「モアナと伝説の海」:モアナのキャラが弱いなあ
映画『モアナと伝説の海』は、『アナと雪の女王l』の寒い寒い雪と氷の世界から常夏の海にやって来たっていう、180度違いのロケーション。でもディズニー映画としてはその間に『ベイマックス』と『ズートピア』が挟まっているわけなんですけどね。でも「プリンセスもの」としてはやはり『アナ雪』の妹分と言えるわけであります。
現代性たっぷりだった『アナ雪』の・・・というか、ここのところのディズニー映画のフェミニズム的プリンセス同様、この族長の娘モアナもとっても現代的。自立して、男と同じことをやるって感じの行動派です。ただキャラクターが今一つ二つ弱くて、印象に残りません。そこが最大の難点ですねえ。
朗々と歌い上げる主題歌“How Far I'll Go”は,やはり『アナ雪』の“Let It Go”を思わせるもの。 そしてアニメーションにおける水の表現、海中の表現の見事さはさすがに現在のディズニーなんで、ただただ感心して見ていればいいのです。海の水の色にしたって、何種類もありますもんね。
マウイの武闘派巨漢としての愛嬌が、本作にユーモアと躍動感、開放感をもたらせてくれます。 そして、マウイのお父さんは五郎丸歩選手みたいな顔でしたし、ココナッツのような海賊のカカモラはNHKの「どーもくん」に見えてしまうのでありました。
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