「T2 トレインスポッティング」:21年後のそれから
映画『T2 トレインスポッティング』は、ダニー・ボイル監督のもとにオリジナル・キャスト連中が再結成しての21年ぶりの続編。キャストたちも20年分年を取っているという正統派の(つまり「反サザエさん的」な)続編です。
男たちのシワや髪の薄さなどに歳月が示されてはいるものの、基本みなさん役者さんたちなので、スリムな体型を保ってたり(ベグビーを除く)、老けるのが早い英国人にしては珍しく若々しさを保っていたりします。
MV的な映像や編集は20年前からダニー・ボイルの得意とするところ。今回も、ポップに突き進んでくれます。物語の展開がチャキチャキしていて気持ち良いってのも、ダニー流。そして前作よりも「普通の映画」になっております。
そんな中、ベグビー一人がムチャし続けて、ますます狂犬になっておりました。バカは死ななきゃ治らないですねえ。
ユアン・マグレガーがすっかり「ハリウッドの人」感を漂わせていたのに較べ、ユエン・ブレムナー(スパッド)は、相変わらずひょろりと細くて、相変わらずバカそうで、でもそれなりに年取って、いい感じの哀愁を醸し出しておりました。
タイトルが『T2』ですもんね。当然『ターミネーター2』=T2を連想してしまうわけです。で、予告編の最後に出て来る電車の音が「ダダッ、ダッ、ダダン」というあの『ターミネーター』の音楽に聞こえたのは小生だけでしょうかねえ?(それっぽくサウンドをいじってあったような気も・・・)
これ新宿ピカデリーで観たのですが、やっぱりシネマライズで観たかったところです。1年半遅くて、間に合いませんでしたねえ。
| 固定リンク
コメント