさ」は持ち続けていますけど・・。

 湘南ユース出身で、ずーっとベルマーレでプレイ、顔もいい中心選手ってことで、このまま居続ければ坂本紘司に次ぐ「ミスター・ベルマーレ」に成ったはずなのに。そこが何とも苦い後味を残す所です。 ユースから時間をかけて育てて、良い選手になったところで、他チームに放出せざるを得なくなるという悲しく虚しいことの繰り返し。その原因は、突き詰めれば「お金」。収益増加のためにも、早くもっとキャパの大きいスタジアム(サッカー専用)が欲しいのです。関係各位、何卒よろしくお願い申し上げます!

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2016年12月28日 (水)

今日の点取占い263

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たまには何かよい物をくれよ   8点

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2016年12月27日 (火)

「特別展 白洲正子ときもの」@松屋銀座

1482846990679松屋銀座で本日スタートの『特別展 白洲正子ときもの』を(~1/16)、仕事帰りに観ました。年末から年始にかけて開催される展覧会ってのは、正月になるとやれ福袋だやれクリアランスセールだと一緒になってやたらと混雑するので、「年末のうちに観るべし」というのが鉄則なのです。かなりゆったりと観ることができました。

この会場では、過去にも白洲正子の展覧会や白洲次郎の展覧会を観たことがありますが、今回は正子の「きもの」にフォーカスした展覧会となっています。

白洲正子のきものって、(趣味の能装束を除いては)基本的に普段着中心です。綿や絣や紬などが多く、派手さはありません。いわゆる訪問着的な華やかさとは無縁で、色合いも渋いものばかりです。そこに彼女の精神と心意気が感じられます。そして「用の美」という民芸のコンセプトとも相通じるものがありますね。

そしてそのスピリットは、企画や選品、会場設計にも共通していました。なんか気持ちの良い会場なのです。ここでいろんな展覧会を観ましたが、これだけ細部と質をゆるがせにしないきっちりした造りなのに、それを押し出さずにあくまでも引き立て役に徹している会場というのも久々です(入口の赤と黒だけは主張しておりましたが)。ベージュと黒を基調に、リラックスした落ち着きと凛とした精神性が両立しているのです。所々にあるいけばなやその花器も、変に主張せず抑制していて、この展覧会にぴったり合っていました。

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今日びの展覧会にしては珍しく、映像も音響もありませんでした。でも、それこそがふさわしい展覧会なのでした。ただその静けさのため、壁の向こう側のおしゃべりとか雑音が妙に気になることは残念でしたが、お客さんがたくさん入れば自然なノイズが漂うので、その問題はなくなるのでしょうね。

最後のコーナーにある正子さんの丸っこい字がステキでした。何とも言えぬ味わいがあって、見飽きませんでした。 そして白洲次郎の羽織があったのですが、羽裏が虎模様の柄! 確かにあれは、次郎さんあたりじゃないと似合わないでしょうねー。

随所の壁面に記されている正子さんの言葉も、いちいち気が利いているのでありました。

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2016年12月26日 (月)

「酩酊!怪獣酒場」第3巻

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ウルトラ怪獣たちが出演(?)する人情酒場コメディ漫画『酩酊!怪獣酒場』の第3巻が出たので買いました。

(1・2巻はこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-b8d1.html

表紙は焼鳥を焼くゼットン。その背後にはカネゴンとダダの姿も。こんな感じにシュールなのです。 3巻では怪獣酒場のチーフのケムールさんがますます主役として活躍。ケムール人ファンの小生としても、嬉しい限りです。

今回、怪獣以上にインパクトがあったのが新入社員の瀬戸文太。打たれ弱くて、怒られるのがいやなばっかりに、わざと無能を装って見放されているというとんでもないキャラ設定なのです。うーむ、考えさせられる今日性がありますね。

そして最後にオドロキの展開が待っています。びっくりです。 第4巻が楽しみです。

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2016年12月25日 (日)

「ヒッチコック/トリュフォー」:たぶん本の方が面白い

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映画『ヒッチコック・トリュフォー』は、あの名著『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』の映画化(?)です。と言っても、小生はあの本をパラパラと立ち見しただけで、読んでいないんですよねー。まあ、でも本は本、映画は映画、別物ですよね。

観ていて、たぶん本の方が面白いんだろうなあと思いました。映画の方は、何と言ってもヒッチコック作品のフッテージというドンズバの素材があるのですが、それを細かく分析することはほとんどありませんでした。生かしきれませんでした。 映画が映画として存在するために、現存する10人の映画監督がヒッチコック作品を語るインタビューという手法を多用しています。これが今一つ面白くないというか、キレがよろしくない。詳しい分析は既に本の中で成されているので(たぶん)、監督たちとしてはただただヒッチを褒めそやすしかないみたいです。

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各作品について結構ネタバレもしちゃってますので、少なくとも『めまい』と『サイコ』はご覧になってから本作を鑑賞することをお勧めいたします。

もっと色々と深く「映画術」を突き詰めてもらいたかった気もいたします。なにしろ1時間20分の映画なので、食い足りない感じなのです。残念です。

序盤に23歳のヒッチコックの写真が出て来ますけど、今とは時代が違うとは言え、老けてましたねー。40歳ぐらいに見えました。まあ、オーソン・ウェルズだって26歳の『市民ケーン』の時から老けてました1482673207848から、巨匠は若くして老成するのかもね。

いつも頑張っている新宿シネマカリテ独自の作品装飾(?)コーナー。今回はこんな具合でした。

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2016年12月24日 (土)

湘南、延長後半で力尽きる(天皇杯準々決勝)

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サッカー天皇杯の準々決勝、湘南ベルマーレvs.大宮アルディージャを観戦しに、大宮のNACK5スタジアムに行きました。チケットが早々と売り切れたこの試合ですが、小生の周り(バックスタンド湘南側)には結構空席がありましたよ。いずれにしても、いつもここ来ると、いいスタジアムだなあ(こんなの欲しいなあ)と思います。

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今日は12月24日ってことで、神様(王様)もサンタ衣装(写真だと見えないけど、赤い帽子もかぶってます)。サポーターたちもライトグリーン(または赤)のサンタ帽多し。

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さすがにベスト8ともなると強豪揃い。J2降格のベルマーレは、どう見てもダークホース。だからこそ「クリスマスの奇蹟」に期待したんですけど・・・。

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前半32分、アルディージャに先制されますが、なーに互角のサッカーができてますし、チャンスもあります。柏戦同様、後半に逆転のパターンでしょうと思いながら、0-1で後半へ。

ところが52分に奈良輪が2枚目のイエローで退場(1枚目はなんだかよくわからなかったし、2枚目も厳しすぎる気が・・・。クラブW杯のザンビア人の主審だったら、絶対カードは引っ込めたでしょうね)。でもかえってそれが良かったのか、以後湘南の動きが良くなり、走力もアップしたように見えました(途中出場の菊池大介効果も)。どっちが10人なんだ?ってぐらい、局面局面で数的優位を作っていましたし。 で、70分に流れの中から菊地俊介が決めて同点! スタジアムの盛り上がりようったら!!

