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2017年9月30日 (土)

「プラネタリウム」:ゆるくて眠くてつまらない

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映画『プラネタリウム』は、フランス出身の女性監督レベッカ・ズロトヴスキによる1930年代を舞台にした作品。でも、とにかくつまらないのです。いろんな意味で、映画のツボを押さえておりません。ゆるいです。これでは観客がそっぽを向いてしまう作品の見本ではないでしょうか。

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ナタリー・ポートマンに魅力が全然ありません。近作で言えば、『ブラック・スワン』のような華も、『ジャッキー』のようなアクの強い演技もありません。なんとなく、しょーもない人になっちゃってます。主役の一人なのに、影が薄いのです。

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もう一人の主役リリー=ローズ・デップは、悪くありません。少女の魔性をそこはかとなく漂わせております。彼女、右の眉毛が部分的に色が変わっているのですね。そして、表情が父上によく似ていいらっしゃいます。

本作ではむしろコルベン役のエマニュエル・サランジェの方が陰の主役というか、作品に色合いを与えておりました。そんなこともあって、何を描きたかったんだかよくわからない感じになっております。

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’30年代を表現するヘアメイク、衣装、美術などの設定もややゆるいです。時代再現がんばった、とは言い難い気がいたしました。

終始何が言いたいのか?、何を描きたいのか?って感じでしたし、終始眠気が襲ってきました。それぐらい観る者に迫って来ない映画です。残念ながら、あっという間に忘れてしまいそうです。

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2017年9月29日 (金)

帰ってきた謎肉祭

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カップヌードルの『帰ってきた謎肉祭』です。

1年近く前に紹介した商品の「続編」です(その時の記事はこちら↓)。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-16e9.html

何が新しくなったかと言うと、謎肉が2種類になりました。つまり従来の黒っぽい肉に加えて、新たな白っぽい肉が入ったのです。

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こいつの発売と時を同じゅうして、謎肉の成分と製法が日清から公表されましたが、肉と大豆と野菜を混ぜたものだそうです。で、この黒っぽい方が豚肉で、白っぽい方が鶏肉なのだそうですが、白っぽい方ってやけに大豆感が強くって、「黒っぽい謎肉と高野豆腐の中間」みたいな感じでした。

相変わらずあきれるほど肉だらけなので、ありがたみがありません。そして残念なことに、やはりエビやタマゴははいっていないのでありました。まあ、でも一度食べてみる分には楽しいですけどね。

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2017年9月28日 (木)

初めてのワンカラ

_20170928_103324先日、初めて「ひとりカラオケ」ってのに行ってまいりました。新宿の大ガード横の交差点の先にある、あのビルの中に入ってる「ワンカラ」さんです。

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事前に調べてから行ったのですが、確かに料金的には普通のカラオケよりも割高ですね。でも、1曲あたりのコストは断然安いと思います。だって・・・1時間半で(5分ほど余しましたが)21曲も歌ってしまった(2-3曲、途中でやめちゃったのもありますが)んですから。

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そもそも何で行ったかというと、9月2日の横浜赤レンガ倉庫での20周年ライブ以来、ウォークマンでCKBばかり聴きまくっていて、そのうちに歌いたくてしょうがなくなったていう次第。さあ、心行くまで剣さんをと、気合十分です。

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受付を済ませた後は、フリードリンクを手にブースへ。カラオケシステムも6種類から選べるというのですが、違いがよく分からない小生としては、「一番曲数が多い」って理由で、ジョイサウンドを選択。あとはもう、ヘッドフォンをつけて、タッチパネルで選曲して、歌いまくるのみ!

Dsc_1843普通の手持ちマイクのほかに、写真のようなコンデンサ・マイクもあります。プロっぽいし、両手が楽でいいですね。結局椅子に座ったまま、ほとんどコレで歌っておりました。

いや、次から次へと歌えるんで、30分ほどたったあたりで、「(1時間半じゃなくて)1時間でよかったなあ」なんて思ったりして・・・。CKBオンリーのつもりでしたが、佐野元春、ミスチル、裕木奈江まで歌っちゃいました。CKB、結構難しいですね。つまり、剣さんが圧倒的な歌唱力と声域の広さで、こぶしやビブラートを効かせながら持たせてる曲が多いので、なかなか素人にはしんどいのです。でも『La Americana』、『流星ドライヴ』、『せぷてんばぁ』、『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』あたりは、非常に気持ちよく歌えました。『肉体関係Part2』(これはCKBじゃなくて、ライムスターの曲として分類されてました)のラップ部分も、意外とイケましたよ。

満足でありました。またそのうち行っちゃいそうです。

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2017年9月27日 (水)

「禅と骨」:異色の禅僧の欲と妄執

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映画『禅と骨』は、あの『ヨコハマメリー』の中村高寛監督による11年ぶりの新作。まあその間にいろんな企画がボツになったり水子になったりしたのを、『キネマ旬報』の中村監督の連載で知ってはおりましたが、その果てにかなりの異色作が出来上がりました。

ドキュメンタリーでありながら、役者を使ったドラマ部分もありますし、アニメーション部分だってあります。そしておそらくは、当初の想定からどんどん離れていった部分こそがスリリングで、作品の核となっているのです。

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このヘンリ・ミトワさんの波瀾の人生は確かに面白い。だけど、映画の中心はそこではないのです。90を過ぎたミトワさんの母へのオブセッションだとか、後半出て来る家族や撮影隊との葛藤や緊迫感こそが、本作のキモなのです。その根源には、自分を立派に見せたいというミトワさんの欲があるのです。およそ、禅僧らしからぬ態度かも知れませんが、ま、人間そういうものかも・・・と思わせるような映画です。

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きれいごとのドキュメンタリーで済ませるのなら、数奇な運命を経て大変立派な禅僧として映画『赤い靴』の製作に執念を燃やしたヘンリ・ミトワの生涯ってことで、楽に作れたはずです。千宗室さんとも親しいんですもん。 でも中村監督はそうはしませんでした。むしろ家族の面倒くささとか、ミトワさんの妄執を通した「人間の業」みたいなものにフォーカスして行きました。その結果、とっても「食べにくく」なりましたが、骨のある映画にはなったと思います。

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それにしてもこの人、家族からは疎んじられたり憎まれたりしていたことがよくわかります。まあ、勝手な人で家族にとってはサイテーだったんだろうなあって感じです。でも撮影協力者だったご家族の醜い面まで撮って公開しちゃうっていう監督の覚悟が、一番スリリングな見どころかも知れません。ドキュメンタリー作家って、因果な商売ですね。

エンディングに横山剣が歌う『骨まで愛して』が流れて来て、笑っちゃいました。

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2017年9月26日 (火)

「追想」:興趣を削ぐブツ切り回想

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1975年のフランス映画(ロベール・アンリコ監督)『追想』(デジタル・リマスター版)の41年ぶりのリバイバル上映を、新宿シネマカリテで観ました。カリテさん、『戦争のはらわた』といい本作といい、「なんでこれを?」ってところを突いて来ますねえ。そういうの、いいと思います。でも、『戦争のはらわた』の時と同様に、館内の温度が異常に寒くて、後半はパーカのフードを首に巻くようにしたり、腕をさすったりしておりました。いつ来てもやたらと寒いシネマカリテ、もしかしたらその寒さで女性客を逃したりしているんじゃないでしょうか(男比率高いし)?

