« すみだ水族館に行きました | トップページ | 押上「来来来(みらい)」の極太タンメンうまし! »

2017年8月27日 (日)

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』」:やはり岩井版は偉大

358994_003
映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、大江戸も岩井俊二ファンのはしくれとして、伝説のドラマ版は大好きです。あの映画では奥菜恵とか山崎裕太とかが小学生で、実にコドモコドモしていたのですが、今回は中学生の設定なので(しかもアニメなので)、別物として受け取りました。そもそも大雑把な筋以外は忘れちゃってますし。

358994_006

川村元気プロデューサーが『君の名は。』の約1年後に放つタイム・リピートもの、かつ少年少女の淡い恋を描いたSFアニメーションなので、誰もが『君の名は。』と比較したくなるハンディキャップを背負った作品です。で、奥ゆかしいと言うか何と言うか、決して『君の名は。』を超えたりしない作品でありました。質的にも、興行的にも。

358994_009

この『打ち上げ花火~』ってのは、とても小さな話なんですよ。隕石が落ちてきたりはしないんです。その中で、二度と帰らない子供の時間への郷愁みたいなものがやるせなく立ち上がってくるのが、何とも最高な岩井俊二版だったのです。でも今回の作品は、(45分のドラマの倍に当たる)90分を費やしている割には、「えっ?それだけですかい??」ってなエンディングでした。観客の間にも、ちょっと肩透かし感が漂っていたような・・・。

358994_001
少女を魅力的に見せようとする努力はわかるのですが、まあ実写版の奥菜恵はある種の「奇蹟」でしたからねえ・・・。

実写版の予告編動画とかフッテージとかを探して見てみたのですが、本作ってオマージュというか、かなり実写版に忠実な絵作りをしていたりするのですね。そういった「遠慮」のおかげで、少し創造物としての伸びやかさが不足してしまったんじゃないかなあ。

|

« すみだ水族館に行きました | トップページ | 押上「来来来(みらい)」の極太タンメンうまし! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/71540936

この記事へのトラックバック一覧です: 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』」:やはり岩井版は偉大:

» イフ・オンリー。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 [水曜日のシネマ日記]
1993年にテレビドラマで放送された岩井俊二監督の作品を基にしたアニメ映画です。 [続きを読む]

受信: 2017年8月28日 (月) 08時46分

» 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [象のロケット]
夏休みの花火大会を前に、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか? 平べったいのか?」で盛り上がる中学生たち。 そんな中、転校することになった女子なずなは、典道を誘って「かけおち」しようとするが、母親に連れ戻されてしまう。 典道がもどかしさから、海でなずなが拾った不思議な玉を投げつけると、連れ戻される前に時間が戻っていた…。 アニメーション。... [続きを読む]

受信: 2017年8月28日 (月) 12時19分

» 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』('17初鑑賞96・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (10段階評価で 6) 8月19日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 15:50の回を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2017年8月28日 (月) 13時07分

» 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?★★★・5 [パピとママ映画のblog]
『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの岩井俊二によるドラマを基にした、『物語』シリーズなどの新房昭之が総監督を務めたアニメ。現代の要素を入れながら長編として再構築し、夏休みを過ごす中学生の男女を主人公に、何度も繰り返されるある1日を描く。脚本を、『モテ...... [続きを読む]

受信: 2017年8月28日 (月) 16時47分

» 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [だらだら無気力ブログ!]
ヒロイン、あのスタイルで中学一年生という設定には無理があるよなぁ。 [続きを読む]

受信: 2017年8月28日 (月) 23時04分

» ショートレビュー「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?・・・・・評価額1600円」 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
青春は、何度でもループする。 なるほど、こう来たか。 オリジナルは、1993年にフジテレビのオムニバス形式のTVドラマ「if もしも」の一編として放送された作品だが、好評すぎて2年後の95年には劇場公開され、”映画監督”岩井俊二の出世作となった伝説的な名作だ。 「if もしも」は、人生の分岐点でもしも別の選択をしたら?という所から、枝分かれした2つの物語がそれぞれ描かれるのが番組の...... [続きを読む]

受信: 2017年8月29日 (火) 21時00分

« すみだ水族館に行きました | トップページ | 押上「来来来(みらい)」の極太タンメンうまし! »