「キングコング 髑髏島の巨神」:迫力の怪獣プロレス
『キングコング 髑髏島の巨神』は、現代のVFX技術で作った「怪獣プロレス」映画。その昔の東宝怪獣総出演映画のノリですね。こういう作品は、頭カラッポにして「すげーや!」って楽しんでいればいいのです。事実、本日の大江戸は4時間近い『牯嶺街少年殺人事件』を観て、その頭脳リハビリの意味で次にこいつを観たのでありました。
いやー、コングでかい。コングつよい。コングこわい。コング意外と速い。ここまででかいと、この島じゃ絶対エサが足りなくなりますよねえ。いくらタコの踊り食いとかしたって・・・って言うか、そもそも淡水の池みたいな所に大ダコが棲んでるって、随分ファンタジー。映画『お嬢さん』の大ダコの仲間でしょうか?? もっとも東宝の『キングコング対ゴジラ』にも、コングと大ダコの決闘場面がありましたもんね。
水牛みたいなやつとかクモみたいなやつとかトカゲみたいなやつとか、大きな怪獣たちを見てるだけで飽きません。ってか、ハッピーに興奮します。すげーなー、と。
主役のトム・ヒドルストンはかなり影が薄いのですが、その分はサミュエル・L・ジャクソンのアクの強さが補っています。ブリー・ラーソンのヒロインも、(セックスアピールを消したところが現代的かも知れませんが)妙に魅力薄でしたねー。
多分に『地獄の黙示録』でありましたが、だから何なの?ってところでもあります。だって怪獣プロレスなのに・・・。
(以降ネタバレあり) エンドタイトル後のおまけシーンで、次なる闘いの相手がゴジラやキングギドラやモスラであることが示されて、おまけにゴジラの鳴き声まで轟いて、もう大興奮です!いやー、どんな代物が出来上がるのでしょうか。
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