歌舞伎座ギャラリー
東銀座の歌舞伎座が2013年に新しくなった時に歌舞伎ギャラリーができたのは知っていたのですが、これまで行ったことはありませんでした。
歌舞伎座地下の「木挽町広場」(おみやげものゾーン)奥からエレベーターで5Fへ。おお、こんなところに空中庭園もあるのですね。
歌舞伎座の瓦屋根を上から眺めることもできます。甍(いらか)の黒と階段手摺の赤がステキなコントラスト。
雨が降っていたので、この赤と緑の色彩の中、外光と暗がりのコントラスト、芝生と砂利のコントラスト、そして廂(ひさし)から滴り落ちる雨水の風情が実にいい感じでした。考えてみると、歌舞伎ビルの設計って隈研吾さんですもんねえ。
この先の扉を開けると、歌舞伎座一幕見席に新設した展示ゾーンにはいれるという趣向。歴代名優の写真パネルとか、歴代歌舞伎座の模型とかがありました。
さて本格的に「歌舞伎座ギャラリー」に入ってみます(実は新聞販売店の懸賞で招待券が当たったのです)。
開催中なのは『歌舞伎にタッチ』という企画。でもこれ、会期が書いてないじゃない・・・と調べてみたら、2015年5月からやってるって、いやー随分とロングランの展示です。
歌舞伎で使う馬とか狐とかネズミとかの作り物があるかと思えば、駕籠や舟などにも乗れますし、雨の音や波の音などを出す道具にチャレンジすることもできます。
次のコーナーには揚巻の衣装(伊勢海老や水引がついていて、おめでたいですね)や映像などもありまして・・・。
で、舞台のようなコーナーがありまして、靴を脱いで上がることができるのです。
一応下手側には短い花道があったりもしまして、そこで番傘や藤の枝を手に写真を撮ったりもできるって寸法です。
上手側の清元の台に座って、三味線を手にすることもできます。 また下手側の御簾の裏に入って、太鼓や鉦(かね)を鳴らしてみることもできます。うーん、楽しい楽しい。
入場料は一般600円のようです。歌舞伎好きの人は、一度ご覧あれ。
同フロアには歌舞伎グッズのショップもありましたが、歌舞伎衣装を着て写真撮影をしてもらえる写真館「スタジオアリス」もあって、化粧や隈取までやってもらえるので、ご興味のある向きはそちらもどうぞ(って、別に金もらって宣伝してるわけじゃあないんですけどね)。
| 固定リンク
コメント