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(以降ややネタバレあり) この作品、大江戸は初めて観ましたが、かなり変ですよね。そもそもフィリップ・ノワレが復讐劇のアクション・ヒーローってとこからして変なんですけど。ナチスの兵士たちがかなり愚鈍に描かれているってのも、リアリスティックじゃないというか、「ナチスなんだから、無能な悪役として描いときゃいいや」感がにじんでおります。あれだけ兵士がいて、中年太りでハアハア言ってるフィリップ・ノワレ一人倒せないなんて、(いくらシャトーの構造を熟知していると言っても)アンリアル過ぎます。

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そもそも主人公(ノワレ)がお医者さんなんだから、薬品を使うとかメスを使うとかして復讐させるなら、まだ職業的アドヴァンテージによって敵より優位に立てたってできますけど、そんなこともせずに古い銃ですもん(近眼&老眼だろうに)。あ、ちなみに原題は“Le Vieux Fusil”(古い銃)です。

しかもこれ反戦映画ではなくて、単に復讐娯楽劇を成立させるためにナチスを出してる感じがプンプン臭います。

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そして映画の作りとして一番問題なのは、『追想』という邦題の示す通りやたらとブツブツ回想シーンが挿入されること。復讐劇の流れが分断され続けて、興趣を削ぐこと甚だしいのです。またかよ?って、イラついちゃいます。その上、その回想ってのが、やたらと甘ったるくてねえ。もう、映画としてダメダメではありませんか。なんでそこそこ評価されてるのかなあ、これ?

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2017年9月25日 (月)

「戦争のはらわた」:頬に縦筋のいい男

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新宿のシネマカリテでリバイバル公開中の『戦争のはらわた』を観ました。サム・ペキンパー唯一の戦争映画も、公開40周年ですかー。小生も大昔に名画座で観てから、久々の鑑賞であります。それにしても、公開時もコケたし、よくこんな作品をリバイバルしましたよね(まあ、単館ですし、今は当時のヒット作を再公開したって当たらない時代ですけどね)。

原題は“Cross of Iron”、ナチスの鉄十字章のことです。てなわけで第二次大戦におけるドイツ軍(ロシア軍と戦闘を繰り広げている)を描いた作品です。ドイツ人がみんな英語しゃべってます(まあ、娯楽映画のお約束として)。 『戦争のはらわた』っていう邦題は、ちょっとセンセーショナル過ぎますよね。内容はほとんど残酷だったりグロかったりはしません。まあ、「はらわた」を比喩的に使っているわけですが、こんな邦題は『ハクソー・リッジ』にこそふさわしいと思う今日この頃です。

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ハイスピード撮影(スローモーション)と、断続的に二つ以上の場所のカットを交錯させる技を組み合わせたペキンパーならではの「死の舞踏」が、ここでも見られます(今、「北京パー」と誤変換されて、ぶっとびました)。ただ『ワイルド・バンチ』みたいな圧倒的凄さを期待すると、裏切られると思います。割と地味です。

でもこの作品のキモは、むしろ男の血が騒ぐ「名誉欲と保身だけの卑怯で悪辣なプロシア貴族」(マクシミリアン・シェル)と、「強きをくじき、弱きを助ける」正義のヒーロー(ジェームズ・コバーン)との対立と対決であります。いやー、ジェームズ・コバーンいいですねー。クリント・イーストウッド、高橋一生と並ぶ「頬に縦筋の入ったいい男」だと思います。今はなかなかいないです、こういう人。ニヒルでクールで権力に反抗して、仲間や弱者への愛情があって、仕事は最上級にしっかりやるプロフェッショナル。

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対するマクシミリアン・シェルの卑小さも、何とも言えません。見事な(情けない)悪役です。

(以降少々ネタバレあり) ただラストがどうにも「気分爽快」とはいきません。まあ戦争映画ですから、気分爽快になってもいけないでしょうけれど、妙にモヤモヤした隔靴掻痒感は否めませんでした。高倉健さんの任侠映画じゃないんだから、しょうがないんですけどね。

*関係ないけど、シネマカリテさん、いつ行っても冷房が寒すぎます~! スーツ着て、ネクタイ締めてても寒くて、途中から新聞をひざかけに、ハンカチをストール代わりにしても風邪ひきそうでした。同じ武蔵野興行でも武蔵野館の方ではそんなことないんですけど、ここは1年中(特に夏場)寒いんです。支配人さんが暑がりなんでしょうか?

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2017年9月24日 (日)

「パターソン」:「ツイン・ピークス」との符合も

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映画『パターソン』は、ジム・ジャームッシュが初期の作風に回帰したかのような、ゆったりと何も起きないオフビート会話劇。キモはバス・ドライバーの主人公(アダム・ドライバー!)が詩作を行うこと。彼がノートに書き止める文字が、画面にも出て来るという趣向もあります。

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Mondayからの1週間、ほとんど何も起こりません。それを楽しめるかどうかってことですね。小生は初期のジャームッシュよりも『ゴースト・ドッグ』('99)とか『ブロークン・フラワーズ』('05)とか『リミッツ・オブ・コントロール』('09)の方が好きなので(一番好きなのは『デッドマン』('95)ですけど)、本作はいまいち面白く思えませんでした。犬がノート食いちぎっちゃうのが、最大の事件なんじゃねえ・・・。

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それはそうと、このニュージャージー州パターソンという郊外の街、なぜだか『ツイン・ピークス』を思わせるものがあります。滝があり川がある町だし、主人公の恋人の名は「ローラ」だし、リンチ好みの波模様のインテリア・ファブリックが出て来たり、ギザギザ模様のカップケーキが出て来たり、双子(twin)がやたらと出て来ますしね。そもそも本作の撮影は、リンチ作品の撮影監督として名高いフレデリック・エルムス(『イレイザーヘッド』『ブルー・ベルベット』他)なのでした!

永瀬正敏は、世間で言われるほどに素晴らしいわけではなかったです。まあまあでした。

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詩人であるパターソンが美しさを見出すニュージャージー・パターソン・マッチの箱と同デザインのノートブック(写真)を劇場(武蔵野館)入口でくれました。ページを開くと最初に(映画内にも出て来る)“Water Falls”という詩が書かれています。最後のページにはその日本語訳と、パターソンの地図も載っていました。 ただ映画の中では、「詩を翻訳することは、レインコートを着ながらシャワーを浴びるようなものだ」という言葉が出て来て、なるほどと思ったものでしたけどね。

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2017年9月23日 (土)

「ユリゴコロ」:デートで観ちゃダメ

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映画『ユリゴコロ』は、沼田まほかるによる「イヤミス」の映画化、と言ってもこの作者の小説は全く読んでおりませんが。確かに全編を通して嫌~な感じはそこそこ漂っています。でも熊澤尚人監督が自分のフィールドである純愛の方に寄せていったために、むしろ「いい話」に近づいてしまい、中途半端になったのではないでしょうか。

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この作品、東映の三角マーク付きですが、昨年の『少女』といい今年の『暗黒女子』といい、東映さん、妙にそっちの方に足を踏み入れてますねえ。そんなに鉱脈があるとも思えないのですが・・・。

さてこの映画、決してつまらなくはないのですが、トリック的な部分はみんな読めちゃうし(まあ読めるように作ってあるけど)、それ以上にツッコミ所が多いですねー。原作のせいなのかしらん? ネタバレになっちゃうから書きにくいけど、観た人はわかるように一つだけ---「殺し屋1」かよっ!(どんだけ強いんだ??)

