恵比寿界隈の建築あれこれ
一昨日、恵比寿と目黒間の山手線内側、町名でいうと品川区上大崎2丁目あたりをさすらっておりました。ゴールデンウイークならではですね。
ガーデンプレイスの裏っかわと申しましょうか。大都会の真ん中と思えぬほどに、昔ながらの普通の住宅地なので驚いていると、木造2階建ての、昭和初期(~中期)を感じさせるおうちが突然出て来たりして、素敵でありました。
そのおうちに貼ってあった昔の町名表示板がこちら。「渋谷区伊達町」ってことで、属する区も現在と違っていたんですねー。
で、そこらをうろうろしていた本来の目的は、白くて四角いこのおうち。東京都指定有形文化財の「土浦家住宅」。モダニズム建築家として有名な土浦亀城が昭和10年に自邸として設計した建物だそうです。うーん、モダニズム建築ですね。しかも建物の白壁がコンクリートではなくて、木造に塗装。結構こじんまりとしていました。
そのそばの坂道を見やれば、住宅の向こうに赤い球体! おお、目黒の日の丸自動車のビルではありませんか。ちょっとシュールな光景です。
それにしてもこのあたり、旧町名では「長者丸」と言って、豪邸の建ち並ぶお屋敷町です。いやー、本当に豪壮な大邸宅ばかりでしたよ。すごいすごい。
そこから歩いて恵比寿駅周辺に着きますと、駅のそばなのにこんなお蔵が! ビルの合間で、隣は駐車場、道を挟んでオープンエア席もあるカフェ。これまたギャップの大きな風景でした。
そして、そのそばの大通り沿いにあった植物の緑がズラリのビル。これ、救世軍の建物なんですね。かなり印象的な景色です。
いやー、恵比寿あたりって、普段はガーデンプレイスにしか来ませんけれど(映画とか写真美術館とかビール博物館とか)、なかなかに幅が広く奥が深いですねえ。
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