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2017年6月30日 (金)

青山のうなぎ「大江戸」

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しばらく前に行った外苑前というか、青山墓地のそばにあるうなぎの「大江戸」。この店名なので、小生としては取り上げないわけにはまいりません。

246を青山墓地方面に入った所から細い道に折れてしばらく行った所に「大江戸」の看板。隣が普通に民家、ってぐらい地味な場所です。

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いや、いい感じではありませんか。文字を含めて看板がいい。のれんもいい。行燈もいい。柳もいい・・・と、いいこと尽くし。店内に入っても、もちろん壁から天井からもろもろいいのです(小さな店ではありますが)。

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言うまでもなく、うなぎはなかなかのレベル。やわらかく、たれも良く(小生の好みだと、あと少し甘い方が更に良いのですが)、ごはんも良い粒具合と良い炊き具合(適度な硬さ)でした。

で、重箱の蓋の裏には店名がこういった具合。小生の落款に転用したいような「大江戸」なのでありました。

実はこの店の大元であるところの日本橋の「大江戸」にはまだ行ったことがないのです。近い将来に行きたいものです。

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2017年6月29日 (木)

ガパオライスのコピー

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築地近辺の某おべんとうチェーン店にかかっていた広告幕--

「初ガパオ」しませんか。

別に何てことないんですが、なんだかじわじわ来るんです。

初ガパオ・・・、当然「初ガツオ」にひっかけてあるんですけど、そこに漂う違和感。日本的な物と非日本的な物のミスマッチ感。

目に青葉 山ホトトギス 初ガパオ

うーん、あなたもじわじわ来ませんか?

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2017年6月28日 (水)

「22年目の告白 私が殺人犯です」:まずまず楽しめるミステリー

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映画『22年目の告白 私が殺人犯です』は、まずまず上出来なミステリー。原作となった韓国映画『殺人の告白』は観ておりませんが、今回も『あやしい彼女』同様に、韓国映画が原案だということを隠してます。エンドロールには英語で“Confession of Murder”がもととなっていると表記されるのみでした。

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ま、一応マスメディア批判などの要素もあるのですが、それはあくまでも物語を成り立たせるための付随的なもの。あくまでもメジャーなエンタテインメントを作ろうとしていて、それにはだいたい成功していると思います。

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ただ、それを成り立たせるための努力は(主に脚本作りと撮影において)怠っていなくて、時効と法律とのからみをはじめ、ディテールや絵作りには安定感があります。

(以降少々ネタバレあり) でも一方では、後半に真犯人がわかってからの流れが不自然だったり、長過ぎたりします。残念なことです。 終盤は、松田優作の『野獣死すべし』(村川透監督)がちょっとだけ頭をよぎったりもしました。

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藤原竜也をキャスティングしていること自体が、トリックというか目くらましにもなっているってのが面白いですね(基本的には悪役なんだけど、もしかしたらいい人?って思わせる個性と作品歴)。特殊だなあ、藤原。 

小生の好きな夏帆さんが、地味な書店員役で登場。地味さも良かったけど、久々にメガネ場面もあったことが更に良かったです(なんのこっちゃ?)。

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2017年6月27日 (火)

竹下通りの変な物

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先日、原宿の竹下通りに行った時に見かけた変な物---

まずはこちらの「脂肪ちゃん」。マシュマロマン化したキューピーのようですね。

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実はこの人たち、韓国のCMに出てるキャラクターなんだそうです。

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こちらは寿司パーカ。イイネ!

みんな「パーカー」って言ってるけど、「parka パーカ」だからね。パーカーは万年筆だからね。

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で、こっちにあるのは「日本サムライ刀傘」。うーん、スーベニア! 上の方には、折り畳みタイプもありました。 

実は大江戸も日本刀スタイルの長傘を持っていたりするのですが、オール・ブラックでして、こんなにキラキラしていません。こりゃ目立つわ。

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数年前から東郷神社の入口そばにある「スシニンジャトイレ」。

いやー、凄いネーミングです、スシニンジャトイレ。

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こんなスシニンジャ・キャラたちがくっついてます。シュールです。扇子の文字が「超」だし。

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で、ちょいと東郷神社の中に入ってみると、こんなカクカクの狛犬。

なんでこんなにカクカクなの? カクカク調のデッサンをそのまま立体にしちゃった感じです。ユニークですねえ。

そのほかにもあなどれないものがいろいろありましたが、それはまたの機会に!

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2017年6月26日 (月)

「イイネ! イイネ! イイネ!」:CKBのファン・ムービー

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映画『イイネ! イイネ! イイネ!』は、CKB(クレイジーケンバンド)をネタに、CKB自身による、CKBファンのための映像作品。完全にファン・ムービーとなっております。まあ、CKBファン以外の人がこの映画を観るとも思えないので、それでいいのでしょう(イイネ!)。

ストーリーはどうでもいいような、他愛もないもの。それはいいんですけど、そこへの肉付けやひねりが加わらないので、CKBファンでなければ退屈しちゃうだろうなーと思うのです。

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まあ大江戸もファンのはしくれなので、剣さんやメンバーが出てるだけでそれなりに楽しめました。それにしても、メンバーの部分って「内輪ウケ」の世界ですよねえ。ちょっとトホホな感じもいたしました。

で、不思議だったの359592_004は、メンバーの菅原愛子さんが登場しなかったこと。いや、タイトルには「菅原愛子(声)」となっておりましたが、どこの声だったんだろう?? ってか、そもそもなんで登場しなかったんでしょうか? ちなみに劇中のポスター(横浜スタジアム公演!)には顔が出ているのですけれど・・・。何か大人の事情があるのかなあ?