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色々と嫌な感じのシーンはありますが、中でも怪優・佐津川愛美がらみのリスカ・シーンは(音も手伝って)かなり目をそむけたくなる気持ち悪さです。

それにしても何でこの主人公に吉高由里子をキャスティングしたかなあ? どうにも似合わない気がしてなりませんでした。案外世の中は単純なものなので、『ユリゴコロ』だから由里子にやらせようってなったんじゃないでしょうかねえ。あり得ると思うけどなー。

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父親役の俳優さんをずっと生瀬勝久さんだと思って観ていたのですが、後から貴山侑哉さんという方だと知りました。いやー、大江戸もまだ修行が足りませんね。

それはそうと、清らかな感動作みたいな予告編を見て、本作をデート・ムービーに選んだりしたカップルはかなり大変なことになってしまいそうです。ドン引きだと思います、いやはやなんとも。

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2017年9月22日 (金)

「新感染 ファイナル・エクスプレス」:あれこれてんこ盛りの韓国風

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映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、多くのアイディアを詰め込んで、新しい感覚に染まったゾンビ映画(だから「新感染」?)。まあ、韓国映画の場合アクションにしても何にしても、もう徹底的にやってくれます。お腹いっぱいになるエンタテインメントです。

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ゾンビの基本は守りながらも、新たなアイディアも入れてます。暗い所では動けないとか、ドアを開ける知力がないとか、目の前に見える物を襲うが見えなければ平気とか・・・。それらがいちいち物語の展開に効いてくるという、頭の良い脚本でもあります。 ただ、わざとなのか(サスペンスを盛り上げるために)主人公たちがうかつな事や不注意な事をやり過ぎです。命がけなんだから、もっと気をつけなきゃ。

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後半になるや、ある悪役の存在が大きな比重を占めていきます。韓国映画って、徹底的に悪く憎たらしい奴を出して、観る者の憤怒を煽るってことが多いですよね。今回のあいつも、本当に憎たらしい限りです。 その反対に愛すべき子供を出して、そこで涙を絞り取るってのも韓国映画のお家芸。まあ、色々と振れ幅大きいっす。

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主人公のパパさんは、やけに東出昌大っぽかったです。この自己中心的なエリートが改心するドラマも柱なのですが、この人よりずっと印象に残るのが、ガタイのいい怪力無双なサンファを演じるマ・ドンソク。まさに「漢と書いてオトコ」っていう奴です。こういう役者って、日本映画界にも欲しいですよねえ。

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2017年9月21日 (木)

中秋の月餅

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ちょっと前に過ぎてしまったのかと思ったら、今年の十五夜は10月4日なんですってね。そんなに遅いのもアリなんだ? びっくり。

中秋の名月のシーズンに、中国では月見をしながら月餅を食べるという伝統があるのだそうです。

前にも書いたけど、大江戸は月餅が大好き。

で、まずは横浜中華街・同發の黒餡小月餅、ミックスナッツ小月餅、ココナッツ小月餅です。みんなそれぞれのおいしさがありますね。大江戸は中華餡が結構好きですし、ココナッツも好きなんです。「小」と言っても、中村屋の月餅ぐらいの大きさはありますよ。

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同發でもう一つ買ったのが、こちらの「中華たいやき」。

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まあ、こちらも小月餅ぐらいのサイズなので、日本のたいやきに較べると小ぶりですね。中は(一応しっぽまで)あんこが入ってます。だけど、あんまりうまいものではなかったですねえ。これなら月餅食べた方がいいです。

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で、こっちは新宿のハイアット・リージェンシー・ホテルに入っている高級中華の翡翠宮さんの月餅。かなり小ぶりです。

それぞれ翡翠宮の「翡」「翠」「宮」の文字が刻印されています。

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順に「蓮の実餡」「黒糖入り小豆餡」「栗餡」となっています。それぞれ、いかにも高級な味だっていうクォリティはわかりますが、大江戸的にはどれも今一つでした。小豆餡も、黒糖にしない方がいいのにねえって感じでした。

大江戸は中村屋の月餅が結構好きでして・・・。あんなもんでいいんですよ、しょせん月餅なんですから。

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2017年9月20日 (水)

「エイリアン コヴェナント」:1作目の恐怖はいずこ?

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映画『エイリアン コヴェナント』って、リドリー・スコットが手がけた正統派の前日譚の割には、なんか違うんですよねえ。まあ40年近くたっているわけなので、VFXの技術も違えば、観客のホラーやクリーチャーに対する「目」も違って当然なのですが、なんか『エイリアン』の本質であった「恐怖」ってもんが、抜け落ちちゃってる気がしてなりません。見えなくて、得体の知れない、理解不可能な恐怖がひたすら暴力的に襲ってくることの凄さが、ほとんど消えちゃっていると思います(いくら残酷な描写をしようとも)。

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それだからこそ第1作の凄さが、改めて認識されます。結局は同じことを変奏しているのだし、だったらむしろ数か月前に公開された『ライフ』の方が面白いんじゃね?って感じです。 終盤のマイケル・ファスベンダーがらみの場面なんて、静かでゆったりし過ぎていて、本作にとってマイナスでしかないような気がするのですが、監督にとっては「キモ」なんでしょうねえ。まあ確かにいつまでも40年前と同じことやってたら、それは進歩がないってことになっちゃうんでしょうし・・・。 それにしてもリドリー・スコットって結局、『エイリアン』に捧げた人生みたいになっちゃいましたよねえ。

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なんか「白エイリアン」(白あんみたいですね)が出て消て、それはそれでキモイんですけど、やっぱり「黒エイリアン」(黒あん)の不気味な怖さと強さは足りないですよねえ(体も小さいし)。

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1作目のシガーニー・ウィーバーから『プロメテウス』のノオミ・ラパスまで、このシリーズでは強い女性が体を張って大活躍して来ました。でも本作のキャサリン・ウォーターストンって、活躍も中途半端ならルックス的にもショートカットにした山瀬まみみたいで、もっさりしております。この顔も、緊張感を失わせる一因ではないでしょうか。

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2017年9月19日 (火)

「ドリーム」:先人の苦労を知るべし

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映画『ドリーム』を試写会で観ました。原題は“Hidden Figures”。数学に関わる物語なので、「隠された数字」という意味もありますが、「(華やかな宇宙計画の陰に)隠された人々」って意味とのダブル・ミーニングになっておりますね。 面白かったです。感動させてくれます。終映後には拍手が起きました。

『ムーンライト』がアカデミー作品賞を獲って、本作はノミネートだけでしたけど、あと10年、20年たった時にどちらが残っていくかが楽しみです。こちらは古典的で堂々たる映画らしい名作であり、『ムーンライト』は繊細な新しさですからねえ。

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とにかく2時間7分、ダレ場なし。実話をもとにしながら、見事なフィクションを構築しています。観る側は、安心して映画に身を任せながら、笑ったり怒ったり泣いたりすれば良いのです。新進のセオドア・モルフィ(監督・脚本・製作)さん、やりますね。そしてハリウッドって、常に自らの過去の恥部をさらすことに躊躇しないところが偉いと思います(日本の場合、なかなかそうはいかないですから)。

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それにしても、これだけの天才にしてからがここまでの苦労と屈辱にまみれねばならなかったのですから、いわんや普通の人々は・・・ですよね。有色人種用のトイレまでハーフ・マイル(約800m)って・・・! 1960年代の話です、これ。50年かそこらで、いや20年ぐらいで時代はガラリと変わってしまいましたからね。黒人の地位にしても、男女間の差別にしても。もちろん、今なおどちらの問題も、解決されない差別をたくさん残しています。でも、止まっている車は動き出すまでが大変な労力を必要とし、動き出すと後は滑らかに進んでいくものなのです。先人の苦労を知るべし、ですね。

あれだけの天才(たち)を戦力化しないってのは大きな損失だと、誰にだってわかりそうなものですが、なかなかそうはならなかったようですね。現在の目で見れば、「なんて愚かな」と思うことでも、リアルタイムでその流れの中にいると、わからないってことなんでしょうね。 でも少なくとも、「一歩引いた視点で、できるだけ客観的に物事を見てみる努力をしよう」とか「つとめて公平でニュートラルに、物事を判断しなくては」とか「変える勇気を持とう」とか思わせてくれる作品でありました。仕事をする人必見です!

