W杯予選イラク1-1日本のくやしさ!
昨夜のW杯アジア最終予選日本vs.イラク(@中立地のイラン)をTV観戦しましたが、いやー、何ともくやしい、何とも残念な試合でした。香川、山口蛍をはじめ、ケガ人続出の中で、酷暑の昼日中なかの試合(気温37度の中!)。先制しながら追いつかれて逃げ切られた1-1。
ボランチの位置に遠藤航、井手口の若手コンビを置いたのはヒットでした。先週のシリア戦(親善試合)でも良いプレイを見せていた井手口が、ボール奪取や守備に力を発揮し、遠藤もいつも通り地味に凄く、加えて素敵な縦パスを結構通してました。5試合ぶり先発の本田も、(交代で出たシリア戦同様)抜群のキープ力で、味方の攻め上がりを助けます。 そして、ここのところ別格の力を見せつけている大迫が、またもや素晴らしかったと思います。でも彼がせっかくボールキープしても、味方のサポートが遅くて! 孤軍奮闘の趣きがありました。
一方調子の悪かった人たちは、・・・まず久保裕也。シリア戦といい、イラク戦といい、どうしちゃったのかというほど、いいとこなしです。まあ、ストライカーってそういうものだ(いい時もあればスランプもある)とはいえ、ちょっとがっかりです。原口もそれに近いものがあり、守備ではいつも通り奮闘しているものの、攻撃の力がかなり物足りないここ2試合です。 長友、酒井宏樹の両翼がパッとしないのも、もはや恒常的になってしまいました。これ、W杯までに何とかなるのでしょうか??(内田の復活はあり得るのでしょうか?)
それにしてもあれだけバタバタと選手が使い物にならなくなっていくとは、さすがにハリルホジッチ監督の想定を超えた事態だったでしょう。酷暑と、イラクのラフなボディ・コンタクト(まあ「削り」ですね)。原口は足が止まっちゃうし、井手口は脳震盪起こしちゃうし、酒井宏樹は膝がダメになっちゃうし。手当てに追われて、戦術的交代をする余裕がなくなってしまいました。 こういうの見てると、「交代選手って3人じゃなくて、5人(せめて4人)でいいんじゃない? その方がクォリティの高いサッカーを見せられるんじゃない?」って思っちゃいますよね。そうしたら、ヨレヨレだった久保の代わりに乾を入れられたのに。欧州からシリア戦の動きを見て、ハリル監督としては絶対残り15分の勝負所で乾を使うプランだったと思うのです。本当に歯ぎしりする思いだったと思います。乾が入ってたら、絶対2点目が取れたのに・・・というタラレバの一つも言ってみたくなるってもんです。
後半の失点シーンは、何度か見直してみるとやはり明らかにミスですね。吉田と川島の連携ミス、っていうか吉田そこはまずクリアーだろって感じのミス。更に、川島ファンブルしちゃイカンだろってミス。で、その前の段階で(昌子の対応はしょうがないとして)遠藤航のプレイが緩いというか、ファウルを怖れて消極的な感じだったのも原因の一つです。あー、くやしい。最後の最期で長友が止めてくれたらなー、ってのもあります。
予選は残り2試合。日本は一つ勝てばW杯出場決定ってことですけど、でもオーストラリアとイランが残っているわけですからねえ。最後まで、ほんとハラハラさせてくれますよ、このチームは。まあ次の大会からはアジアの出場枠がぐっと増えるので、このようなハラハラは無くなりそうですが、その一方で試練を経て成長する機会まで無くなってしまいそうで・・・。うーん、痛しかゆしですね。
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