それはそうと、(一応主役の)剣さんがかなり「大根」なので、申し訳ないけど笑っちゃいます。まあ、点は二物を与えなかったってことで。

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だからこそ演奏(歌唱)場面はさすがにステキでした。本作では『漢江ツイスト』と『生きる。』の2曲を大きく扱っているのですが、いやー、『生きる。』が良いです。沁みました。 もっと多くの曲を入れて、いっそミュージカルにしてくれても良かったなんて思っちゃいました。

本作はCKBの20周年記念作品と言えるわけですが、来たる9月2日には20周年記念ライブを横浜・赤レンガ野外特設ステージで行います(もちろん行きます!)。この映画観ちゃうと、横浜スタジアムじゃないのがちょっと残念になっちゃいますけど、まあそれは25周年の時にとっておけばいいってことですよね。最近のライブで剣さんが言ってたように、「まだまだのびしろがあります」ってことで。

_20170625_162252あ、ちなみに小生が見た時の座席が「E-2」でした。イーニ!≒イイネ! です(はい、笑う所)。

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2017年6月25日 (日)

湘南、またも無失点勝利!

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スタンドの向こうに、頭に雲をいただいたランドマークタワーが見えるなんて、さすがィヨコハマですね。 ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCvs.湘南ベルマーレの一戦を観ました。今日はメインスタンドでの観戦でしたが、ここは相変わらずピッチが近くて、いいですねえ(って、大宮に行っても、柏に行っても、そう言ってますけど)。

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先日の天皇杯で今年の公式戦初出場で120分ピッチに立った坪井選手は、今日もベンチ入り。結局出場はしませんでしたが、練習などで孤高の修行僧のような雰囲気を漂わせておりました。一方、横浜の三浦知良選手はベンチにも入っておりませんで、残念でした。

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試合は前半35分、山根のクロスを横浜FC小宮山が見事に決めてくれたオウンゴールの1点を、何とかかんとか守りきっての1-0勝利。本日のマッチデイ・プログラムの表紙が小宮山選手だったのは、なんとも皮肉でありました。

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追加点が入りそうで入らずに、どうしても敵のネットが揺れない一方で、あわや失点の大ピンチを横浜のミスで救われることも多かったという、最後までハラハラドキドキのしょっぱい試合でした。

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まあ、妙に目立っていた島村とか、山田直輝のテクニックとかも見るべき点でしたが、今日はなんと言ってもGK秋元の頼もしさでしょうねえ(いや、「今日も」ですね)。ここのところウノゼロが多いのも彼のおかげですし。でも思うんですけど、これだけいつも失点を防いでいることを考えると、去年秋元が(FC東京に行かずに)残っててくれたら、確実に残留はできただろうなあと・・・。まあ、そんなこと思っても詮無き事ですが。

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それにしても、あれだけゴールに迫りながら追加点が奪えなかったのは、本当に問題だと思います。もっと実戦的なシュートの練習しようよ。斉藤未月は今日もまたポストに当てておりました。どんだけポスト好きなんだ?!

でも首位福岡と勝ち点で並んでの2位をキープできました。そして3連勝(天皇杯を入れれば4連勝)で、その間無失点です。なんだかんだで、悪くありません。

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CKBライブ@渋谷クアトロ

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昨日は渋谷クアトロでクレイジーケンバンドのライブを観ました。このポスターが出てたんですけど、よく見るとクアトロのこと書いてないじゃん!

夕方の5時半スタートでしたが、相変わらずの3時間超。途中に20分ほどの休憩(ゲストのDJ氏による「レコード・タイム」)あり。ライブハウス(大箱ですが)ならではの近さが魅力ですが、前の人たちの頭が邪魔なのも事実。それ以上に問題だったのが、ステージ上手側に陣取ってしまったこと。機材が邪魔してのっさんとヨン様が全然見えないのです! これにはまいりました。のっさんのギターが大好きな小生ですが、結局前半ラストと後半の「小野瀬雅生ショー」の時だけしか見える場所に出て来てくれませんでした(かと言って、芋洗い状態の中、場所を移るわけにもいかず…)。

曲目はホールでのライブと違って、シングル曲、有名な曲は少な目(葉山ツイスト、タオル、GTなど)、中上級者向けのナンバー多目でした。 だからこそ、改めて「Loco Loco Sunset Cruise」「木彫りの龍」「流星ドライブ」「透明高速」などに「いい曲だなあ」と感じ入った次第。

いつものお約束も少な目。敬礼や剣さんぐるぐるや「逃げろ!」はあったけど、♪クレイジー ケーン バーンド のアイキャッチ・ジングルは出なかったし…。曲も「タイガー&ドラゴン」や「香港グランプリ」が無かったですもんね。 でもまあ、その分珍しい曲が聴けたわけだし、9月の横浜赤レンガの20周年大ライブでは、派手なベスト盤ヒットパレードになるのでしょうし、のっさんを見ることを含めて十分に堪能したいと思います。

_20170516_002242 で、こちらが昨日来て行ったTシャツ。剣さんの顔、よく見るとCKBって文字で出来てます。 イーネ!

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2017年6月24日 (土)

「LOGAN ローガン」:今日的な西部劇

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映画『LOGAN ローガン』は、ウルヴァリン有終の美とも言える良作。大江戸が一番うれしかったのは、ローガンが老眼鏡をかけるシーンが何度もあること。数ヶ月前にこのタイトルを聞いた時から、頭の中では「老眼」と変換されていただけに、「日本のファンへのサービスですかい?」って感じに感銘を受けました(←なんだそりゃ?)。いや、そこらへんもウルヴァリンにとっての「白鳥の歌」にふさわしいってことで。

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大江戸はこれまで『X-MEN』シリーズは第1作、第2作を観て、あまりのつまらなさにその後観るのをやめてしまい、近年になって(おバカ怪作っぽかたので)『ウルヴァリン SAMURAI』だけは観ております。この『LOGAN ローガン』はやけに評判が良いので、観てみました。なるほど面白いし、古典的な映画らしい映画になっています。やはりVFXと派手なアクションやドンパチだけをひたすらつなげていく作品では今や食傷気味ですから、どうしても物語の展開やキャラクターの魅力と掘り下げが重要です。本作ではそこがきちんと出来ています。

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物語は平明過ぎるほどシンプルですが、娯楽映画にとってそれはむしろ強みです。キャラクターはウルヴァリンのみならず、少女ローラ(ダフネ・キーン)の存在が強力です。彼女の不機嫌フェイスから獰猛フェイス、クールなおすましフェイス、そして垣間見せる「おんなのこ」フェイスへの変化とか、素晴らしい身体能力とか、・・・大器の予感がします。この少女とR-15指定のヴァイオレンスとのギャップも、本作のインパクトであり魅力とも言えるでしょう。

