「怪物はささやく」:好きな人は好きでしょうが・・・
映画『怪物はささやく』は、大江戸が高く評価する『インポッシブル』のJ.A.バヨナ監督作品ですが、うーん、今回は肌が合いませんでしたねー。全然ノレないどころか、ひたすら眠くてしょうがなかったです。ま、もともとファンタジーって好きではないもので・・・(ダーク・ファンタジーもね)。 好きな人は好きな映画だと思いますよ(←あたりまえ)。
子供を通して「死」をめぐる真実を追究していくような映画ですけれど、相当暗いというか、しんねりむっつりしています。その分、怪物やら地割れやらのVFXで派手にしているのですが、そこらへんとのミスマッチがどうもしっくり来ませんでした。シリアスなんだか児童文学何だかエンタテインメントなんだかって感じで。怪物もねえ、BFGまぶしの巨大グルートみたいな感じでして・・・。
展開も、怪物が3つの物語を語ってってあたりがまだるっこしいですね。その物語も、いったい何なの?って感じですし。最初っから「少年の真実の物語」だけ言わせてはダメなんすかね? ちなみにこの怪物、樹皮の内側が赤く燃えてまして、つまりシン・ゴジラっぽいっす。
役者はいいんですよ。少年役のルイス・マクドゥーガル君なんて、ハートに訴えるような名演です。 そしてお母さん役の人、どっかで見たことあるなーと思っていたら、フェリシティ・ジョーンズだったんですね。あの人って、この少年のママ役やるほどの年齢でしたっけ?→調べたら、今33歳。まあ、なくはないですね。
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