展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」:Japanese POP!
六本木の国立新美術館で、展覧会『草間彌生 わが永遠の魂』(~5/22)を観ました。
実に大胆な会場造りが成されていました。会場の中央部分を巨大な1室として使用し、その4方向の壁面全てを近作の「わが永遠の魂」シリーズの130数点で覆っているのです。
この連作は2009年から作り始めているそうですが、つまり1929年生まれの草間さんが80歳の頃からってことで、うーん、凄い創作意欲ですね。展示されているのは130点ほどですが、連作自体は500点を超えているのだとか・・・。あきれるばかりのエネルギーです。
展示されているのは、幼少期からニューヨーク時代、そして日本に戻ってからの諸作品など、クサマの芸術人生の総集編。ニューヨーク時代のハプニング・アートの映像もありました。オブセッションに彩られた彼女の創作を概観できる展覧会です。
ミラーと光を使った空間の中を歩いていく展示が、実に美しかったなあ。
年取ってからの方がどんどんポップになり、どんどんビッグネームになっていったのが、草間さんの凄いところですね。
会場を出た所のロビーには白い部屋が設置されており、入口で大小のカラフルな円のシールを渡してくれます。中に入って、壁や床やイスなどにそのシールを貼るっていう趣向。
いやなかなか楽しいです。キレイです。
この部屋自体が、参加型のアートになっているという企画なのであります(出てから気が付いたら、自分のコートにもシールがいくつも付着しておりました)。
会場の外には、あの巨大カボチャもありました。
これ多分会期終盤には相当混むと思いますので、お早めに行くことをお勧めいたします。
| 固定リンク
コメント