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ただ、その後のベルマーレの攻勢の中で追加点が取れそうで取れなかったのが残念でした。1-1のまま延長戦へ。

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するといきなり延長前半3分に、藤田祥史がキーパーに競り勝って、バックヘッドでゴール! ついに10人の湘南が試合をひっくり返しました! その後大宮が攻勢を強めるも、なんとかしのいで2-1で延長後半へ。準決勝まであと15分守り切ればいいのです。ドキドキです。

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でも甘くありませんね。延長後半の6分、あと9分ほど守り切れば勝てるってところで、大宮にゴールを割られて同点に。小生の心境としては、もうPK戦でいいから、とにかく守ってくれ!だったのですが、前がかりになる中、再び失点して2-3と逆転されてしまいました。こうなると攻めるしかないので、アンドレバイア、島村を前線に上げてDFを薄くした中、3たびゴールを決められ、結果は2-4で敗れ去りました。

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惜しかったです。長い時間を10人で耐えたのに・・・。 勝利まで、ベスト4まで、“very close”でした。ただ湘南は鹿島じゃないんで、延長前半に勝ち越した後、30分近くをしっかり守る文化はないですからねえ。主審に言いたいことはいくつかあるけれど、まあ言ってもしょうのないこと。

でも、称賛に価するサッカーでした。試合後のサポーターからの熱いコールと拍手がそれを物語っておりました。 今日のメンバーの中にも、来年はいない選手がいるのでしょうけれど、とにかくこのサッカーを継続発展させていってもらいたいものです。曺貴裁監督が続投になったので(これには意表を突かれたのですが)、そこはきっちりとやってくれることでしょう。

こんな試合ができるチームですから、来年のベルマーレの活躍が楽しみでなりません。必ず1年でJ1に復帰してくれることと信じています。

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2016年12月23日 (金)

「フィッシュマンの涙」:コントじゃありません

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韓国映画『フィッシュマンの涙』は、そのビジュアルからしてトンデモ・コメディにしか見えないのですが、実のところ結構シリアスなので、びっくり。

新薬の治験の副作用で魚人間に突然変異したってことなんですけど、「なんで上半身だけそうなって、下半身は人間のままなの?」っていう疑問は、とりあえず胸にしまっておきましょう。

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でもいつもフーデッド・パーカをかぶっている、このコントに登場しそうなフィッシュマン(半魚人?)くんが、無愛想なようでいて、そこはかとない愛嬌があったりもします。見飽きないのです。フィッシュマンのプロモーション・フィルムと言ってもいいかもです。

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フィッシュマンの爪がはがれるところは、『ザ・フライ』を連想しました。それにしても、陸で生きる彼はエラ呼吸なんでしょうか(ちゃんとしたエラがあるのです)? 鼻呼吸なんでしょうか?

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でも残念なことにこの映画、肝腎の社会性の部分がうまく処理できていないんです。生硬というか、こなれていないんです。 コメディや不条理劇の形を借りて社会の不正や悪を告発するってのは、昔からよくある方法なのですが、不条理コメディとしても社会派ドラマとしてもうまくいっていません。狙いはわかるけど、力足らずな感じなのです。もっと腕のある監督なら、この題材で(この魚男で)もっと泣かせたり感動させたりできるのになあと感じました。

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2016年12月22日 (木)

明治ザ・チョコレート BEAN to BAR

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チョコレートのこだわりの製法である「BEAN TO BAR」って、ここのところ流行ってますよね。文字通り「豆の厳選から板チョコになるまでの工程を一貫して行うこと」なのですが、その本格的なチョコ自体を指してそう言うこともあります。

で、この秋に発売されたのが大手・明治製菓の『ザ・チョコレート BEAN to BAR』のシリーズ。小生が見かけて買ったのは、ここに記す4種類なのですが、そして当初投入されたのは確かにこの4種類なのですが、サイトで確認すると全6種類のようですね。後から2種類追加したのでしょう。

明治のサイトを見て、開発者二人の話などを読むと、気合の入りようがわかります。素晴らしいです。本当の上質チョコレートをお手軽な価格でという熱いハートが伝わって来ます(実際、このレベルにしては破格の、税込220~30円程度です)。でかした、よくやった! (普通bean to barの本格チョコっていうと、1枚800円とか1,000円とかしますからね)

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明治の製品サイトはこちら↓

http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/

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なんて載せてますけど、この記事は宣伝とかステマとかアフィリエイトとか一切関係ありません。公式サイトがよく出来てて、わかりやすかったから紹介しただけです。

4種類を順に紹介すると、以下の通りです。

カカオ70%の「Comfort Bitter」(力強い深み)

カカオ70%の「Elegant Bitter」(華やかな果実味)

カカオ54%+ミルクの「Sunny Milk」(優しく香る)

カカオ49%+ミルクの「Velvet Milk」(濃密な深みと旨味)

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香りと味は、まさにパッケージに書いてある通りです。

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それぞれに個性を発揮して、力強かったり華やかだったり優しかったり濃密だったりしています。それにパッケージ裏には味や香りの特質を示す7角形の図が出ていて、「なるほど、果実香が強くて酸味もあるのか」とか「ナッツ感とビター感が突出しているのだなあ」とかがわかりやすくなっています。言われてみりゃあその通りだよなあって感じの解説で、素人にはありがたいです。

こうなると、大江戸が一番好きなのは?と聞かれても、「うーん、どれもみんなそれぞれの良さがあります」とか、『ローマの休日』みたいな返答をしてしまいそうなのですが、本当にそうなのです。

