「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」:今回もつまらなくて・・・
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』は、堂々の完結をしてから6年ぶりにしらっと現れた第5作。でも大江戸はこれまでの4作をすべて観ているのにも関わらず、毎回まったく面白さを感じられずに「あー、つまんなかったー」と思っているので、公開1か月以上たってからようやく鑑賞した次第。で、やっぱり今回もつまんなかったー。 なのに、いろんな方のブログを見ますと、みなさん口々に最高に面白かったとか書いていらっしゃるので、小生としては「うーむ」と唸ってしまったのであります。大江戸の基準だと、本当に面白い娯楽映画ってのはこういうのじゃないんですけどねえ。
まあ、金庫を盗むのに建物ごとロープで引きずっていくアクションだとか、ギロチンをめぐるドタバタだとかは面白かったですよ。アイディアとその表現において、バカバカしくも痛快でした。 でもそれ以外はねー、既視感のあるアクションや騒動ばかりで時々眠気を感じるほどでした。そもそも物語の芯をしっかり語れておりません。場面場面の散発的な継ぎはぎで出来ている映画なのです。
ハビエル・バルデムにしたって、これだけ「加工」されてると、どこまでが演技でどこからがVFXの領域なんだか、考えざるを得ません(男優賞なんだか特殊技術賞なんだか特殊メイク賞なんだか)。そういう時代だってことですね。
ジャック・スパロウ船長は、ますますもって安定の狂言回しでした。そして序盤に、彼の叔父さん役であのお方が出演してるって情報、知っていたのに観てる時に忘れてて、完全に見落としてしまいました。うー、無念。
一方でオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイは最後に出て来るのですが、本編主役は新しいコンビが務めました。きれいな女の人(カヤ・スコデラーリオ)は、若き日のニコール・キッドマンをよりクッキリ・フェイスにしたような感じでした。目力強いっす。
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