「銀魂」:まじめな後半が失速して・・・
映画『銀魂』は原作マンガを全然読んだことが無いのですが、あまりのバカバカしさに結構笑っちゃいました。これ、前半だけで終わっていれば、大江戸的にはもっと満足度高かったんですけどねえ。てゆーか、このネタで2時間10分はちと長過ぎでしょ。
深夜TVドラマ系のぶっとんだギャグの監督って、小生は堤幸彦も三木聡も大根仁も好きなんですけど、福田雄一に関してはあまり面白いと思えず、よってあまり多くは観ていなかったんですよねー。本作では脱力ナンセンス・ギャグの数々が、「映画でそれやりますか?」って感じではありますが、でもおバカで面白うございました。画面の隅の小ネタもね。
でも、後半割とシリアスに戦いを繰り広げるようになっていくと、一気に停滞して、一気に眠くなってしまいました。いやー、そんな争い正直どうでもいいっす。VFXの無駄使いっす。物語の収束だってかなりどうでもいい感じで、ラストのしまらなさと言ったら・・・。
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈をはじめ、長澤まさみ、安田顕、中村勘九郎たちが、まじめに大バカやってるので、その部分はちゃんと楽しめます。実写の中におけるエリザベスや定春の処理も、よく考えられておりました。 それだけに、後半の失速がもったいなかったなあと思うのです。
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