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それと、パッケージデザインが最高に素晴らしいですよね。実力のあるデザイナーがやっているに違いないのですが、誰なのでしょうか? 同デザインの色分けというアイディアも、その色(珍しい微妙な色で、美しい!)の選択も、銀の箔押しの使用も、素敵なイラストレーションも、紙のチョイスも、内袋や箱の内側のデザインも、情報の整理も・・・いやー、ことごとく質の高い良い仕事です(コピーライターの仕事も含めて)。

あと2種類も制覇しなくっちゃですね。

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2016年12月21日 (水)

「灼熱」:その意欲は買うけれど・・・

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映画『灼熱』は、クロアチア、スロベニア、セルビアの共同制作。監督はクロアチアのザグレブ出身のダリボル・マタニッチ。1991年、2001年、2011年を舞台にした3つの物語から成り立っていますが、それぞれの時代の別々のカップルを演じる男女優が同じ人(主役のみならず脇役にも同じ人が多い)という趣向(実験?)です。

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旧ユーゴスラビアをめぐる1990年代の民族間紛争に関しては、ちっとは知っています。ストイコヴィッチやオシムの本を読んでいると、どうしても重要な背景として出て来るものですから。こんなに近い時代のヨーロッパで、隣人同士が殺し合う状態だったわけです。複雑な歴史と入り組んだ民族、そして政治が生んだ悲劇。一応簡単に予習してからご覧になった方がよろしいと思います。

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そんな中、敵同士であるクロアチアとセルビアの3組のカップル(とも言い切れないけど)を、紛争直前(91)、紛争収束後(01)、その後(11)という3つの時代の中で描くというアイディアは、とても意味のあることでしょう。このカップルを同じ俳優が演じることによって、「もし生まれた時代が違っていたら」と思わせ、観る者それぞれぞれに「自分のこと」として、また普遍的なこととして考えさせる、そんな作品になっています。

357900_005ただ、作品としての出来は今一つ。映画として十分にこなれていないし、心奪われるほど見事な表現には至っていないのです。 3つのエピソードに共通する、アドリア海にざぶんとつかる映像も、その意味するところがどうにも不明解で、こちらには伝わって来ませんでした。

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2016年12月20日 (火)

「逃げ恥」ロスの始まりです

さあ、『逃げ恥』ロスの始まりです。 とうとうTBS『逃げるは恥だが役に立つ』の最終回が終わってしまいました。まあ、きれいに着地できたって感じですけど、明日からは皆さん、みくりさんも平匡さんもいない日々をどう生きていくのでしょうか?

 視聴率はそれなりの良さでしたが、それ以上に話題性において大きかったですね(もちろん恋ダンスも含めて)。テレビドラマ史上に消えない足跡を残したと言っていいでしょう。男女の関係や恋愛、結婚の形が一昔前とは大きく変わっている今日の時代性をヴィヴィッドに反映させたメッセージ性も強かったですが、何と言ってもムズキュンもどかしラブストーリーとして、よく出来ておりました。妄想シーン、TV番組パロディーに代表される遊び心も最高でしたし、主人公の二人以外の登場人物たちもよく描かれていて、しかも全員愛すべき人たちでした(百合さんも素敵でしたねえ)。 脚本は『掟上今日子の備忘録』『重版出来!』の野木亜紀子。ノッてます。いい仕事が続いています。

 ラス前の最後から最終回へと、突然やたらと面倒くさい人になってしまったみくりさんですが、まあここに作品の主張があったこともよくわかります。ってゆーか、面倒くさい人なんて言うと非難されちゃいそうです。でも、こと恋愛に関しては「理屈を超えていけ」だと思うんですけどねえ(小生は仕事に関してだって「理屈を超えていけ」だと思っているぐらいなので)。とにかく平匡さんは、寛大で懐の広い方でした。

 それにしても、せっかくマスターした恋ダンスを、これからの人生でどう生かしていけばいいのでしょうか? TBSさん、責任とってください!(武道館・1万人の恋ダンスとか企画してください!)

 

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2016年12月19日 (月)

「海賊とよばれた男」:岡田准一×特殊メイクの実験

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映画『海賊とよばれた男』は、2時間25分の岡田准一ワンマンショーですね。主人公・国岡鐡造の20代から90代までを一人で演じることの凄さ。60代の彼がホーム・ポジションとなって、他の時代へ行っては戻る作りなのですが、とにかく特殊メイク以上に相当な演技力を要求される仕事を成し遂げました。彼の老け演技を見ていて思い出したのは、『ジャイアンツ』のジェームズ・ディーンでした。

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さすがは山崎組と思ったのは、特殊メイクの質の高さ。35歳の岡田が60代や90代を演じるとなれば、普通の技術でやったらほとんどコントみたいなメイクになってしまうところでしょう。それをリアルに、「ああ、岡田が年取るとこういう顔になりそうだよね」と納得させてくれる見事な仕事。かなりチャレンジングな仕事だったと思うのですが、「手の老い方」をしっかりと表現しているあたりが、さすが山崎組!なのです。

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でもせっかく山崎組でこれをやるんだったら、戦後日本の焼け野原から復興へ至る風景をもっとたっぷり拝みたかったです。あの歌舞伎座隣のアールのついた出光興産別館ビルは、懐かしい建物ですねえ(現在は建て替えられて、この美しいアールではなくなっています)。

まあ、経済伸長期の日本の男たちの物語なので、かなりむさ苦しいし、主人公自身かなり強引な山師です。こんな男を國村隼が演じたら、本当にいかがわしい悪者になってしまいますが、岡田君だからみんな無意識のうちに味方になって応援してしまうのですね。

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それにしても「男ばっか」です。綾瀬はるかと黒木華以外は、みーんな男ですもんね。あー、やだ。でも、着物姿やスーツや帽子は、みんなそれなりにカッコイイのです。

この男たちの苦労が現在につながっているのだという部分をもっと表現してくれたらなあ・・・ってのが正直な感想です。「その昔、凄い男がいた」ってことだけに留まっちゃっているのが、少なからず残念なのです。

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2016年12月18日 (日)

クラブW杯、鹿島大健闘の準優勝!

