「クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ」:なんとロードムービーです
映画『クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』は、2013年の『バカうまっ! B級グルメ・サバイバル!!」、2015年の『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』(シリーズ中最高の興行収入22.9億円)に次ぐ橋本昌和監督作品。1年おきの登板です。 きゃりーぱみゅぱみゅによる『キミに100パーセント』がオープニングテーマとして流れるのも5年目になります。小生としても一人でこれを観るのが、毎年GW前後の恒例行事になっておりますからね。
なんと今回はロードムービー。宇宙人としんちゃんと子供化したパパ、ママとひまわりとシロが、春日部から種子島へと旅を続けます。まあ、その旅自体にはさほどの哀感や人情や感動はないのが残念ですが、趣向としてはアリですね。アニメーションでロードムービーって、あまり観たことないような気もいたします(あ、『ルドルフとイッパイアッテナ』は、そうか)。
橋本監督、これまでにも怪獣映画好きかも?とか、SF好きかも?いやホラー好きかも?と思ったことがありましたが、本作ではスピルバーグ(インディ・ジョーンズ、ET)や『スター・ウォーズ』や『エヴァンゲリオン』、そしてホラー映画へのオマージュが顕著です。エンタテイメント精神が豊富なのは良いことですし、映画史の遺産を活用していくのも素晴らしいことだと思います。楽屋オチに終わってはいないし。
宇宙人が『地球の歩き方』を持ってるっていうギャグは、大江戸的にはツボでした。
エンディングに流れるテーマ曲は高橋優『ロードムービー』。おお、やはりロードムービーなのでありました。
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