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2017年9月18日 (月)

「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」:汚れつちまつた悲しみに

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映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』は、大根仁らしいポップで都会派の感覚に溢れたコメディー。そして、またもギョーカイものです。楽しいです。笑えます。よく出来てます。マンガが原作なのだそうですが、完全に大根ワールドにしちゃってます。この計算された軽薄さ、嫌いじゃありません。ってゆーか、好きです。

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原作は知らないけど、映画としては妻夫木聡と水原希子のキャスティングが見事にハマりました。妻夫木の情けなさ、ダメさ、でもその中にあるちょっとの真実みたいなもの。水原の「男を掌で転がす」小悪魔的な演技性と、でもこういう風にしか生きられないんだろうなあ、この人という感じ。まあ、彼女のようにしていたら、終盤のような事件が起きるのも当然と言えば当然でしょう。

359752_003(以降ネタバレあり) 終盤、4人の位置を結べば十字架になるように配置されたり、狂わせガールは「みんながそうして欲しいようにしただけ」だという空っぽの器ぶりを見せるなど、まるで『三度目の殺人』じゃないかと思ったら、いつも鋭い佐藤秀さんのブログでも同様の指摘をなさっていました↓

http://blog.livedoor.jp/y0780121/archives/50865384.html

まああの作品も、もしかしたら広瀬すずが狂わせガールだったのかもってところはありますからねえ。

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ラストのコーロキ(妻夫木)の涙は、あたかも「汚れつちまつた悲しみに」って感じで、大人にはちょっとしみるところがありました。実はここらが、大根仁の真骨頂なわけです。

エンドクレジットの映像は、着衣の妻夫木聡が東京湾を泳いでいるスローモーションです。これ、映画『コミック雑誌なんていらない』と同名の内田裕也(同映画主演)のアルバムのジャケット写真であり、同じ頃パルコのTVCMで使われた映像=着衣の内田裕也がNYのハドソン・リバーを泳いでいるスローモーション とまるで同じ感覚です※。大根さん流のオマージュなんでしょうね。まあ、確かに「俺にはコミック雑誌なんていらない 俺の周りはマンガだから(作詞:内田裕也)」ってな話ではありましたけどね、本作も。

※映画『コミック雑誌なんかいらない』の本編内には、泳ぐ内田のシーンはありません。

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2017年9月17日 (日)

「三度目の殺人」:挑戦的なモヤモヤ感

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映画『三度目の殺人』は、かなりの曲者。東宝の、福山雅治/役所広司・広瀬すず主演のメジャー作で、こんなのやっちゃっていいんでしょうかねえ。ってぐらい、観終わってモヤモヤする作品。あの件も、あっちの件も、謎の回収を行わず、観客に判断を委ねた形。普通の娯楽映画だと思って観ていると、面食らうはずです。小生はまあ「あー、是枝さん、チャレンジングだなあ」と思って観てましたけど・・・。

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主役三人に限らず、吉田鋼太郎や斉藤由貴、橋爪功、市川実日子らも含めて、役者たちの芝居合戦です。中でもやはり得体の知れない「空(うつ)ろな男」を演じる役所広司が、「引きの芝居」で只ならぬ空気を発散します。接見もの(?)ってことで、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士をやや思わせたりもします。彼と福山の弁護士が接見室のガラスの両側から手のひらを合わせる場面は、あたかも牢の檻ごしにレクターとクラリスの指がからまる名場面を連想させるものでした。

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これ、是枝裕和監督のオリジナル脚本なのですが、さすがですよね。殺人事件の捜査を通して人間に迫るなどという、『飢餓海峡』とか『砂の器』みたいな、日本映画の衣鉢を継ぐ物語を構築しながら、実はそこから離れた独自の道を歩んでいます。ダイアローグもうまいし、いい台詞いっぱいありますよ。容疑者に接するうちに、自分というものが崩れていく福山の変化だとか、うまいですねえ。

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(以降ややネタバレあり) この映画、ヴェネチア映画祭では「黒澤明の『羅生門』の伝統を受け継ぐ」云々と言われたそうですが、確かに二転三転する「藪の中」感は、そうかも知れませんね。そして本当の真実なんてものは存在せず、それぞれの人がそう思いたい「真実」があるのみってあたり、なかなかオトナな映画です。 役所広司とガラスに映った福山の顔が二重写しになるという示唆に富んだ場面がありましたが、本作の斉藤由貴も現在巷を賑わせている不倫騒動とダブって見えて、何か妙な気分でありました。

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2017年9月16日 (土)

雨観戦はつらいけど、湘南無失点勝利!

_20170916_221307雨中のサッカー観戦って嫌いです。ポンチョ着ながら、暑くても寒くても大変です。特に、ここShonan BMWスタジアム平塚においては。なぜなら観客席の95%以上(推定)に屋根がついておりませんから。

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ポンチョって、視界が狭くなるし、動きにくいし、飲食できないし、撮影もしにくいし、蒸れるし、帰ってから乾かすのが面倒だし、キライなんです。

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それでも、ベルマーレの試合に行くのは4週間ぶりだし、せっかくの3連休だしってわけで、参戦したのです。台風もまだ到着しないので、ずっと小雨って予報でしたし。

_20170916_221720試合は湘南ベルマーレvs.カマタマーレ讃岐。前半32分のアンドレバイアの1点を守り抜いての1-0で、湘南が勝ったから、まだ雨中観戦がむくわれたってもんです(これで負けたりしたら、風邪ひいちゃいそうです)。

今日の収穫は久々先発の日焼けした神谷優太が、泥臭くボールを追い回し続けて、一皮むけた雰囲気があったこと。できれば1点取ってもらいたかったところです。

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ごひいきの20番・坪井慶介選手は64分から出場。ここのところ(途中出場ですが)出番が増えているのは喜ばしいところです。コーチングの声を出しながら、ラインを高く保って、無失点勝利に貢献しました。この日は38歳のお誕生日なのでありました。

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これでベルマーレは、7月22日の山形戦での敗戦以来、9試合負けなしです。こうなったら、もうシーズン最後まであと9試合、負けなしで行っちゃいましょう。来シーズンのためにも。

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讃岐には元湘南の馬場賢治選手、永田亮太選手がいたのですが、小生がスタジアムを出た所で、サポーターの「♪ばーばけーんーじー、平塚のーおーとーこー」のチャントが歌われていたところから察すると、少なくとも馬場はサポ席に挨拶に来たんでしょうね。

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残り9試合で、2位長崎との勝ち点差は11。もう大丈夫って感じです。いつ昇格が決まるのか、いつ優勝が決まるのか、そんな季節が近づいてまいりました。

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2017年9月15日 (金)

「リサ・ラーソン展」@松屋銀座

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松屋銀座で『リサ・ラーソン展』(~9/25)を観ました。

リサ・ラーソンと言えば、赤シマシマのネコの絵っていうような認識だったのですが、いやいやどうしてどうして、立派な陶芸家さんなのでした。

1931年生まれの彼女の生涯の「陶芸作家」としての代表作(まだ現役ですが)190点を展観します。

ネコあり、家族あり、男と女あり、抽象あり、四角いのあり・・・と、モチーフが変われども、ラーソンらしさは一貫しています。つまり、なんともほっこりした性格の良さに溢れているのです。会場内にリサ・ラーソン本人の映像が流れていましたが、実に作品と共通した素敵なおばちゃんなのでした。性格良さそうで。

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そんな彼女が、「今度生まれて来た時には日本人になりたい」と言っていたのが印象的でした。

で、ここの会場は出口のグッズ・コーナーがいつも凄いのですが、今回はハンパ無かったっす。

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クリアファイルや一筆箋、ポストカード、ノート、マグカップなどの基本商品に加えて、手ぬぐい、バッグ、衣服、トレイ、お皿、タオルなどなどに加えて、大小の陶器(ラーソン作品のレプリカ。結構値も張ります)まであるのです。小生はもともと買うつもりがないので、なんとか踏み留まりましたが、展覧会で気分がアガッてるところにこんなもん見たら、もうひとたまりもないって感じの圧倒的品ぞろえでした。あ、あれも、キャー!これもと、気がついたら散財していそうですね。うーむ。