 FIFAクラブ・ワールドカップの決勝:レアル・マドリードvs.鹿島アントラーズ戦をTV観戦。鹿島が決勝進出を決めた時点で、横浜のチケットがまだ余っていたようでしたが、一番安いカテゴリー4でも1万円(一番高い席は4万円)だったのと、あまりにも寒そうだったのでやめました(まあ3位決定戦と決勝2試合分の料金ってわけですけど)。でもやっぱり行きたかった・・・そんな試合でした。

 試合は皆さんご存じの通り2-2で延長戦となり、最終的にはロナウドのハットトリックでレアルが突き放し、4-2の勝利。クラブ世界一となりました。でも、鹿島も世界チャンピオンまであとわずかまで迫りました。おそらく世界でもちょっとしたセンセーションとして報道されることでしょう。80分から90分+アディショナルタイムあたりの攻撃の中で決めていたら・・・、笛直前の遠藤のシュートが入っていれば・・・。

 延長戦に入って、レアルはむしろスピードアップしてきたのに対して、連戦疲れの鹿島は足が止まった感じ。そこでロナウドの速さと技にやられてしまいました。まあ、しょうがありません。昨年度の年収が270億円を超えていた男ですから。逆にこれぐらいやらないと、給料ドロボーです。↓

https://t.cll-j.com/cristiano-ronaldo-annual-income/

 それにしてもレアルに先制されて、「ああ、やっぱり厳しいなあ」と思っていた前半終了間際に、柴崎岳がボレーを決めて1-1にした時には、ちょっと泣きそうになりましたよ。スゴイ! レアルと互角に戦っている、と。だって、決してガチガチに守ってカウンターという「弱者の戦法」ではありませんでしたから。 そして後半7分にまた柴崎が決めて2-1と逆転した時には、興奮しました。スゴ過ぎです。 ただその後PKで同点にされ、90分で決着がつかず延長に。残念ながらそこまででした。

 ただ、そこまでの試合運びで、世界中に大いに感銘と衝撃を与えたと思います。アントラーズ、本当によくやってくれました。 今日は柴崎と西と昌子と曽ケ端が素晴らしかった反面、金崎と永木と遠藤が良くなかったです。ミスも多く、あまり良い働きができませんでした(まあ効いてるプレイも時々ありましたが)。柴崎と昌子はどっかのビッグクラブが欲しがるんじゃないかなあ。 ま、永木もここまでやれたなんて、湘南を出た甲斐があったってもんでしょう。これなら、こっちもあきらめがつきます。良かったね、亮太くん。

 こんなアントラーズに2015年シーズン2勝0敗だったベルマーレは、いやー、凄いクラブなのかも知れませんね(2016シーズンは連敗したけど、ナビスコ(ルヴァン)カップでは勝ちましたし)。

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2016年12月17日 (土)

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」:終盤は持ち直すけど・・・

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映画『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』は、いろんな所で『エピソード3.9』と呼ばれている通り、『エピソード4 新たなる希望』の10分前(?)までの物語。ジェダイ抜き、ライトセーバーちょっぴりの、かなりシリアスな物語です。

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小生は『スター・ウォーズ』シリーズに特段の思い入れが無いので、本作にもそれほど期待していませんでした。実のところ中盤まではかなり地味な展開ですし、絵的にも暗くて、その上みんな暗いトーンの服を着ているのですからねえ。それに、みんな新しいキャラクターなので説明していかなくちゃならないし、こちらとしては誰がどんな奴やら覚えきれない感じだし、展開が今一つのろいこともあって、ノレなかったんですよねー。133分がかなり長く感じられました。

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(以降ややネタバレあり) でも終盤に至って一気に、画面が明るくスピーディーになります。楽園リゾートのような風光明媚な景色の中、次から次へと見せ場が続いていきます。そして千両役者=ダースベイダーの登場があったり、本作主役二人のちょっと感動的なシーンがあったりするエンディング近くは、なかなか良くできておりまして、そのまた最後にCGの「あの人」が登場する場面には「おお!」と思いました(ちょっと、顔がいかにもCG過ぎたと思うのですけど・・・)。

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ドニー・イェン、チャン・ウェンと二人の中国人俳優が大きな役を担っているのが、いかにも今日びのハリウッド的。ドニー・イェンは、サッカー日本代表キャプテン長谷部に村上春樹を足して座頭市をまぶしたような顔でしたね。 また、『アイアン・ジャイアント』風の黒くて長身のドロイドが、愛嬌あって良かったですねー。そういえば、R2-D2とC-3POもしっかり1シーン出ておりました。『帝国の逆襲』に出てきた巨大な象みたいなAT-ATの勇姿もたっぷり拝めますし。

『スター・ウォーズ』らしさをキープしながらの新曲を入れたり、『スター・ウォーズ』のオリジナル・テーマをエンドタイトルロールに流したりと、音楽面でもファンは喜べるのではないでしょうか(あのエンドタイトルでの監督名の出方やフォントとかもね)。

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2016年12月16日 (金)

「ブルーに生まれついて」:いつもの破滅型アーティストの物語

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映画『ブルーに生まれついて』は、伝説のジャズ・トランペッター=チェット・ベイカーの伝記的映画。でも、かなり脚色してあるそうですね、これ。

そして、チェット・ベイカーの音源は全く使用していないそうで、歌はベイカー役のイーサン・ホークが感じ出して歌っています。うまいもんです。

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天才アーティストが麻薬に溺れて、身を持ち崩していくという「定番ストーリー」です。冒頭の光と影のモノクロ映像が美しく、それと全編の物語展開から『レニー・ブルース』を想起したのは、小生だけでしょうか? でも『レニー』の方が断然厳しく、断然美しく、断然心に染み入ります。

役者陣はイーサン・ホークの好演が評価されているようですが、大江戸的には昔なじみのプロデューサー役のカラム・キース・レニーや、チェットのお父さん役のステファン・マクハティがカッコイイと思いました。味があります。

時節柄どうしても、ASUKA被告の覚醒剤事件が頭をよぎりました。物を創造する人が村上春樹さんのように健康かつクリーンであり続けることは、難しいのですかねえ。

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2016年12月15日 (木)

ストーンズの「BLUE & LONESOME」

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先日発売されたザ・ローリング・ストーンズの11年ぶりの新アルバム『BLUE & LONESOME』を輸入盤で買いました。

たった三日でレコーディングされたという12曲入り。そして、全曲ゴリゴリのブルースです! こんなオールドスタイルのブルース・アルバムがUKチャートや日本の洋楽チャートで1位になるってのは、さすがストーンズでスゴイことなんですけど。

「原点回帰」ってことなんでしょうけど、うーむ、ハッキリ言って小生としてはもっと「ロック」が聴きたかったので、残念です。 まあ演っているストーンズのメンバーは気持ち良かったでしょうけど--キースの雰囲気たっぷりのゆったりしたギターとか、ミックのいつもながらのヴォーカルや味わい深いブルースハープとか。

でも、もしまた来日してくれたとしても、このアルバムのパートは結構退屈してしまいそうでコワイのです。後半のヒット・パレードは、いつも通りメッチャ盛り上がるのでしょうけどね・・・。

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2016年12月14日 (水)

鹿島、南米王者を破り、クラブW杯決勝へ!