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作中にフッテージが登場し、その台詞が重要なポイントとして使用される『シェーン』を持ち出すまでもなく、この映画には西部劇の匂いがぷんぷんします。シンプルな悪役、悪からの逃走、弱者を守ること(しかもわが身を捨てて何かを守ること)、人を殺めたら修羅道に堕ちる、犠牲の果てに次代が築かれる・・・などなど。しかし、そこで強調されるのはフロンティアの拡大などではなく、システムの側の利を守るための非常な囲い込みと弾圧です。そのあたりが、いかにも今日的な作品となっているのです。

マーヴェル作品なのに、エンドタイトル後のオマケ映像がありませんでした。それも含めて「孤高」な感じがいたしますよね。

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2017年6月22日 (木)

いくつかのシュークリームについて

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大江戸はシュークリーム好きなので、久々ながら小特集です。

シュークリーム専門店「シュクリムシュクリ」の『シューシュクリ』という名のシュークリーム。悪くはないのですが、クリームがイマイチ。小生はこってりカスタードが好きなので、こいつはさっぱりし過ぎてて、おまけに酸味も少々。こういう方向は好みではないのです。『カフェモカ』も同じ傾向なので、まあそんな感じでしょうねってところ。ニューウェイヴ系のシュークリームって、まず成功しませんね(大江戸的には)。

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で、こちらはオールドウェイヴ派の文明堂が珍しくも(たぶん)出していたシュークリーム。珍しいですよねえ? 検索しても出て来ませんもん。これ、カスタードは黄色っぽくて正統派。けっこう好きなタイプです。でも残念ながら、シュー皮じゃなくて、パイ生地が殻になっているのです。そんなことはしてくれなくていいんだけどなーー。残念です。200円で大ぶりというお得感もあるのに、とっても残念です。

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てなわけで安定感があるのは、やはりローソン「ウチカフェ」の『カスタード シュークリーム』。

まあ間違いのない味ではあります。カスタードが少々てろっとたよりないのが難点。大江戸的には、もっとタマゴ感たっぷりの黄色い濃厚カスタードが好きなのです。これよりは高くても、「やっぱりコージーコーナーの方がいいよね」ってなっちゃうのです。

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そして最後には変わり種を。

ビアードパパの『飲むシュークリーム』! これJR神田駅ホームのドリンク自動販売機で売ってました(130円)。

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期待して飲んだのですが、・・・「うすっ!」。そう、写真の感じでも想像がつくように、さらりと薄味なんです。薄~いミルクセーキみたいな飲料でした。 「シュークリーム」と言うからには、もっと濃厚カスタード感覚でないと! しっかりしてくれよ、ビアードパパ!と言いたい代物なのでした。

教訓:やはりシュークリームは食べる物。

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2017年6月21日 (水)

「残像」:アンジェイ・ワイダの力強い遺言

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映画『残像』は、昨年90歳で亡くなったアンジェイ・ワイダの遺作(2016年作品)。アンジェイ・ワイダなんて完全に歴史上の人物なのに(だって、『灰とダイヤモンド』ですよ。『地下水道』ですよ。)、現在まで映画を作っていたなんて驚きです。奇蹟です。そして、その作品が枯れてなくて、力強い秀作だってことにも驚きます。怒りと願いを込めた真摯なメッセージを、我々に遺してくれました。

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ポーランドの画家であり教育者であったストゥシェミンスキが主人公。大江戸は寡聞にしてこの芸術家を知りませんでしたが、フォーマリズムの人であり、当時の前衛だったようです。彼はただまっすぐに、自分のすべきことを全うしようとするだけなのに、政治と社会がそれを許さなくなっていき、変節しなかった彼が国家に弾圧され、ひねりつぶされてしまうという話です。ひどい話ですが、さほど遠くない昔に実際起きていたことです。

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国家が個人の自由を怖れ、許さない。システムが個人の善意などは押しつぶしてしまう。信念を曲げなければ、叩きつぶされる。今もなお、世界のどこにでもある話かも知れません。右でも左でも関係なく、権力を握った組織というものは、そのような自己防衛に傾くものなのでしょう。今の日本にだって、その兆しが見えます。そう考えると、ワイダの遺言はますます重い意味を持って訴えかけて来るのです。 

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オープニングの、そしてエンドクレジットのタイトルバックが、モダンアート調で素晴らしいです。そこがまたこの作品の主張にもなっているわけです。色彩と単純な形状の美しさ。 やはり、芸術を政治利用すること、権力が芸術の自由を弾圧すること、そして政治が個人の尊厳を踏みにじること、これらはとてつもなく野蛮なことなのです。

ケン・ローチの『わたしは、ダニエル・ブレイク』もそうですが、「これだけは言わねば」という平明でパワフルな魂のメッセージが、観る者を射抜く作品です。

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2017年6月20日 (火)

「山田孝之 3D」:もっと突き抜けないと・・・

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『山田孝之 3D』は、そりゃまー変な映画です。椅子に座った山田孝之にインタビューするだけの77分。まあ「だけ」と言っても、その周辺にはいろいろあるのですが--『左翼ボクサーのぼる』(漫☆画太郎)の実写版とか、過去の主点作品映像とか、鹿児島の生家跡地探訪とか。

共同監督という形にはなっていますが、山下敦弘がインタビューし、松井大悟が3D演出をしてるのでしょう、たぶん。まあ、二人ともフェイク・ドキュメンタリーはお手のものの方たちですからね。

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小生は『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京)を楽しんで見ていたので、その最終回に出て来た情報でこの映画の存在を知りました。鹿児島の生家跡地探訪は、まさにあの作品の最終回とかぶるものでした。そもそもオープニングで口上を述べる芦田愛菜も、あの作品つながりで友情出演してるわけですし・・・。

ただ『カンヌ映画祭』の圧倒的なフェイクの面白さに較べると、本作はかなり退屈。そもそも山田孝之のファンでもないのに、延々山田の人生インタビューを聞かされるので、早々に飽きてしまいました。まあ基本的に山田孝之ファンでもないのにこの映画を観る人間って、相当少ないんでしょうけれど・・・。