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2017年9月14日 (木)

時代

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しばらく前にマクドナルドに行ったら、プレイスマット(トレーの上に敷くあの紙ね)がこんなのになっていました。

「クルーになろう。」、つまりアルバイト募集の広告なんですけど、絵をよく見ると、若者に混ざって年配の方々が描かれているんですよね。

画像を拡大してもらえるとわかるかと思いますが、8人中3人がご年配のクルーです(女×1、男×2)。

実際その日カウンターで承ってくれた人も、推定70歳ぐらいのしゃれた雰囲気の男性でした。

その昔、マクドナルドのクルーが学生バイトばかりだった頃には、アメリカのマックで中高年の女性クルーを見て、随分と違和感を感じたものですが、日本もそういう時代になっておりますね。 と言うよりもむしろ若い人不足、労働力不足の時代なのでしょう。飲食業、サービス業では(東京では既にそうですが)、これから外国人と高齢者を活用していかないと、成り立ちませんから(あとはロボットですね)。

まあ言葉を変えれば、「いつまでも働き続けなければいけない時代」がやって来ようとしているのでもあるんですけどね。

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2017年9月13日 (水)

新富町・鈴木ビルからのGODZILLA

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新富町駅のそばにこんなレトロな建物があったんですねえ。

地味な場所とは言え、何度か前を通りかかっていたのに気がつかなかったとは、なんて節穴マナコだ!と我ながらあきれております。

下ばっかり見て歩いてたのかなあ。

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メインの建物の右にあるのは3階建ての小規模な建物。

看板部分に「岩瀬博美商店」と書いてあります。看板両脇のランプもいい感じです。

もう営業はしていないのかなあ。そもそも何の商店なのかなあ。

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そしてメインの4階建て+屋根裏部屋(ペントハウス?)の見事な建築こそは、かの「鈴木ビル」なのでありました。

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そう、よく雑誌の「銀座地区のレトロ建築」などの特集に出て来るビルが、実はこいつだったのです。

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昭和4(1929)年に建てられたようですね。

塗り替えたのでしょうけれど、いい茶色に輝いています。

出窓、丸窓、レリーフなどなど、素敵な意匠に溢れています。やり過ぎぐらいに、いろんなことやってます。

いやー、見飽きない、密度の濃い、素晴らしい建築です。

_20170913_221121 で、その2-3軒左にこんな平家が(「へいけ」じゃないよ、「ひらや」だよ)!

いや、平家も珍しいけど、この奇ッ怪なる樹木は何なのでありましょうや! 

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このガリガリギザギザのとんがり具合が何かに似てるなあと思ったのですが・・・、そう、アレでした。

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所替わって新宿副都心の住友三角ビルにワープして気がつきました。

ゴジラっぽいですよね、アレ。 似てるでしょ。

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よく見れば、「新宿観光特使 GODZILLA」と書いてあります。そうだったんですね?

しかもこのビジュアルは、11月17日公開のアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』ではありませんか。ま、過大な期待はしておりませんが、それなりに楽しみではあります。

そもそも、ゴジラよりもキングギドラっぽいという見方もあるのでしょうけれど・・・。

 

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2017年9月12日 (火)

「あさひなぐ」:笑える「青春なぎなた映画」

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映画『あさひなぐ』を試写会で観ました。

大江戸的には、ポスターの西野七瀬のメガネ姿に魅かれて心待ちにしていたのですが、まあメガネ姿に関しては可愛く見えるショットもあり、イケてないショットもありって感じでした。むしろその振れ幅の大きさが不思議で、ずーっと「何故だろう?」と考えていたのですが、答えは出ずじまい。いずれにせよ、本年度のBESTメガネっ娘賞は、『ひよっこ』の澄子(松本穂香)でキマリですからね。←なんのこっちゃ

でも面白かったです。しっかり笑えました。作品の作りとしては、典型的な「ポンコツ・チームが頑張って、奇跡的な勝利を勝ち取りましたー!」ってタイプ(『がんばれ!ベアーズ』型とも言います)なのですが、成功の理由があるのです。それは、①モチーフにしているスポーツの訓練と試合をきっちり描いていること、②特に苦しい訓練をしっかり描いて、成長の過程を明らかにしていること、③主人公の私的な悩みやトラブル(恋愛、家族、人間関係、死にそうな知り合いなど)などは持ち出さずに、あくまでも「なぎなた映画」を貫いたこと だと思います。特に③は日本映画がはまりやすいワナなのですが、本作では気持ちよく無視して、悩みやトラブルがあっても、それはなぎなたに関することなので、映画が停滞しません。なぎなた映画をみっちり堪能できました。スポーツに限らず、書道だって将棋だってピアノだって、そうあるべきなんですよ。それで失敗しちゃった代表例が『チア☆ダン』です。

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それにしても、なぎなたがこんなに剣道ライクなものとは知りませんでした。そして技の決め所が面、胴、小手に加えて脛(すね)まであるのには驚きました(脛用の防具があるのですね)けど、理に適っていますね。 ただ映画的には、面で顔が隠れてしまうので、誰が戦っているのかがよくわからないというネックを解消できていませんでした。稽古着の色や胴の色までも同じだったりしますからね。ここはもう少し工夫できたのではないでしょうか。

角替和枝さんもいい味出していたんですけれど、スパルタ尼さん役の女優さんが江口のりこさんだとエンドクレジットで気づいてびっくり! (坊主頭の特殊メイクのせいか)やけに顔が長くなっていたので、全然気づきませんでした。あと、白石麻衣は高校生に見えないですよー。

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2017年9月11日 (月)

「エル ELLE」:ハネケほどの毒はなくて・・・

359372_005映画『エル ELLE』は、久々のポール・バーホーヴェン監督作。でも現在79歳の人が作った映画だけに、以前ほどの「毒」は感じられませんでした。出てくる人たちはみんなゲスだし、描かれている物事もアブノーマルだったり不快だったりするのですが、あの胸につっかえるdisgustingな感覚はありませんでした。

広告にも、人々の感想にも、「衝撃」とか「強烈」とか「変態」とか書いてあるのですが、小生にはむしろ肩すかしでした。は?こんなもんですかい?って感じ。昔のバーホーヴェンは、もっと毒気が強かったし、ミヒャエル・ハネケの方が何倍も狂ってて変態です。

そう、イザベル・ユペールが主演でこの路線ってことは、当然ハネケの『ピアニスト』を思い出します。そして、『ピアニスト』の方が数段衝撃的で強烈で変態な映画なのです。なんか「覚悟が違う」感じがします。

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まあそれでもメジャーな娯楽作の枠内では、随分頑張った(?)と言えるでしょう。それもこれもイザベル・ユペールのおかげですよね。現在64歳だから、撮影時だって還暦を過ぎていたはずですが、49歳の役柄でしたし、まあ色々とあっぱれです。

ヘンな映画ではありますが、むしろコメディとして頭から観直してみるといいかもと思いました。もともと随所に笑いの要素はありましたし、それぞれのキャラクターがかなりコミカルですもんね。ウディ・アレンに頼んで、コメディとして全編吹き替えてもらいたい気がいたします。

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2017年9月10日 (日)

女子カーリング、LS北見の代表決定

来年の平昌オリンピックに出場するカーリング日本女子代表のチームが「ロコ・ソラーレ(LS)北見」に決まりましたね。金土日とNHK-BSでやっていたのは知ってますが、録画してまで見るといくら時間があっても足りないもので、結局第4戦=LSの出場が決まった試合 だけ見ました。

今回は前段階で北海道銀行(小笠原、船山、小野寺、吉村、近江谷)が敗退していたので、今のLS北見と中部電力とならどっちを応援するってこともない感じで、ニュートラルに観戦しておりました。LSには本橋麻里さんがいますが今大会ではリザーヴでしたし、一方ではどうも好きになれない藤澤がスキップを務めておりますからねえ。中部電力も特に好きな選手はいないので、どっちでもいいやと気楽に見ていたのであります。

