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2017年3月18日 (土)

「哭声 コクソン」:なんだこりゃ?

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映画『哭声 コクソン』は、2時間36分のヘヴィーな怪作(でも、そんなに長くは感じられません)。これ、何なんでしょう?

凄惨な猟奇殺人現場に始まりながら、コミカルな笑える場面も数々あり、ミステリーかと思えばホラー、ホラーかと思えばオカルト・・・と、千変万化。でも終始嫌な感じが漂い、パワフルです。

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『チェイサー』のナ・ホンジン監督作ですが、『チェイサー』のようにストレートにスピーデイーな作品というわけではなく、謎が謎を呼び、何が正しくて誰が悪いのかがわからなくなるような複雑さです。人を食ったような、でも笑っていいんだか悪いんだかわからないような怪場面も多く、そういうところも複雑な味なのです。

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この作品で韓国の映画賞の助演男優賞に輝いた國村隼。ただ、割と普通に國村さんです。これぐらいは普通にできる人です。高く評価された理由は、血管が切れそうに熱演する韓国の役者たちと温度が違うからなのではないでしょうか。淡々とした低温の演技(でも序盤や終盤には、それだけじゃない怪演も!)。

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主人公のクァク・ドゥオンは昨年の『弁護人』での悪役が印象深かった人ですが、この人が主役だなんて、日本で言えば六角精児や黒田大輔や上島竜兵が主役を張るみたいなもんですからね。大胆です。

それにしても監督は何を描きたかったんでしょうねえ。考えても(考えなくても)よくわからない作品なのであります。

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» 哭声 コクソン→國村? [佐藤秀の徒然幻視録]
公式サイト。韓国映画。英題:The Wailing。ナ・ホンジン監督。クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ。変なことに気づいた。「國村」を音読みすれば「コクソン ... [続きを読む]

受信: 2017年3月19日 (日) 08時26分

» 哭声/コクソン [象のロケット]
韓国の田舎で、村人が家族を殺す残虐な事件が多発する。 殺人犯はみな濁った眼をして湿疹がひどく、言葉も話せない状態になっていた。 やがて、山奥に住んでいる「よそ者」が原因ではないかという噂が広まる。 その男は日本人らしく、いつこの村にやって来たのかを誰も知らなかった。 村の警察官ジョングは、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹が出来ていることに気づき、よそ者を追い詰めていく…。 サスペンス・スリラー。... [続きを読む]

受信: 2017年3月19日 (日) 18時36分

» 哭声/コクソン・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
惑わす者は誰か? さすがはナ・ホンジンだ。 開けてみるまで、作品の中身が全く想像出来ない。 邦題は「哭声」という漢字が当てられているが、コクソンとは物語の舞台となる全羅南道谷城(コクソン)郡という地名。 山深い片田舎で原因不明の奇妙な連続殺人事件が起こり、人々は國村隼演じる謎の日本人が関わっていると噂する。 いかにも韓国的な祈祷師による悪霊払いなど、土着性を前面に出しながら、実...... [続きを読む]

受信: 2017年3月19日 (日) 23時59分

» 『哭声/コクソン』 [こねたみっくす]
お前は何者だ? 何とも奇怪な映画だ。いったいこの映画をどのジャンルに分類すればいいのだろうか。『エクソシスト』のようなホラーか、それとも『チェイサー』のような猟奇的サ ... [続きを読む]

受信: 2017年3月21日 (火) 23時38分

» 『哭声 コクソン(the wailing)』ナ・ホンジン脚本・監督、クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ、他 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
注・内容、台詞に触れています。『哭声 コクソン』the wailing 脚本・監督:ナ・ホンジン出演 : クァク・ドウォンファン・ジョンミン國村隼、チョン・ウヒ、他物語・警察官ジョング(クァク・ドウォ... [続きを読む]

受信: 2017年3月23日 (木) 18時22分

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