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3Dは、立体視させることが目的ではなく、手前、やや奥、もっと奥といったレイヤーごとに情報を配置して、そのレイヤーごとの衝突効果を狙うという、キュビスム的なもの。そう、松江哲明監督が『フラッシュバックメモリーズ 3D』で採った方法論と似ています。

ラストの山田の一言で作品自体をひっくり返しちゃうようなところを狙ったのかも知れませんが、それはあまり効いてないなー。ってなわけで、結論としてはなんで劇場公開したの?って感じのファン・ムービーに留まってしまったのではないでしょうか? どうせやるなら、もっと狂って、もっとぶっ壊れて欲しかったところです。

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2017年6月18日 (日)

「おとなの恋の測り方」:小さいという個性

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映画『おとなの恋の測り方』は、まあほぼ予告編通り、想像通りの作品。「身長136㎝の小男のラブストーリー」という一言で言い得てしまいます。でも一言で語れる映画じゃないと当たらないなんて事も言われてますので、悪いことではありません。その場合、何を語るかではなく、どう語るかが問われることになります。

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あのデカそうなジャン・デュジャルダンが小男を演じるのがミソ。でも小さく見せるCGでは、そのまま縮小してるわけではなく、妙に頭が大きいプロポーション、つまり子供体型になっておりまして、きちんと工夫してるってわけです。そこらへんがカワイイので、(ベッキー演じる「木部さん」みたいな)メガネの秘書さんが「カワイイ♡」ってなっちゃうんでしょうね。

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でもCG以外の撮り方の工夫で小さく見せている所もたくさんあります。これひざまずいてるんだろうなあとか、これ相手を台に乗せてるよねってなシーンも多いのです。ただ、その時は頭と胴体のプロポーションが普通の大人だったりするので、他のシーンとの違和感がちょっと出てしまいます。

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作中に彼の背の低さを嘲笑する人たちが何人も出て来ます。日本人だとここまで言葉や態度に出さないのではないでしょうか? やっぱりフランス人って、露骨に差別しそうですもんねー(←偏見? その一方では移民の国でもあるのですが)。だからこそ、「障害は君の心の中にある」って言葉が一番印象的なのでした。主人公自身も、「個性」だと言っています。

そういえば、卓球の果し合いはどうなっちゃったんでしょうか?

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2017年6月17日 (土)

「パトリオット・デイ」:(娯楽)映画らしい映画

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映画『パトリオット・デイ』を日比谷のTOHOシネマズ・スカラ座で観たのですが、思えばこの春スカラ座で上映した『バーニング・オーシャン』もピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグ主演×実際あった近年の事件モノでしたよね。そしてエンタテインメントとしてなかなか上出来ってあたりも、共通しています(ラストに実在の関係者の映像が使われていることもね)。

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でも、アクション描写がうまくないってことも共通していて、特に夜中の住宅地での銃撃戦などは、どういう位置関係で誰がどうなっているのかを的確に表現できていませんでした。 一方、序盤のボストン・マラソンにおけるテロ事件の描写は、「何がどうなってるのかよくわからない」ことを描けばよかったので、資質に合っていた(?)せいか、上出来でした。

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近年では珍しい「警察がヒーロー」ものであり、リアルな捜査の過程を追っていくことがえらく面白いエンタテインメントになっているという、「(娯楽)映画らしい映画」でもあります。ただ、犯人の側の人となりや思想があまり描かれていないと思うのですけど、まあ、それはしょうがないところかも知れませんね。

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役者陣では、ジョン・グッドマン(痩せましたね)がクールでカッコイイ役だったり、J.K.シモンズがおいしい所持ってちゃうような役でしたが、ニヒルなFBIのケヴィン・ベーコンが良かったですねえ。ウォールバーグやミシェル・モナハンも含めて、「役者を見る映画」でもありました。そんな所も、昔ながらの「(娯楽)映画らしい映画」だと思うのです。

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2017年6月16日 (金)

「ラプチャー 破裂」:もっとバカやってよ!

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映画『ラプチャー 破裂』は、あの風変わりな『セクレタリー』や『毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』を撮ったスティーヴン・シャインバーグ監督が手がけるこんな題材ってことで期待したのですが、いやー、「浅草の大イタチ」タイプの映画でした。見事に肩すかしされちゃいました。つまんなかったなー。

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(以降少々ネタバレあり) 監禁されちゃってひどい目に遭わされる映画ってことで、あの『マーターズ』的な展開か?と思ったのですが、後半になって話は全く別の方向に転がって行きます。作品のトーンからすると、まさかの方向です。しかもそっちへ行くことによって、面白さが減退してしまうのです。いったいどういうつもりなんでしょう?

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もっと荒唐無稽なトンデモ映画を期待していたのですが(いや、まあ確かに荒唐無稽なトンデモ映画ではあるのですけど)、なんだか物足りませんねえ。もうツッコミ所だらけ、穴だらけのザル脚本なのですが、どうせそうならもっとバカやってくれよ!というこちらの思いとは裏腹に、変にマジメなのです。クライマックス的なものが、「え?これだけですかい??」って感じにショボいのも致命的ですよね。そもそも、(クローネンバーグの『スキャナーズ』みたいには)「破裂」しないんだもん。

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しかもテンポがのろいのろい。最初の蜘蛛攻めが始まるまで45分ぐらいかかるんだもん。1時間あれば十分な内容でした。

ノオミ・ラパス、よくこんな映画に出たもんです。それを言えばニコール・キッドマンだって、よく『毛皮のエロス』に出たもんだと思いますけど。 いずれにせよ、「嫌いなものは何だ?」と訊かれたら、「まんじゅうこわい」とか言う癖をつけといた方がよろしいようで・・・。

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2017年6月15日 (木)

「20センチュリー・ウーマン」:リベラルであけすけでしみじみ

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映画『20センチュリー・ウーマン』は、原題だと“20th Century Women”。3人の女性が描かれ、「ウィミン」と複数形になっているところがミソなのですが、邦題だと「ウーマン」になっちゃってますね。ま、しょうがないか。