中電のスキップ松村は勝負どころをことごとくミスってしまいましたねえ(一つ二つ見事なショットはありましたが)。これでは勝てません。結局全体的に安定していたLS北見が、五輪行きの切符を手にしました。ま、ホームの利ということもあったかも知れません。中電も平均年齢22歳と、まだまだ経験不足ですからねえ。

本橋さんが7年前に一から立ち上げたチームの五輪出場、素晴らしいことです。でもその試合に本橋さんが出ていなかったことは、残念です。 平昌ではやはりマリリンを見たい!ですね。

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2017年9月 9日 (土)

「ダンケルク」:新たに「映画を発明」している凄さ

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映画『ダンケルク』が、ただただ凄かったです! 予告編を見て想像できる仕上がりの何倍ものクォリティで圧倒します。

ちなみに本作は65mmのフィルムで(デジタルではなく)撮影し、仕上げたのだそうですが、小生が観た丸の内ピカデリーでは、フィルム上映(35mm)でした。よりノーランの意図に近いのかと思っております。 でもそれよりも何よりも、できるだけ大きなスクリーンで(できれば見上げる感じに前の方の出来で)映画に入るように体感すべき作品です。これをそのうちスマホで見ようなんて考えてる人がいたら、それは別モノですからね。『ダンケルク』じゃなくて、『たんけるく』か何かですからね。

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それぐらいリアルに「戦場の中にいるように」感じさせてくれる映画だし、撮り方なのです。ほとんどサイレント映画に近いように(特に冒頭しばらく)、言葉に頼らない映像で、戦場の不安や恐怖を体感させてくれます。「戦場では、生きるも死ぬも運次第」なのだということを、つくづく実感できるのです。ここが凄い。

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そしてこの作品を観ていて思ったのは、クリストファー・ノーランが映画というものを新たに「再発明」したってこと。だって、これまで6,000本以上も映画を観て来たけど、こんなの観たことありませんよ。陸=1週間、海=1日、空=1時間の時間軸を交互に同時進行的ににミックスさせつつ描いたり、言葉に頼らず物語を語ったり、しかもそれをアート・フィルムのようなタッチで語る。それでいて、めっぽう新鮮でめっぽう面白いのです。これを離れ業とか偉業とか呼ばずして、何と言いましょう。うーん、『インターステラー』も凄いと思ったけど、ノーランどんどん手が付けられなくなって行きます。ほとんどキューブリックの域に達しました。何と言っても、この時代になって、改めて「映画を発明しようとしている」試み、それが凄いです。

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でもこの作品を観ていて「誰かの映画に似てるなあ」と感じて、はたと思い当たったのがテレンス・マリック。なるほど、戦争や人間を敵だ味方だを超越した巨(おお)きな視野で捉える姿勢と、思想を超えた研究者のような観察眼、そして大作でも自主映画のようなテイスト。似てますね。

ハンス・ジマーの音楽も、不安をあおり緊張を高めながら、映像の凄さを増幅させていく圧倒的な効果を上げています。凄いです。

普通の(ハリウッド的文法の)戦争映画を期待すると、「あれっ」となるかも知れません。違うんです、もっと「上等」なんです。新発明なんです。この凄さは今後、歴史が証明してくれることでしょう。

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2017年9月 8日 (金)

「ザ・ウォール」:90分1カ所勝負

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映画『ザ・ウォール』は、冒頭のタイトル“THE WALL”の下にアラビア文字が出ます。おそらくイラクの言葉で壁を意味するのでしょう。このタイトルが示唆するように、アメリカとイラクの兵士(イラク側は「市民」だと言ってますが)の対決を描いた映画です。そして、かなり静かな対決です(汚い兵士言葉でしゃべりまくってはおりますが)。まあ頭脳戦の部類です。

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大江戸がまず思ったのは、『眼下の敵』みたいな映画なのかな?ってこと。見えない敵との腹の探り合いや騙し合い、そこから生じる「敵ながらあっぱれ」的なリスペクト。 でも違いました。戦争自体がそんなのどかな時代のものではなくなっているようです。まあ他の映画みたいに、モニターの画面上だけで片が付く戦闘ではなく、かなり古典的な銃対銃の戦いなのですが、そこにあるのは憎しみと侮蔑と化かし合いだけ。『眼下の敵』に見られるスポーツマンシップは、期待できようはずもありません。

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上映時間90分のコンパクトな作品であり、映画内の時間進行が実際の時間の経過とイコールになっています。場所も一つ所ですし、これ舞台劇にしようと思えばできますね。低予算でもあります。その中でこれだけのサスペンスや頭脳戦を繰り広げた脚本と演出は、大いに評価すべきでしょう。

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(以降ネタバレあり) でもラストがいわゆるバッド・エンドでして、そこらがいかにも現代的ではあります。後味わりー。 全体的には面白い物語を作るための材料として戦争を使っている感じの作品なのですが、ラストの虚しさで突如反戦のメッセージを打ち出して、帳尻を合わせているように見えなくもありません。 まあ、でも面白い映画でしたよ。

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2017年9月 7日 (木)

サウジ戦雑感と素敵なスタジアムのこと

少し時間がたってしまいましたが、昨日未明のサッカーW杯2018ロシア大会 アジア最終予選の最終戦(10戦目)、サウジアラビアvs.日本のアウェイ戦は、さすがに(もう出場決定したので)録画で見ました。2:30A.M.キックオフという一番手に負えない時間帯でしたのでね。

結果はご存じの通り0-1で日本の敗戦でしたが、予選を通して初めての無得点でした。てゆーか代表としては25試合ぶりの無得点。あれだけ決定機があったのに悔しい敗戦です。

3トップ+柴崎という攻め方面の駒を入れ替えて臨んだわけですが、やはり大迫のキープ力があるとなしとで大違いってのが改めて認識できました。柴崎も大迫という球の預け所が無かったこともあり、精彩を欠きました。 また前半で交代した本田は、本人も認めていたように全然いいとこ無し。どなたかが書いておりましたが、いいテンポで運んで来ても、彼の所で「ノッキング」を起こしてしまう感じなのです。パスミスも多かったし。

今のこのチームのサッカーは、全員で走り倒してこそ効き目が出るので、中東の地獄のような暑さと湿度の中では難しいところがあります。さすがに前の方から追って行きませんでしたから=高い位置でボールを奪えないってことなので、カウンターが使えないのです。いくら井手口が孤軍奮闘で最後まで走り回っても、なかなかです(井手口はますます株を上げましたけど)。

それにしても、6万人以上入ったサウジのスタジアムが素晴らしかったです。従来の中東のスタジアムって感じじゃなくて、ぱっと見で埼スタに似てます。芝はきれいだし、サッカー専用だし、3層のスタンドだし、傾斜角がかなりあって見やすそうだし、スタンドは全部屋根付きだし、もう最高じゃないですか。

最近、建築中の新国立競技場のスタンド傾斜がゆるい=多くの席がピッチから遠くなる&見下ろす角度の席が少なくなる&前の人の頭が邪魔になる って話(下の記事↓)を読んで憂鬱になった大江戸だけに、正直うらやましい光景でした。いいなあ。さすがお金持ち。

https://news.yahoo.co.jp/byline/sugiyamashigeki/20170828-00075000/

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2017年9月 6日 (水)

アイスカフェラテの傑作×3

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5月にセブンイレブンのカフェラテが激ウマだという話を書いたのですが(↓)、

