特別展「茶の湯」@東博
上野の東京国立博物館(東博)で開催中(~6/4)の特別展『茶の湯』に行きました。東博としても(ということは世界中でも)37年ぶりという規模の茶の湯展ということで、それなら観ておかねばってところです。それにしても入り口横の展覧会メイン看板の前が駐輪場状態って・・・。
茶の湯前史(中国美術からの影響)に始まって、書画、茶道具。茶室等を通して現代に至る「茶」の世界を、総合的に紹介する正統派の展覧会です。ゴールデンウイーク期間中は午後9時までやってるってことで、これはいいやと午後4時から鑑賞したので、あまりストレスを感じずに観ることができました。
展示品は国宝、重文のオンパレード。さすがです。特に茶碗は「名碗オールスターズ」と銘打っているように、小生ごときが観ても感嘆するほどに素晴らしいものでした。特に黒楽茶碗、赤楽茶碗の名品ときたら! もうドキドキするような感じでした(茶器ですけど)。 長次郎の黒楽茶碗『俊寛』なんて、いろんな方向から何度も「観ては戻り」してしまいました。
曜変天目(~5/7までの展示)、油滴天目、灰被天目、黄天目の茶碗も一堂に会しておりますし、良い物を観ておくという意味で、非常に勉強になります。
会場内で1ヶ所だけ撮影OKのコーナーがありました。それは古田織部の茶室「燕庵」を再現したもの。右の写真です。
明日NHKの『日曜美術館』で紹介するそうなので、今後どんどん混んで行くんでしょうねー。今日行っておいて、良かったです。
グッズ・ショップではあれこれと気の利いたものを売ってましたが、その一角にあったのはこのガチャガチャ。5種類揃えば、茶室の風景が作れるようでしたが、ま、やめときました。理性がありますね。
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