FIFAクラブ・ワールドカップを初戦、準々決勝、そして今日の準決勝と勝ち抜いた鹿島アントラーズが、日本勢初の決勝進出! いやー、素晴らしいです。毎試合テレビ観戦していますが(その前のJチャンピオンシップの川崎戦、浦和とのホーム&アウェイ戦と、ここのところアントラーズの試合ばっかり見ています)、この鹿島の勝負強さ、試合巧者ぶりってのはいったい何なんでしょう?というぐらいの見事さです。

どの試合も前半は押されっぱなしだったり、先制されたりで、でも何とか持ちこます。そして後半に修正をかけて、まるで違ったチームのように攻撃を活性化させ、最後には勝利を手にしてしまうのです。何という芸風なのでしょう。

石井監督の采配もことごとく当たっています。先発メンバーの選択、交代選手の選び方、(ケガを抱えた)金崎の温存&後半投入戦法の成功、鈴木優磨投入のタイミング、体力面を考慮した小笠原の休ませ方などなど、すべてが理に適っていますし、結果を出しています。

選手たちも勤勉に走り、プレスをさぼらず、ボール奪取を繰り返し、気の利いたパスを出し、決めるべき所でちゃんと決めます。初戦、2戦での永木の(いつもながら地味目の)大活躍だとか、ボランチに戻った柴崎の見事なスルーパスだとか、昌子や曽ケ端の鉄壁の守りだとか、やるべき人がやるべきことをきっちり行っています。才能と技術のある人たちが、本当に一所懸命やってます。素晴らしいです。

今日の相手は南米王者のアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)。前半、とにかく我慢を重ねてしのぎ、33分にPKをもらって先制。これが効きました。そのPKが、今大会から導入されたヴィデオ・アシスタント・レフェリー(主審の判断でビデオ映像でプレイを確認するシステム)の適用第1号で下された判定でした。しばらく前のプレイを、プレイが切れたところで確認していました。確かに相手選手が西を倒していました。 これ導入すると、これからのサッカーは変わりますよ。よりフェアにならざるを得ないので、日本には有利なはずです。 でもこれで、1-0だったりするといろんな声が出て来そうですが、3-0とあってはアトレチコ・サポーターとしても何も言えないでしょうね。

日曜日の決勝はおそらくレアル・マドリードが相手となるはずです。世界の人が注目します。素晴らしい。まあ、鹿島が負けて当たり前なので、のびのびと精一杯やってください。 あ、それと初戦、準々決勝をBSで放送した日テレさん、これはやっぱり地上波でやるべきでしょ! 日本サッカーの将来のためにも!

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2016年12月13日 (火)

衝撃のショートケーキ味焼きそば

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誰がこんなものを考えたのでしょうか?!

明星『一平ちゃん 夜店の焼そば ショートケーキ味』です! クリスマス・シーズンにぴったりのような気がいたします(ホントか?)。

パッケージには「バニラ風味マヨ付」「彩りシュガーと甘ずっぱ~いいちごとコロコロぐると(ヨーグルト風味キューブ)入り!」と書いてあります。 特製ソースを開けると、なんとバニラ風味が香ります。「かやく」も「後のせかやく」になっていて、彩りシュガーとコロコロぐるとと乾燥いちごが入ってます。マヨビームと合わさって、華やかです。そして、そのお味は・・・

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うーん、まあ奇跡的うまさ!とはなっていませんよね。一応食べられるけど、激マズではないけれど、甘いだけじゃなくてうっすらと醤油味がついてるけど、結局はケーキ風味の甘い焼そばですから…。やっぱり普通のソース味の方がおいしいに決まっています。これは、どちらかというと罰ゲームの領域ですね。でも最後まできっちり食べました(えへん)。 一度食べりゃ、もうそれでいいですけどね。

それにしても、これを商品化して発売する明星食品って、冒険者だなぁー(遠い目)。

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2016年12月12日 (月)

「エヴォリューション」:変態耽美作家の難解アート・ホラー

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映画『エヴォリューション』は、あの耽美的で謎に包まれた『エコール』のルシール・アザリロヴィック監督作品。原題はあのアイヴァン・ライトマン監督の愚作『エボリューション』と同じですが、作品の方向性は真逆です。耽美であり、悪夢であり、「初期のクローネンバーグやリンチを思わせる」という評もごもっともです。

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まずはオープニングの海中映像が美しく、そして岩場の異様な光景に心をかき乱されます。ヒトデ・・・。その後は重要な要素である「病院」「手術室」あたりも交えて、全編(といっても81分ですが)が不安と違356574_004和感に満ちています。 

でも、この監督が公私にわたるギャスパー・ノエのパートナーだと知って、すっかり納得してしまいました。あー、だからかー。なるほどねー、って感じでした。二人とも変態ですもんね。

 

悪夢の入れ子細工みたいな展開でもあり、何よりも一筋縄ではいか356574_002ない「難解な」作品なのです。普通にSFやホラーとして十分成立させられる題材なのですが、作者としては当然そこらには興味がないんですよね。

人間は海から生まれ(海の生物が進化し)たってこととか、人間の体の70%が水分であり、地球の70%が海であるってこととかを連想させる作品でもありました。

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2016年12月11日 (日)

「メン・イン・キャット」:なんて邦題だ

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映画『メン・イン・キャット』のタイトル(邦題)は、どう見ても『メン・イン・ブラック』のパクリで、その証拠にポスター・ビジュアルに大きく「MIC」と入っています(はい、「MIB」のリーパクです)。あ、そうか! 本作の監督は『MIB』シリーズのバリー・ソネンフェルドなんでした。 