女性たちの物語であり、母と息子の物語であり、男の子の物語でもあります。でも一番の中心はおっかさん(アネット・ベニング)です。

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時代は1979年。登場人物たちには、ヒッピーからの余韻が残留しているというか、自由でリベラルな方々です。そんな中で、パンクとニューウェイヴの争いがあるとか、フェミニズム思想の本があれこれ出て来るとか、いやー、時代色たっぷりです。もう’80年代ってのは、十分に「時代劇」なんですね。当たり前? 個人的には映画『コヤニスカッティ』の一場面が出て来たのが、ツボでした。

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ものすごくあけすけなセックス・ネタがいろいろあったり、「あー、家族って面倒臭いなあ」「疑似家族も面倒臭いなあ」と思わせたりもするのですけれど、最終的には結構しみじみさせます。そこがお値打ち。(以降ややネタバレあり) ラスト・カットの飛行機の運転席にいるおっかさんの絵なんて、妙にしみじみしちゃいました。

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エル・ファニングはもう堂々たるものですね。本作でも(『ネオン・デーモン』や『夜に生きる』ほどではないものの)印象的でした。今年上半期は「エルちゃん祭り」でしたね。 またエルとは対照的な個性のグレタ・ガーウィグも、実に良いのです。そしてアネット・ベニングの素晴らしさは、申すまでもありません。 男2人も含めて、「アンサンブル演技賞」を進呈したい感じなのであります。

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2017年6月14日 (水)

W杯予選イラク1-1日本のくやしさ!

昨夜のW杯アジア最終予選日本vs.イラク(@中立地のイラン)をTV観戦しましたが、いやー、何ともくやしい、何とも残念な試合でした。香川、山口蛍をはじめ、ケガ人続出の中で、酷暑の昼日中なかの試合(気温37度の中!)。先制しながら追いつかれて逃げ切られた1-1。

ボランチの位置に遠藤航、井手口の若手コンビを置いたのはヒットでした。先週のシリア戦(親善試合)でも良いプレイを見せていた井手口が、ボール奪取や守備に力を発揮し、遠藤もいつも通り地味に凄く、加えて素敵な縦パスを結構通してました。5試合ぶり先発の本田も、(交代で出たシリア戦同様)抜群のキープ力で、味方の攻め上がりを助けます。 そして、ここのところ別格の力を見せつけている大迫が、またもや素晴らしかったと思います。でも彼がせっかくボールキープしても、味方のサポートが遅くて! 孤軍奮闘の趣きがありました。

一方調子の悪かった人たちは、・・・まず久保裕也。シリア戦といい、イラク戦といい、どうしちゃったのかというほど、いいとこなしです。まあ、ストライカーってそういうものだ(いい時もあればスランプもある)とはいえ、ちょっとがっかりです。原口もそれに近いものがあり、守備ではいつも通り奮闘しているものの、攻撃の力がかなり物足りないここ2試合です。 長友、酒井宏樹の両翼がパッとしないのも、もはや恒常的になってしまいました。これ、W杯までに何とかなるのでしょうか??(内田の復活はあり得るのでしょうか?)

それにしてもあれだけバタバタと選手が使い物にならなくなっていくとは、さすがにハリルホジッチ監督の想定を超えた事態だったでしょう。酷暑と、イラクのラフなボディ・コンタクト(まあ「削り」ですね)。原口は足が止まっちゃうし、井手口は脳震盪起こしちゃうし、酒井宏樹は膝がダメになっちゃうし。手当てに追われて、戦術的交代をする余裕がなくなってしまいました。 こういうの見てると、「交代選手って3人じゃなくて、5人(せめて4人)でいいんじゃない? その方がクォリティの高いサッカーを見せられるんじゃない?」って思っちゃいますよね。そうしたら、ヨレヨレだった久保の代わりに乾を入れられたのに。欧州からシリア戦の動きを見て、ハリル監督としては絶対残り15分の勝負所で乾を使うプランだったと思うのです。本当に歯ぎしりする思いだったと思います。乾が入ってたら、絶対2点目が取れたのに・・・というタラレバの一つも言ってみたくなるってもんです。

後半の失点シーンは、何度か見直してみるとやはり明らかにミスですね。吉田と川島の連携ミス、っていうか吉田そこはまずクリアーだろって感じのミス。更に、川島ファンブルしちゃイカンだろってミス。で、その前の段階で(昌子の対応はしょうがないとして)遠藤航のプレイが緩いというか、ファウルを怖れて消極的な感じだったのも原因の一つです。あー、くやしい。最後の最期で長友が止めてくれたらなー、ってのもあります。

予選は残り2試合。日本は一つ勝てばW杯出場決定ってことですけど、でもオーストラリアとイランが残っているわけですからねえ。最後まで、ほんとハラハラさせてくれますよ、このチームは。まあ次の大会からはアジアの出場枠がぐっと増えるので、このようなハラハラは無くなりそうですが、その一方で試練を経て成長する機会まで無くなってしまいそうで・・・。うーん、痛しかゆしですね。

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2017年6月13日 (火)

若冲のSTETECO

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新聞折込チラシで、ユニクロ×芸艸堂(うんそうどう)のコラボ・ステテコ(STETECO)、それも若冲柄や北斎柄が790円+税で発売というのを知り、さっそくユニクロのお店に行きました。調べてみたらこのシリーズ、3年ぐらい前にも発売されていたのだそうですね。

何種類かありましたが、やはりチラシでも一番目立っていた若冲の鶏柄を購入。いや、なかなかカッコイイっす。ちょっと羽裏(羽織の裏地)みたいな感覚で。

思えば、夏場にスーツのパンツ(ズボン)の下にステテコをはくようになったのは、ここ5年かそこらのこと。はいてみると、「これまではなんでそうしなかったんだろう?」と思うほど、良いのです。良いというのは、パンツの裏に汗がたまらない、パンツの布地が痛まない、脚の肌感覚がさらりと快適といったところ。しかも真夏は部屋着として活用できるってわけです。

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従来大江戸が好んでいたのは、キース・へリング柄などのポップなタイプ。今回のような日本系の柄は、一歩間違えるとヤクザっぽくなってしまうので、遠慮しておったのです。でもまあ、いいじゃありませんか。粋なもんです。