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-837a.html

夏が終わりそうなので、アイスカフェラテのことも書いておかないとね(大江戸は7月でも8月でも結構ホットを飲んでますけど)。

いや、やっぱりうまいのです、セブンのアイスカフェラテ! コーヒーもミルクも濃厚で、自然な甘みがあって、スッキリした苦みもあって、バランスも良くて、もう最高です。正直、(指標となるべき)スタバのラテに勝ってるかと思います。←個人の意見です。

このクォリティなら、レギュラーサイズ180円はお買い得と言うべきでしょう。ローソンやファミマのアイスカフェラテとの差は明らかでしょう。大したもんです。

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だけどこちらもいい線いってましたよ。銀座三丁目の松屋裏にある(松屋の別館的扱いですが)アニエスベーの1階に入っているカフェのアイスカフェラテ。

Sサイズで400円と、そばにあるスタバよりも割高ですが、しっかりした良いお味です。

セブンの方が牛乳感がより強く出ていますが、こっちも甲乙つけがたいと思います。コーヒーのほろ苦い香ばしさは、こちらの方が出てますから。

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カップの裏側には、手描きの「Merci!(メルシー)」が入ってました。こういう所がオシャレですね。フランスのエスプリですね。ま、よそでもやってますけど。

ちなみに店名は「le cafe du jour」、つまり「今日のコーヒー」って意味ですね。

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最後にこちらはコンビニで買えるマウントレーニアSELECTIVEの『香るラテ』。

キリマンジャロ&エチオピアモカなんだそうです。コーヒー豆1.5倍使用なんだそうです。

「華やぐ香りとコク」って書いてありますけど、香り以上に「ドロッと」感が濃厚です。コーヒーの味も濃いめ。でもギリギリでコーヒーが強くなり過ぎず、甘さとのバランスも良く、てても良い仕上がりです。180mlで150円と、小ぶりなのですが、まあ量より質を求めるむきには、大変よろしいんじゃないでしょうか。

以上、それぞれの分野で大変よくできた傑作アイスカフェラテ三本立てでした。

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2017年9月 5日 (火)

パイナップルの夏が過ぎて・・・

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ペンパイナッポーアッポーペン以来、パイナップル好きの大江戸です(半分ウソ)。

まあ、でもパイナップルは結構好きです。台湾土産の定番、パイナップルケーキなども大好きですよ。

で、季節のパイナップル商品も終わっちゃったねえと、去った夏を惜しむかのようなパイナップル特集。

まずはセブンイレブンの『まるでパインを冷凍したような食感のアイスバー』です。そのまんまの商品名です。

沖縄県産パイ_20170826_150810ナップル果汁40%使用です。だから濃厚なパイン缶、いやパイン感が味わえます。

余談ですが、pine(松)+apple(林檎)のパイナップルを略して「パイン」と言っちゃうと、「松」ってことだけになっちゃってヘンなのですが、まあそこはこの国の慣習ってことで・・・。

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こちらはロッテの『BIG パインバー』です。「チョコっと種入り」って書いてあるんで、どういうことかと思ったら、ホワイトチョコ系の粒が入ってました。でもこのバーの形といい、タネといい、黄色いスイカみたいです。

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もしやと思って調べてみたら、やっぱりありました!ロッテのBIG スイカバー(赤いやつ)! なーんだ、型の使いまわしじゃん。

なんで無理矢理パインにしたんでしょう? ま、赤いスイカと黄色いスイカじゃ変化が少ないので、商品間の食い合いが起きますから、しょうがないか。

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こちらはサントリーの缶チューハイ『ほろよい 冷やしパイン』です。

缶の絵を見ると、菊花のような花火と、パイナップルの頭(葉)の部分が似てますよね。

アルコールは3%と低めですし、味も香りもジュースみたいです。ま、そういう商品です。

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で、一番おいしかったのはコレ。森永の『パイナップルキャラメル』です。沖縄産と書いてありますが、普通に東京の私鉄駅売店で買いました。

このシリーズの例に漏れず、おいしいです。まさにパイナップルの風味です。風味絶佳です。いや、あっぱれ。

こうしてパイナップルの夏が終わると、梨に代わって、その後は栗だけどハロウィンがらみでカボチャが幅を利かせて・・・って感じで、期間限定ものは1年を通して移ろって行くのであります。

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(9月7日追記) これもあったのに、落としてましたー。

オリオンビールのトロピカルコレクション『パイナップルのビアカクテル』です。オリオンとアサヒビールの共同開発だそうで、当然沖縄産のパイナップル果汁を使ってます。アルコール分は5.5%と普通にあります。でもジュースっぽくもあり、ビールの苦みもありで、変な感じ。小生としては、一度飲んだらもういいかなって感じでした。

 

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2017年9月 4日 (月)

「ベイビー・ドライバー」:巷の高評価ほどでは・・・

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映画『ベイビー・ドライバー』は、あのエドガー・ライト監督作品とは思えぬ「お笑い抜き」のハード&ポップな路線。そして英国調はみじんもなく、アメリカーンな感じです。

すっごく評判がよろしいようですが、大江戸は犯罪逃走ドライバーもの?としては、ニコラス・ウィンディング・レフンの『ドライヴ』の方が好みですねえ。あのクールなタッチ。 本作が影響を受けたというウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』は昔過ぎて、忘れちゃってます。

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冒頭6分近くの音楽にシンクロさせたカー・チェイス・アクションが話題になっていますが、まあよく出来てるけど熱狂するほどどもないかなと思いました。これまた比較の対象になっている『ラ・ラ・ランド』の冒頭の群舞の興奮と較べると物足りなくって心動かされることはありませんでした。←個人の感想です。

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主人公のベイビーが、背は高いけど「普通のにーちゃん」感満載なのに対して、仲間のワルどもは一癖も二癖もありそうな奴らばっか。ジェイミー・フォックス、こわいー! ジョン・ハムもこわいー! リリー・ジェイムズは(小生がミスキャストだと主張している)『シンデレラ』の5倍ぐらい良い感じです。

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カー・アクションの場面以外、音楽がガンガンかかかっている場面以外を、それらの場面のクォリティに近づけることは、まあ事実上不可能でしょう。努力はしていると思いますが、なかなか難しいものです。

(以降ネタバレあり) 終盤にはアメリカン・ニューシネマも香ったりしましたが、結局その後のお気楽かげんが、いかにも今風の軽さなのでありましょう。

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2017年9月 3日 (日)

「ワンダーウーマン」:女性ならではのアクション

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映画『ワンダーウーマン』は、DCの『ジャスティス・リーグ』公開前に、ワンダーウーマン主演ものも1本作っとこうってなノリかと思ったら、結構良い出来ですね。各方面でも好評のようです。

一つには女性を使ったスーパー・アクションとしてのキレが良いこと。男性ヒーローの似たようなアクションばかり観て来た目には、なかなか新鮮です。圧倒的な(笑っちゃうほどの)跳躍力と、体の柔らかさや回転性を生かしたアクション。空中で体をひねらせながら、弓矢を連射するなんてアクションは、ちょっとお目にかかったことがありません。

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もう一つには、フェミニズム的な視線が所々に見られること。アマゾン国の描き方や、ワンダーウーマンのコスチュームに至るまで、また秘書の仕事を説明すると「私の国では“奴隷”と言う」なんて台詞も含めて、さすがは女性監督の、そして現代の作品って気がいたします。何しろその昔のTV版ワンダーウーマンのコスチュームって、キャプテン・アメリカの女性版みたいで、ハデ系星条旗柄のセクシー強調タイプでしたもんねえ。

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今回もギリギリその名残りは留めつつ、動きやすさを考慮した強そうなスタイルになっております。

それにしても強い強い。ジャンプ力、弾丸を視認できる眼力、石造りの壁でもぶち破っちゃうし、教会の鐘楼を腕力でぶっ壊しちゃう凄まじさ。シールドで機関銃の弾までも跳ね返し続けるシーンのあまりといえばあまりの描写には、またも笑っちゃいました。なんだかあまりにもスゴ過ぎて・・・。

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まあ、それもこれもこの人が神の子だからってことで・・・。うーむ、そうなったら何でもアリですね。何十メートル飛び跳ねようが、時代を超越しようが。それってどうなんだ?と思う一方、まあそれだから『ジャスティス・リーグ』に連座できるのかあと納得したりもするのです。

予告編で散々聴いた、あの「♪ジャララジャ~ン」というテーマ曲のフレーズは、やはり印象的ですね。

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CKB20周年ライブ@横浜・赤レンガ倉庫

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クレイジーケンバンドの20周年記念ライブ『』に行きました。もちろんィヨコハマの赤レンガ倉庫奥(海側)が会場。4時30分開始ですが、周辺では物販スペースや飲食スペースが大変な盛り上がりです。イイネ!

