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2017年2月11日 (土)

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」:こどもたちだけ見ていたい

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映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は、まさにティム・バートン印の奇妙なファンタジー。とにかくこのこどもたちのルックスと超能力にやられちゃいます。だって、全身白づくめの双子ちゃんですよ。透明人間ちゃんですよ。蜂吹きボーイもおりますよ。そして、宙に浮くガールに火をつけるガールですよ。怪力ガールに栽培ガールに後頭部に口があるガール(しゃれ)ですよ!(その他にも2名程) この子らだけ見ていたかった気もいたします。ティム・バートン作品の本質は、「異形の人々(とその悲しみ)を見て、共感する喜び」ですから。

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だって宙に浮かぶ女の子って、その画を見ただけで幸せな気分になるってもんですよ。白装束の双子ちゃんなんて、描かれた山型まゆげを見てるだけで飽きませんもん。とはいえ、主役は「奇妙じゃない」人=エイサ・バターフィールド君なので、ちょっと退屈しちゃうんですよねー。つまり終盤に至るまでが、結構地味で動きに乏しくて物足りないのです。

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クラシカルなお屋敷はいかにもティム・バートンごのみですし、庭にある象やら何やらのトピアリーときたら『シザーハンズ』じゃないですか。グロい赤んぼ人形同士の戦いなんて、ティム・バートン的であると同時に『トイ・ストーリー』の世界だったりもします。そうそう、終盤に登場するホローたちは、フランシス・ベーコン的な「殺せんせー」と言えましょう。

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ホローたちが出て来てからの終盤、とりわけブラックプールの遊園地あたりの攻防は、さすがに面白かったです。子供たちも大活躍ですし。

(以降少々ネタバレあり) それにしても、最終盤の1万円札と秋葉原?にはびっくりしましたねー。

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