こいつはやや厚めの生地で、両脇にポケットがあり、いわゆる「社会の窓」が開いてないタイプ。つまり、「下着」というよりは(アウターとは言わないまでも)「部屋着」用途を重視したタイプです。なので、トイレで立って用を足すときは、ちょっとだけ不便(下着のパンツごとずり下げないといけない)なのですが、ま、しょうがありませんね。

それにしても若冲さん、まさか自分の絵がステテコにされようとは思わなかったでしょうねえ。

 

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2017年6月12日 (月)

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」:心に染み入る傑作

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映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、1970~80年代前半の映画のような雰囲気を湛えた作品。地味でありながら、ある意味衝撃的でもあり、心に染み入る傑作です。

寒い風景の(イギリスではなくアメリカ東海岸の)マンチェスター・バイ・ザ・シー(という町)で繰り広げられる人間の関係性をめぐるドラマであり、喪失と再生の予感みたいな物語でもあります。

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数多くの回想シーンを経て後半にようやく明かされる「事件」がかなりの衝撃度で、それは確かに関わった人間の心を壊すに足るものだよなあと納得できます。ここに至って、少しずつ見えて来た本作の全体像が理解できるようになる&各キャラクターの言動についても理解できるようになるのです。その映画作りの、脚本の巧さが抜群です。

全体の構成もそのように見事ですし、場面場面の描写も達者なら、撮影、音楽なども質の高い仕事をしていて、もちろん役者も素晴らしくて・・・と、映画のレベルが高359226_002いのです。3作目の映画、また日本公開作としては1本目だというケネス・ロナーガン監督の堂々たる才能に注目したいと思います。

映画的に映像で語ることがきちんと出来ています。いや、それ以上のものを心象風景的に表現していたりもします。寒そうな景色だとか、雁行する海鳥とかが、見事に効いているのです。

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オスカーを手にしたケイシー・アフレックも確かに只ならぬ説得力だと思いますが、短い出演時間ながら小生が感銘を受けたのは、主人公の元妻役のミシェル・ウィリアムズ。偶然再会した二人が屋外で話すシーン(まさに名場面!)での彼女の感情の揺れ動き演技の破壊力は、ただただ凄いです。こちらの感情もわしづかみにされて揺さぶられてしまいます。

微かに、さりげなく、ちょっとだけの希望の光を見せるようなラストのつつましさが、また素敵なのです。「上質な大人の映画」ってこうだよねって感じでした。

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2017年6月10日 (土)

「花戦さ」:忖度好きジャイアンvs.ダイバーシティ

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映画『花戦さ』は、池坊監修・三千家(表/裏・武者小路)監修による団体動員映画。エンド・クレジットの池坊関係者名を見るにつけ、特別鑑賞券の流れが手に取るように想像できます。ま、東映のお家芸の一つですね。 でも、作品自体はなかなか良く出来ておりました。

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職人芸的に与えられた材料で良質のものをこしらえる篠原哲雄監督ですが、今回は特にその「楷書」感覚が生かされております。でもクソ真面目ではなくて、結構ユーモアを基調としております。そして、テーマは非常に今日的です。だって、強力な権力者はその周りの人々の「忖度」がお好き、って話ですし、「みんな違ってみんないい」という、金子みすゞ的ダイバーシティの話でもあるのですから。

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市川猿之助が憎らし気に演じる豊臣秀吉は、基本的にジャイアンなので、周囲の人が自分を畏れたり尊敬しないのが異常に大嫌い。ここらへんの構図ってサラリーマン社会に通じるよなあと、いつも思ってます。自分への忖度が成されないと、許さないのです。 そして、そんな秀吉に盾突いた池坊専好が(もともとは利休が)説くのが、黒には黒の金には金の赤には赤の良さがあるとする「diversity」思想なのです。 更に言えば、秀吉をサルといった子供や風刺的な狂歌を詠んだ者がひっ捕らえられたりするあたりは、共謀罪法案を連想せざるを得ませんよね。

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そんな本作で重要な位置を占める千利休ですが、この佐藤浩市ほど(過去の映画に出て来た幾多の利休役と較べても)違和感のある利休はかつてありませんでした。利休の持つ関西の商家出の「やわらかさ」が決定的にないのです。あとは、風雅さとか知性とか品格とかも見えなくて・・・。いや、利休ご本人に会ったことはありませんが、小生のイメージの中の利休さんとあまりにも違い過ぎるのです。確かに親子二代の利休役という話題性は興味深いのですが、でもこれは明らかに稀代のミスキャストです。佐藤の個性だと、どうしても茶人ではなく武人にしか見えないのです。

紅一点の森川葵は、そのはかなげな表情が往年の裕木奈江のようでありました。

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2017年6月 9日 (金)

(番外編)富岡製糸場あたりのモヤる風景

_20170609_133809東京圏以外は「番外」としているこの『東京温度』(なぜかサッカー観戦に関しては外れててもOK)、今日は理由あって富岡製糸場に行ったのですが、このブログですから普通の風景を載せてもしょうがありません。

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でもブラブラしている時間はほとんど無かったので、基本的にお見せしたい写真は1点のみ。それがこの道路沿いというか、横断歩道前の鳥居。横断歩道を渡ってそのまますぐ参道にって言うのもとぼけてていいですが、ここで言いたいのはそのことではなくて・・・鳥居の奥に覗くサイン。

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そう、ものの見事に「公衆トイレ」のサインが見えております。うーん、昔はよく壁とかに鳥居の絵を描いた横に「立ち小便禁ず」とか書いてあったものですが、これだとその逆ですね(?)。まあ、ちょっとした奇景です。

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その他には大したものもないのですが、こちらの「ショーパブ シルキードール」さんと「カラオケスナック らりるれろ」さんの並びなんて、いかにもの「地方都市あるある」風景で、爽やかな青空とのコントラストが何とも言えませんね。

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その近くにある「アルバイトサロン ザ・ブルームーン」って店は、まだ営業しているのでしょうか? この年季の入った建物といい、その前のレトロな街路灯の見事さといい、ファサードのピンク壁の色褪せ具合といい、トマソン的な脇壁面の中ほどに塗った水色ペンキの中途半端具合といい、注目点満載の物件です。いい味出してるなあ。