(以降少々ネタバレあり) それにしても「Men in Cat」って、どう考えても英語的に間違っていそう。“cat”に不定冠詞がついてないし、感覚的にも猫の着ぐるみを着た男たちみたいだし、そもそも“men”と言いつつもケヴィン・スペイシー一人の話だし(これに関しては、ラストで一応「まあ、menでもいいか」となります)・・・。 ちなみに原題は“Nine Lives”です。

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まあ1時間27分の軽いお楽しみ。それ以上でも以下でもありません。監督以下みんなそれをわかっていて、リラックスしてこの「ありきたりなコメディ」を作っているものと思われます。でも、そんな映画もあって良いでしょう。ネコ好きには結構楽しめると思いますし。

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ケヴィン・スペイシーが出てることでハクのついた本作ですが、彼は序盤以降「消えて」しまうので、むしろ妻役ジェニファー・ガーナーや娘役マリーナ・ワイズマンの好演が光ります。おっと、クリストファー・ウォーケンもまたいつものように怪演しておりましたね。 とはいえ、人間たちは当然のごとくネコちゃんに持ってかれちゃってますけれど・・・。

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猫の島として有名な宮城県の田代島が出て来たのには、ちょっとびっくり。 そしてニューヨークを舞台にした典型的な「アメリカ映画」である本作が、なんとフランスと中国の合作だという事実に、もっとびっくりなのです。

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2016年12月10日 (土)

「RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編」:不思議ですロード変

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この映画の正式タイトルは『RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して・・・蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編』って、長っ!!! 関係者でも誰一人暗記していないのではないでしょうか? これをしっかり暗記して、劇場窓口で「RANMARU~~(中略)~~デスロード編」1枚!って言う勇者は現れないものでしょうか? ただこれ、作品中のタイトルシーンでは図案化したタイトルの円環部分に読めないほど小さく入っているだけで、そこにかぶる声では、『RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編』とだけ唱えられておりました。

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TVドラマ放映時には最初の3~4回だけ見て、いっこうに面白くならないので、堤幸彦ファンの小生としても見限って、見るのをやめてしまいました。 で、映画の方はというと・・・まあ似たようなもんです。そもそもなぜこれを映画に??ってところがあるわけですが・・・。なぜなんですか、松竹さん? 不思議です。

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ウェリントン眼鏡の向井理は、昔の大江千里のようです。まあ彼はいいとして、誰もが問題だと思うのが木村文乃。なぜ彼女をキャスティングしたのでしょう? このハイパー・テンションで、ギャグすべりまくりのウザイ女を、痛々しく演じておりますが、もう「無理してる」感たっぷり。明らかなミス・キャストでしょう。中谷美紀を、仲間由紀恵を、戸田恵梨香を、魅力的なヘンテコ・キャラとして生み出してきた堤さんなのに、なぜ「やっちまった」のか? 不思議です。どうでもいいけど木村文乃って、顔に力が入ると頬に変なくぼみというか線というかができるのですね。不思議です。

358170_006素直に笑えたのは、『頭文字D』の藤原とうふ店の車のパロディー。ドリフトしまくってました。 あとはいつも通り、小ネタ、内輪ネタ満載です。ギャグ比重が高い分、スリップ率も高いのがこの作品。テーマ曲の坂本冬美に代表されるように、狙い過ぎて外しちゃってることも多いのが困ったもんです。

終映後のお客さんたちの雰囲気も、「うーん・・・」って感じでした。堤さ~ん。 近作でも『ヤメゴク』は面白く優れていただけに、また挽回作をお願いしますね。

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2016年12月 9日 (金)

「弁護人」:強度のある正義の物語

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映画『弁護人』は、韓国の盧武鉉(ノ ムヒョン)元大統領の弁護士時代の実話を基にした、正義と勇気の物語。ソン・ガンホのワンマンショーでもあります。

1980年代が舞台ですが、その頃の韓国の時代臭がよく描けているのかどうかは、小生にはわかりません。ただ、多くの役者が明らかにヅラ頭になっているのはわかります。

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韓国では1,100万人を動員する大ヒットとなったそうですが、こういう硬派な社会派ドラマ、正義の物語が広く受け入れられたってのは、かなりうらやましいことです。日本でこういう映画を作っても、かようなヒットというのは望むべくもないと思うのです。韓国って、『トガニ 幼き瞳の告発』とか本作とか、社会性の強い告発映画が結構受け入れられるお国柄のようで、そこらへんは立派だよなあと思うのです。

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ただ、政治性、社会性を抜きにしても単純に面白い映画として成立しています。ジェームズ・スチュアートからトム・ハンクスに至るアメリカン・ヒーローが演じてきた役がソン・ガンホの役柄なのです。 そして「悪役」はとてつもなく悪くてふてぶてしくて、観る者の怒りに火をつけるのです。だからこそ、正義のヒーローが引き立つようにできているのです。主人公が最初から「正義」だったわけではなく、いいかげんな奴が突如目覚めて、めきめきと勇気あるヒーローになっていくあたりも、娯楽映画の典型パターンです。

356510_002かように「通俗」であり、洗練からは遠い作品ですが、通俗ならではの強度があります。そこらも韓国映画らしいところ。ソン・ガンホの好演が更に強度や広がりを増幅させていることは、言うまでもありません。

どの国においても、このような映画は作られ続けていくべきだと思うのです。世の中の理不尽や暴力へのプロテストとして。若い世代への啓蒙のため。そして映画人の熱い魂を示す上でも・・・。

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2016年12月 8日 (木)

富山と柴又のバウムクーヘン

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バウムクーヘン好きの大江戸です。久々に2種類のご紹介。

こちらは富山県「セイアグリー」のバウムクーヘン。ご覧のように、外箱もなくビニールパックの表面に¥1,600なんてシールが貼られていて、ある意味「雑」な感じ。高級感、進物感はありません。 でもここんちは健康卵の会社であり、ショートニング≒トランス脂肪酸を使わないお菓子作りをしているのだそうです。なるほど原材料は健康卵、発酵バター、小麦粉、砂糖、ハチミツ、レモンなどで、変なものは入っていません。だからこんな風体だし、そんなに大きくもないのに、そこそこいいお値段なのです。

