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2017年6月 3日 (土)

「家族はつらいよ2」:今回も笑いの感覚がさびてて・・・

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映画『家族はつらいよ2』を観ての帰り道、スマホを見ると「橋爪功の長男が覚醒剤所持で逮捕」のニュースが。うーん、こっちが本当の「家族はつらいよ」ですねえ。まあ、映画とは関係なく変な心情にならずに済んだので、先に観ておいて良かったです。何しろ橋爪さんのアップに始まり、アップで終わる映画なのですから。

358946_007タイトルデザインは第1作に引き続いて横尾忠則。相変わらず「非松竹的」なポップ仕事です。主要な役者たちの顔写真を使っているのですが、監督:山田洋次までもが顔写真付きだったのには驚きました。数多くの映画を観て来ましたが、監督の写真入りのタイトルってのは初めてです。更には、タイトルデザイナー(横尾さん)の顔写真まで出て来た(!)ってのも、当然初めてであります。

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作品は、高齢者ドライバーとか無縁社会とかの問題を扱いながらも、前作同様のオールドスタイルの喜劇として「家族あるある」的な笑いを展開して行きます。 で、前作同様、すべったころんだつまづいたのギャグが多過ぎます。なんで、そこにこだわるかなあ? 笑えないし。前作の時にも小生が指摘したことですが、どうにもこうにも山田洋次の「笑い」の感覚が古くさびついてしまってます。とても残念です。

(第1作についてはこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-b419.html

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死体を使った笑いにしても、『ハリーの災難』(ヒッチコック)とまでは行かなくても、もっと上手にもっとおかしくできなかったかなあという思いが残りました。日本にも落語の『らくだ』のような優れた先例はあるのですからね。

それでも今の日本映画には、本作のような「大人が観る喜劇」がもっと必要だと大江戸は思っております。

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