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2017年6月 8日 (木)

今日の点取占い270

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君はいつでも張り切っている  8点

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2017年6月 7日 (水)

日本1-1シリア、じれったいなあ

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チケットをいただいたので、東京スタジアム(味の素スタジアムを代表戦ではこう呼ぶのですね)で、キリンチャレンジカップの日本vs.シリア戦を観ました。南側の2階席からの応援です。

スタジアムは紫色にライトアップされておりました(ジャパン・ブルーをイメージしたのでしょうが、とにかく紫でした)。

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いやー、しょぼい試合でしたね。親善試合なんだから、もっと点取ろーよ。まあ、シリアの守りがとても良かったんですよね。守りのみならず、中盤も結構支配していましたし、攻撃はかなりタレントが揃っていました(足が速いとか、ドリブルがスゴイとか)。つまり、思ったより良いチームだったんです、シリア。

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で、案の定日本が好機をつぶしてるうちに先制されちゃうってパターン。しかしながら、今野の(また!)シュートで同点に。結局そのまま1-1で終了しました。うーん、何ともじれったい試合でありました。

香川は前半10分で負傷交代してしまうし、期待の久保裕也はいいとこほとんどなしでした。

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良かったのは、ロングパスをきれいに足元に収めていた大迫。相変わらず気が利いていた今野。交代出場の選手では、A代表初出場のガンバ井手口のプレイも気が利いていましたし、強さも見せていました。あと乾が、見事なドリブルなどで攻撃を活性化させて、好調ぶりを示しておりました。

来週のW杯予選が心配ですが、その試合のためにパワーをとっておいたのだと信じたいですね。 あ、あと代表ユニフォームが新デザインになってました。今までの深くて暗いブルーから明るいブルーに変わり、胸元に赤いマーク。特に袖の炎のようなマークと青シャツ+白パンってのは、ワールドカップ・フランス大会のユニを思わせるものです(ディテールは帰ってからニュースで確認しました)。

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恒例の代表戦おみやげ。今日のはご覧のようなポーチでした。

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で、袋の中にはこんな「ファミチキ」うちわも入っておりました。フライドチキンのうちわ~?? どうにも暑苦しい風が来そうですね。この制作に至った発想(及びストップがかからなかったこと)がスゴイと思います。

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2017年6月 6日 (火)

「夜に生きる」:コクとキレがある

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映画『夜に生きる』は、ベン・アフレック脚本&監督&主演による’20年代ギャング映画。本当にベンは、コクのある映画らしい映画を撮りますね。映像的には、『ゴッドファーザー』を思わせるような光と影と質感。ぶかぶかスーツに代表されるような衣装の時代再現もあれば、クラシックカーによるカーチェイスや銃撃戦の描き方のクォリティの高さもあって、まさにすべてのパートが上質な作品となっています。描写にキレがあるのです。

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役者たちも上質で、主演のベン・アフレックをはじめ、皆(演技的に)スキがありません。特に父娘を演じたクリス・クーパーとエル・ファニングが、助演賞ものの見事さ。エルは今、輝いています。後半のカリスマ聖女的なオーラの発散は、驚くべきもの。そこに童女のイノセンスも残っているあたり、無敵です。

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またイタリア・ギャングのボスもアイリッシュ・ギャングのボスも、その世界の人の怖さをものの見事に表現していて、ハンパなくコワかったっす。そこらの説得力が違うので、銃撃戦の迫力もハンパないのです。

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多くの人がクリント・イーストウッドの後継者と目しているベン・アフレック。確かにムービーメイカーとしての手腕は、あの方に並ぶものかも知れません。しかもベンにはまだこれからの「伸びしろ」がありますからね。「コクとキレ」を更に磨きながら、更なる地平に進んでもらいたいものです。

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2017年6月 5日 (月)

「海辺のリア」:まさに仲代達矢の一人舞台

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映画『海辺のリア』は、映画と言いつつも、そりゃもうえらく「演劇」なのです。そもそも仲代達矢でリアなのですから、演劇なのです。

全編のほとんどが海辺(浜辺)。あと老人ホーム前と道の上が少々です。これだけ場面が少ないわけですし、舞台で演じられたらこうなるだろうなという想像が容易にできるのです。

役者たちの芝居も、仲代、黒木華の二人は、明らかに舞台劇のようです。声を張り上げ、朗々と響かせ・・・と、映画の芝居や台詞回しではありません。

まあ小林政広監督があえてそのように作っているのでしょうけれど、それが何らかの効果を上げていたかと言えば、うーん、どうなんでしょう? 少なくとも終盤の波打ち際での仲代の(気持ちよさそうな)一人芝居は、正直観ててしんどかったです。この映画の面白さに、全くつながって行かないのです。

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それどころか、仲代さんがこの世に別れを告げているかのような芝居に見えて、あまりにも「遺作感」が漂い過ぎていて、なんだか心配になってしまいました。

これまでの小林監督作品では感じたこともなかったことですが、今回ばかりはいったい何をやりたかったのかがわかりませんでした。現代的なリア王の話を仲代さんで、ってことかも知れませんが、それなら(仲代とのコンビで作った)『春との旅』みたいに作るとか『日本の悲劇』みたいに作るとかした方が自然ですよね。 仲代達矢というグレートな対象にのめり込み過ぎたあまり、「面白い映画を作る」という大前提がどこかへ行ってしまったんじゃないかなあ、などと(生意気ながら)思ってしまったのでした。

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2017年6月 4日 (日)

l「光」:美しさと情感と

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映画『光』のシンプルなタイトルは強いですね。よくこんなタイトルが手つかずで残っていたものだと思ってしまいました。

河瀨直美監督は前作『あん』で、「普通の物語映画」を作って方向転換したわけですが、本作ではその方向性を継続しつつ、従来の河瀨作品にあった光と影で物語る特質も生かしています。

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孤独な魂同士の邂逅。反撥から始まる恋愛映画の側面が、とても良いです。そもそも「この二人が、なんで??」という側面があるのは確かですが、それをも超えていくだけの魅力があります。終盤の二つの魂の接近と、ラストの情感などは、まさに映画ならではの美しさではありませんか。