かなりしっとり系で、生地の目が詰まった感じのバウムクーヘンです。確かにタマゴ感やらバター風味やらハチミツ感やらで濃厚においしいのですが、うーん、レモンが余計なんですよねー。微かな風味ではあるのですが、バウムクーヘンにレモンは不要なのです。そこがひっかかりました。残念。

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で、こちらは柴又の洋菓子店「ビスキュイ」の『柴又輪菓(りんか)』というバウムクーヘン。「でこぼこハードタイプ」です。

小生はふわふわタイプのバウムクーヘンは認めない派なので、ハードタイプ歓迎です(ここのお店には硬軟両方のタイプがありました)。そしてハードタイプと言えば、デコボコなのです。

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かなりハード系で、へたするとポソポソの領域まで届いてしまいそう。さすがにもう少し湿度があった方が良いのでは? でもミルクやカフェオレと合わせる分にはちょうど良いのかも知れません。

一方、タマゴ感、バター感たっぷりの濃厚さは高評価。大好きです。表面のシュガーグレイズも結構であります。

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2016年12月 7日 (水)

今日の点取占い262

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にわとりの鳴声のまねをしろ   6点

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2016年12月 6日 (火)

ちくわパン&りくろーおじさんのチーズケーキ

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まずは一部で結構有名らしい『ちくわパン』。パンのど真ん中にちくわが1本はさんであって、ちくわの穴にはシーチキンが埋まっているという寸法。

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見た目は貝のようです。で、食べてみると、意外と違和感なく全体が融合していて、悪くないです。めっちゃうまい!とまではいきませんが、まあまあおいしいってところです。

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もう一つは、

スフレタイプのホール・チーズケーキ。『りくろーおじさんのチーズケーキ』です。以前流行した『マゼランのチーズケーキ』に近いタイプで、大きさもあのサイズ。時節柄、真ん中にサンタクロースの焼き印が押してあります。このお店、神戸じゃなくて大阪のみのお店なんですってね。

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レーズンがたっぷり(均等に)下の方に入ってます(マゼランのは全体に散らしてあったように思います)。色も味もマゼランよりも淡い感じ。関西風なのでしょうか?

久々に食べると、「これこれ、この味!」って感じで、おいしかったなあ。電子レンジで温めて食べると、更においしかったです。 あーあ、なんでマゼラン、なくなっちゃったのかなあ。復活してほしいなあ。

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2016年12月 5日 (月)

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」:陰の主役=ジェイコブ

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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、広告でさかんに「J.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズ最新作」って言ってますけど、これ『ハリー・ポッター』シリーズなんて言っちゃっていいんでしょうか? 確かに「ホグワーツがどうした」「ダンブルドアがああした」的な話は出て来ますが、小さな杖を持って呪文を唱える魔法も出て来ますが、それでも時代も場所も違うし、別物なんですけどねえ。ただ、映像のトーンや音楽はかなり似てますけどね。

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舞台となるのは1920年代のニューヨーク。『華麗なるギャツビー』の頃ですね。それにしちゃあやけに地味な街で、ビルも低層だし、商店や看板も少ないし、いったいどこの街?と思っていたのですが、観てるうちにわかってきます。まだ摩天楼は建設中だったんですね。ちょうど高層ビルをにょきにょきと造っているところでした。

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変わった動物たち(ファンタスティック・ビースト)を見せるのがメインなんでしょうけど、なんかみんなパンチ不足で・・・。唯一、巨大なサイの化け物みたいなやつが、コワモテの割に愛嬌があって結構でした。でかい図体を持て余していて、表情もかわいかったりして・・・って、なんかマシュマロマンに通じるテイストですね。場所もニューヨークなわけですし。

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そもそも大江戸は、『ハリー・ポッター』シリーズ自体を大して面白くないと思っているので(その割には全作観ましたけど)、こちらもねえ・・・。ファンタジーだ魔法だってもんに興味が薄いと言ってもいいかも知れません。 ただし、本作最大の良さは、太っちょのおじさん=ジェイコブのコメディ・リリーフぶりと、ラブコメ・ヒーローぶり。この人がらみの件りだけ、映画がぐっと面白くなります。そしてこの人がらみで、(意外なほど)とびっきりステキなラストが用意されているので、どうぞお楽しみに。

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2016年12月 4日 (日)

「アズミ・ハルコは行方不明」:高畑充希のオニうまさ炸裂

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映画『アズミ・ハルコは行方不明』は、昨年の小生のベストワン『私たちのハァハァ』の松居大悟監督の新作ということで大いに期待しておったのですが、うーん、頑張ってるんだけど『ハァハァ』ほどのぶっとんだ新しさ、ナマナマしさは感じなかったですねえ。むしろ日本映画の伝統に忠実な、壊れた社会と若者の鬱屈を描き出す映画となっておりました。

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女と男がわかりあえない(ってゆーかひどい男しか出て来ません)、世代間がわかりあえない、家族がわかりあえない・・・ま、そんなディス・コミュニケーションの映画です。主役である二人=蒼井優の春子と高畑充希の愛菜も終盤まで接点がありません。そして、時制はシャッフルされて、いろんな意味で「わかりあえない感」にドライブをかけております。

354552_005春子の顔を使ったステンシル・アートがバンクシーばりのグラフィティ・アートとして使われ、SNSで拡散していきます。その絵柄をそのまま使ったポスター等のビジュアルが、なかなかです。上映前に劇場にあったチラシなんか、(4~5色あったと思いますが)ステンシルで作ってあるもんだから、1枚1枚微妙にインクの状態とかが違っておりました。びっくり。

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蒼井優のうまさは、まあいつものことですけど、これは結構いつもの蒼井優。先んじて『オーバー・フェンス』を観てしまうと、インパクトでは負けますから。 で、スゲーのは高畑充希。やっぱり映画の高畑はいつ見ても、メッチャうまいです。本作の彼女の、この振り切れたチャラさ!! いやー、『とと姉ちゃん』に慣れてたので、もう目まいがしそうです。ただこれも、天才高畑の幅の広さを示すもの。終盤の叫び声は誰にでも出せる代物ではありませんし、その後の嗚咽は最上級のオニ演技です。これを見られただけでも、大いに価値のある映画と言えるでしょう。

