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2017年8月 6日 (日)

「デ・パルマ」:地味ながら公開されました!

De_palma
映画『デ・パルマ』を、新宿のシネマカリテで観ました。開催中の「カリコレ(カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション)2017」の中の1本として、7/29~8/9の間に7回のみの上映。地味~な公開だったので、大江戸も危うく気づかずに観逃すところでした。

ブライアン・デ・パルマ(故・今野雄二さん流に言えば「ディ・パーマ」ですが)ほど、現存の監督の中でその技法や表現の分析をしたくなる人はいないでしょう。映画史の中でも、デ・パルマ自身が師と仰ぐヒッチコックの次にファンや研究者の探求心をくすぐる監督だけに、このような企画はまさに時宜を得たものだと言えるでしょう。

キャリアのピークとも言える'80~90年代(小生は’70年代の彼の方が好きですけど)の顔からは、だいぶ変わりましたね。温和な顔になりました。そのデ・パルマが自分の半生と作品を振り返り、全作品のフッテージが流れる構成。ま、王道の作り方ですね。だけど、そこでデ・パルマさんったら、ネタバレ全開で語ってくれちゃってます(当然、映像も)。だから、デ・パルマの主要作品を未見の方にはお勧めできません。せめて、『キャリー』『フューリー』『殺しのドレス』あたりを観てからにしてくださいね。

Al_and_palma_2
ノア・バームバックとジェイク・パルトロウの共同監督作です。やはりデ・パルマ作品ってギミックたっぷりでビジュアル的に華があるので、観てて楽しいです。あのスプリット・スクリーンへの言及はあったけど、なぜか「ディ・パーマ・スローモーション」(と今野さんが名付けていた)については触れられていませんでした。あれを外してはいけないんじゃないですかね?

デ・パルマ監督、『ミッション:インポッシブル』第1作(1996)以降は過去作の縮小再生産みたいになっちゃってて、さすがに衰えた感は否めません。まあ、現在76歳ですからねえ。でも、彼ぐらいはっきりした個性を持つ監督がいない現在、もう一花咲かせてもらいたい映像の魔術師であることは確かなのであります。

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