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その魅力を支えた撮影(百々新)の力も評価すべきでしょう。この人、今年43歳の写真家で、映画を撮るのは初めてなのだそうです。 視力を失ったカメラマン(永瀬正敏)がローライの二眼レフで主人公(水崎綾女)を撮った「最後の写真」ってのがほんの数秒映し出されますが、これがいい写真なんです! ぼんやりしたフォーカスの中、彼女の柔らかい表情が奇跡的に出ていて、もっとよく見たい!と思ってしまいました。

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水崎綾女は2012年の『BUNGO~ささやかな欲望~』(オムニバス)内の一編『乳房』でなかなか印象的でしたが、この『光』では「ブレイクした」と言っていい上質なパフォーマンスでした。永瀬に顔を触られる場面などは、エロティックなニュアンスも醸し出していて・・・。

永瀬正敏は近年の「ぶっきらぼうで朴訥な」永瀬ですが、ラストなどはいい味を出しておりますよ。

美しさと情感と・・・河瀨監督のフィルモグラフィにまた一つ良作が加わったと言えるでしょう。

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2017年6月 3日 (土)

「家族はつらいよ2」:今回も笑いの感覚がさびてて・・・

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映画『家族はつらいよ2』を観ての帰り道、スマホを見ると「橋爪功の長男が覚醒剤所持で逮捕」のニュースが。うーん、こっちが本当の「家族はつらいよ」ですねえ。まあ、映画とは関係なく変な心情にならずに済んだので、先に観ておいて良かったです。何しろ橋爪さんのアップに始まり、アップで終わる映画なのですから。

358946_007タイトルデザインは第1作に引き続いて横尾忠則。相変わらず「非松竹的」なポップ仕事です。主要な役者たちの顔写真を使っているのですが、監督:山田洋次までもが顔写真付きだったのには驚きました。数多くの映画を観て来ましたが、監督の写真入りのタイトルってのは初めてです。更には、タイトルデザイナー(横尾さん)の顔写真まで出て来た(!)ってのも、当然初めてであります。

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作品は、高齢者ドライバーとか無縁社会とかの問題を扱いながらも、前作同様のオールドスタイルの喜劇として「家族あるある」的な笑いを展開して行きます。 で、前作同様、すべったころんだつまづいたのギャグが多過ぎます。なんで、そこにこだわるかなあ? 笑えないし。前作の時にも小生が指摘したことですが、どうにもこうにも山田洋次の「笑い」の感覚が古くさびついてしまってます。とても残念です。

(第1作についてはこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-b419.html

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死体を使った笑いにしても、『ハリーの災難』(ヒッチコック)とまでは行かなくても、もっと上手にもっとおかしくできなかったかなあという思いが残りました。日本にも落語の『らくだ』のような優れた先例はあるのですからね。

それでも今の日本映画には、本作のような「大人が観る喜劇」がもっと必要だと大江戸は思っております。

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2017年6月 2日 (金)

「パーソナル・ショッパー」:作家の映画、演出力の映画

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映画『パーソナル・ショッパー』は、ミステリーなんだかサスペンスなんだかホラーなんだかサイコスリラーなんだか心理ドラマなんだかアート・フィルムなんだかよくわからないという、実に複雑な味わいの作品。前半こそややかったるいものの、中盤以降加速度的にぐいぐい面白くなっていきます。

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主役のクリステン・スチュワートが堂々と「旬」な感じに輝いています。『トワイライト』シリーズ出身のくせに(「くせに」なんて言うと怒られますけど)、ウディ・アレンや本作のアサイエスなんかに気に入られて重用されているあたり、やはり女優としての器量が良いのですね(大江戸の好みではありませんが)。

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結局は「幽霊映画」としての側面が大きいのですが、近作で言えば『アンジェリカの微笑み』(マノエル・ド・オリヴェイラ)や『ダゲレオタイプの女』(黒沢清)とも通じ合いながら異なる手法で幽霊を表現していました。でもそれ以上に、ドスの利いた音響を用いての超サスペンスフルな演出は圧巻でした。さすがにカンヌ監督賞は伊達ではありませんね。

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終盤も解決したようでいて謎や疑問も残るし、そもそもそこらの整合性は重視してないようだし、ラストシーンを含め変な作品です。でも、だからこそ「作家の映画」に違いないのです。ラストカットをクリステンの正面からの長回しで表現したのも、見事でした。

しょうがないといえばしょうがないけれど、セレブ役の女優さんにセレブ感が無かったなー(二線級の感じが出てまして・・・)。

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2017年6月 1日 (木)

最近食べたアイスクリーム(類)

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さて6月、アイスクリームの季節が近づいてまいりました(と言っても、最近は年中商品ですが)。てなわけで・・・

まずはハーゲンダッツの期間限定商品『クランチークランチ ココナッツ』です。これ、おいしかった。大江戸はかなりココナッツ好きなので、これも気に入りました。市販のココナッツアイスって、そんなにありませんからね。

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もうひとつハーゲンダッツからの期間限定商品。カップ入りの『ストロベリーカスタードタルト』です。鉄板の組み合わせじゃね?と思ったのですが、意外とイマイチ。まあ、それなりにおいしくはありますが、期待を下回りました。カスタードがもっと濃厚な方が好みなのです。Kimg0008

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ベリーつながりで、森永の期間限定『モウ 赤いベリーミックス』です。ストロベリー、ラズベリー、クランベリーの三種入りです。一つのベリーだと簡単に折れるけど、三種のベリーなら折れない・・・そういったコンセプトでしょうか? ベリー好きの大江戸ではありますが、まあ「そこそこ」でした。アイスミルクの限界と言いましょうか・・・。

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最後に控えしは、ロッテの『爽 辛口ジンジャーエール味』。うーん、あまり辛口ではないですねー。中に小さなラムネ粒が入っていたりしますけど、全体的にはマイルドです。ま、お子様も食べますから、ウイルキンソン・ジンジャーエールのドライタイプみたいなわけにはいかないんでしょうねえ。でも、こいつだけは「期間限定」って書いてないので、その点は潔い感じがいたしました。

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