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2016年12月 3日 (土)

永木の鹿島が浦和を下して優勝

 Jリーグ・チャンピオンシップの結果、年間勝ち点3位だった鹿島アントラーズが、浦和レッドダイアモンズを破って、優勝の栄冠に輝きました。1勝1敗で、総得点総失点も同じ。大会レギュレーションのアウェイゴール数の差で鹿島が勝者となるというギリギリの攻防でした。 勝ち点2位の川崎と3位鹿島の一発勝負の準決勝、そして浦和と鹿島のホーム&アウェイの決勝、これら3試合をTVで見ましたが、いやーサッカーって残酷でもあり素晴らしくもありですね(中村憲剛にタイトルを獲らせてあげたかったなあ)。

 特に浦和と鹿島の決勝は、新聞やネットでも書かれていたように、遠藤航と永木亮太という昨年までベルマーレの主力だった二人が移籍一年目で対決する大舞台ってことで、小生の興味の中心もそこでした。ここは現在日本代表の亮太くんに軍配が上がりましたね。(川崎との対戦も含め)本当に見事な働きで、地味なプレイなんだけどことごとく効いていました。ボール奪取能力の高さ、対人の強さ、ピンチのつぶし方が、ほぼ日本一って感じでした。今日のNHKの放送でも、ハーフタイムにハリルホジッチ監督が印象に残った選手を問われて、「永木はデュエルにすべてノーファウルで勝っている」と言ってましたが、確かにその通り。これは技術の高さを示すものでもあります(ただ後半にはイエローをもらっちゃいました。それとて、負けてはいけない局面をつぶしたからなのですが)。柏木にもほとんど仕事させませんでしたし。湘南時代よりも、更に成長しているのかも知れません。表MVPが金崎なら、裏MVPは永木でしょう。

 それにしても第1戦でアウェイゴールを奪われての0-1敗戦ってことで、かなり不利だったアントラーズですが、結局こうなってしまうとは・・・まあ、それがアントラーズっていうチームなんだよなあとしか言いようがありません。 石井監督がインタビューで「年間順位はどうあれ、このチャンピオンシップを獲った者がチャンピオン」と強調していましたが、そりゃそうですよね。(その是非はどうあれ)みんな、そのレギュレーションで戦ったわけですから。まあ、来年からはチャンピオンシップがなくなるので、スッキリしますけど。

 表彰式で小笠原が掲げる優勝シャーレの後ろで飛び跳ねながら大喜びしている永木を見て、「まあ、これなら湘南を出た意味があったよね。いまだに残念だけど、おめでとう亮太!」と思いました。そして(キャプテンとして)37歳の小笠原の後を継げるのはやっぱり永木なんだろうなあとも思ったのでありました。

 

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2016年12月 2日 (金)

ポテチ・えびせん・ハッピーターン

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恒例のポテチその他のご報告。

まず最初はカルビーの『かっぱえびせん めんたいマヨ味』です。あの明太子の「かねふく」さんとのコラボ商品。めんたいのピリ辛味とマヨネーズの軽い酸味が、なかなかにうまいのです。やめられないとまらないのです。

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で、同じカルビーのポテトチップスに目を転じますと、こいつはなかなかいいです。『ポテトチップス 海苔たらこ味』。パッケージ裏に書いてあるのですが、公募された93,000案の中から選ばれた味なんだっそうです。その割には普通ですよね。海苔とたらことごま油、まあ想像通りの感じで、普通においしいです。

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海苔つながりで、こちらはコイケヤの『ポテトチップス のり醤油』。「のり塩」は昔からずっと定番ですけど、こちらは醤油を合わせたところがミソですね←醤油かミソかはっきりしろ! まあ醤油と海苔は否定する者のいない相性の良ですから、問題なくうまいです。ただやっぱり「のり塩」の方がうまいかも・・・ってところ。

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で、しょうゆつながりで亀田製菓『ハッピーターン しょうゆマヨ味』です。庄野真代じゃなくて、しょうゆマヨです。 これもまあ想像通りの味。これはこれでいい(スタンダードなハッピーターンも、それはそれでいい)って感じです。

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2016年12月 1日 (木)

冬のビールとその仲間

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この時期になるとぞろぞろ出て来る冬の限定ビールや発泡酒等。飲んでみたのをご紹介します。

まずはキリンの限定醸造『冬のどごし 華やぐコク』。華やいだ缶デザインですね。冬の限定品ってアルコール高めの6%が多いのですが、これもそう。「華やぐ」とか「コク」とか言われれば、確かにそうですねって味わい。これ、いわゆる「第3のビール」とか「新ジャンル」とかいうやつですけど、以前に較べると進歩しましたよね。ちゃんとおいしいですもん。

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同じ赤系の缶で、こちらはサッポロの限定製品『麦とホップ 赤』。「フェストスタイル」と書いてありますが、ドイツのビール祭りで出される赤いビールをイメージしているようです。

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確かに赤っぽいんですけど、そんなに極端ではありません。ハーフ&ハーフほど濃い色合いではありませんし、あまりクセがなくていわゆる「飲みやすい」感じ。これも新ジャンルですけど、本元の『麦とホップ』同様、かなりいい線いってます。

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続いてアサヒの限定醸造『クリアアサヒ 吟醸』。大麦1.5倍・長期熟成製法ってことで、いやー、これは確かにうまいです。ある意味『クリアアサヒ』(発泡酒)の分際で・・・ってところです。材料の良さと、造りの良さが感じられちゃうんです。「上質なコクと華やかな香り」というキャッチフレーズも、なるほどなのです。これには参ったなあ。

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同じくシリーズの『クリアアサヒ 初摘みの贅沢』。すみません。なぜか画像が横にしかなりません。 こちらは山形県産ホップ使用ってことで、なんだかさわやかな感じがします。こちらもちゃんとした味で、おいしいのです。 酒税改定を前に、ビール系飲料全体が底上げされている気がします。

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でも最後ぐらいはちゃんとしたビールを。キリンの限定醸造『一番搾り とれたてホップ生ビール』です。岩手県遠野産の今夏収穫したばかりのホップ使用なんだそうです。普通の『一番搾り』はもったりしてコクがあるのが持ち味ですが、こちらはみずみずしくも華やかです。フルーティーな農作物感と言っていいかも知れません。 なかなか結構でございます。

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