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でもその前に中華街でのお昼ついでに、バーニーズニューヨークで展示中のショーウインドウ by 横山剣 を鑑賞。

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かなりイケてますね。私物の展示品の中には、あの「木彫りの龍」もありました(けっこう大きくて立派)!

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さて、赤レンガ倉庫前に着くと、西原商会プレゼンツ剣さんのリアル等身大人形が! 迷わずツーショットを撮らせていただきました。100%の人が、イーネ!ポーズだという…(笑)。

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開演前にDJの人たちが観客を盛り上げていましたが、なんとその流れのままに定時4:30ジャストにスタート! 勤勉です。パンクチュアルです。CKBメンバーがバイクに乗って(一部人力車使用)埠頭の方から会場に登場する映像が流れて、観衆がどよめきます。

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そして1曲目『スージー・ウォンの世界』、2曲目(なんと)『GT』から、いちおうの(第1部的な)終了の『流星ドライブ』まで。更には1度目のアンコールの終了曲『生きる。』、2度目のアンコール終了曲『ガールフレンド』までを駆け抜けました。

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MCほとんど無しのストロング・スタイル。20周年だけに、昔のから最近のまで、できるだけ多くの曲をやろうと思ったのでしょうね。3時間20分ほどと、いつもに較べて長いわけではありません。でも、密度が濃かった印象です。

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イクラさんやライムスターといったゲストも登場し、華やかに20周年を盛り上げます。でもゲストと比較すると、どうしても剣さんの声の張りや歌の巧さが際立っちゃいますね。

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今日のお色直しは1回。みんな『愛の世界』のジャケットにも使われたシンガポール仕様の白シャツ+色パンツで登場。アンコールの時に着替えて、白スーツになりました。剣さんのお帽子も、タイ風の白いツバ無し帽から、白ソフトへとチェンジ。

シンガポールと言えば、ステージ左右には大きなマーライオンの像(目が光ったり煙を吐いたりする)。で、スクリーンに映るマーライオンとのっさんのツーショットが、やけに面白い味を出しておりまいた(似てるし)。

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20周年記念3枚組ベストアルバム『愛の世界』が出た後ではありますが、本日のセットリストはそこに収録されていない曲も多く、でも人気曲も多く、初心者からヘビーなファンまでをカバーして楽しませてくれる内容でした。9月に『せぷてんばぁ』を聴きこともできたしね。 

そして大江戸的には、過日の渋谷クアトロで位置的にほとんど見えなかった「のっさん」のかっこいいプレイをたっぷり(スクリーンの映像を含め)見て聴けたことが、最高でした。いやー、素晴らしー!美しー! のっさんのギターは、ウマウマウー!です。

ソロを取る時のジャッカルの立ち姿も、相変わらずかっこよかったなあ。

最後にはステージの後ろから、花火が華やかに打ちあがりました。

いや、それにしてもおとといまでの雨予報を覆して、気持ちのいい快晴になって本当に良かったです。まだピーカンの陽射しに始まって、夕方の陽射し→マジックアワー→薄暮→夜という変化も、ステージングの重要な要素として、素敵でした。

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そして本日のプログラムとして売られていた20周年記念ブック『CKB GRAFFITI 1997-2017』も買いましたよ。貴重な写真の数々に加えて、文章や資料も多く、これはファン狂喜です。読みでがあります。

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そしてマフラータオル、および写真右下に小さく見えるイイネ!ポーズのアイロンワッペンも買っちゃいました。

いやー、楽しゅうございました。やはりCKBは「東洋一のサウンド・マシーン」なのであります。

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2017年9月 1日 (金)

「関ケ原」:なんだか総集編のようで

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映画『関ケ原』は、(やけに低く評価された)傑作『日本のいちばん長い日』('15)に続く原田眞人監督の歴史大作。時代劇としても、『駆込み女と駆出し男』('15)に続くものです。

近年の原田映画の例に漏れず、映画作りの各パートが圧倒的なクォリティの高さです。ピンと張りつめたソリッドで美しい映像。その中の美術や衣装の見事さ。役者たちの素晴らしいパフォーマンス。原田眞人って今、日本の「ストロング・スタイル」の映像作家では最強なのではないでしょうか。

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とにかくその映像を観ていることが、「ああ、映画だなあ」という感懐に直接つながっていくのです。観ることの心地良さがあるのです。

しかしながら、大江戸は本作にはさほど満足しませんでした。だって、なんだか大河ドラマの「総集編」みたいなんですよねー。代表的場面をある程度の長さでつないでいったような感覚。シーンを「じっくり描く」ということを決してしないので(『海辺の生と死』の反対ですね)、物語のうねりが生じない、感銘が迫って来ない感じなのです。

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総集編的なので、人物の人となりや相関関係、物語の説明が少ないのですが、英語字幕版を観賞する外国の方とかは、この話がわかるのかと心配です。

主演の岡田准一が、かなり自分を押し出さずに演じている分、役所広司の家康が「怪演」に近いほど目立ちます。しかも老境のメイクのあの長ーい眉毛とか、あの太鼓腹(つけ腹)だとか、もう笑っちゃいます。 平岳大の島左近も、顔が傷だらけの強烈なキャラクターとして、魁偉な迫力を放っておりました。 秀吉が滝藤賢一だという驚きのキャスティングも、なかなかハマっておりました。

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良くも悪くも角川映画のようなケレン味や、わかりやすい大衆娯楽性は少な目なのですが、直球的な群像劇として頑張っていると思います。今の時代に、このような歴史大作映画が作られたことだけでも、奇跡として称揚しなければいけないかも知れませんね。

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日本のW杯出場決定!を埼スタで観戦

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真の意味での「絶対に負けられない戦い」。行きました、埼スタ! 勝ちました、2-0!!

 

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今日の座席はバックスタンドのホーム側最前列。テレビに映ってたかもの席です。向こう側の攻防は角度的によくわからない席ではありますが、迫力は十分です。

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いやー、ジンクスとか過去の戦績とかをぶっとばすファイン・ゲームでした。オーストラリアがパスをつなぐサッカーをやってくれたので、日本は戦いやすかったです。残り5分になってもパワープレイで放り込んで来なかったですもん、あのオーストラリアが。

 

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今日ハリルホジッチ監督が偉かったのは、ここ数試合で証明されたセオリー=「今現在、それぞれのリーグで調子の良い選手を使った方が、良い結果を生む」に基づいて、とうとう本田、香川を出さなかったこと。まあ、彼らが怪我明けであったから使わずに済んだ側面はありますが、周囲の雑音の多い代表監督としては、よくぞやりました。

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あとは、右FWに浅野、左FWに乾と、走れて裏が取れる選手を入れたことが、オーストラリアの弱点を突く上で非常に機能しました。この左右の槍は終盤に、久保、原口に代わってからも同じように機能していました。 またワントップの大迫(怪我からの復帰が間に合った)に、とにかくボールが収まって、キープ力もあって、これはお見事でした。 その結果、浅野が41分に先制ゴール! 期待に応えてくれました。

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しかし、今日最高に輝いていたのは井手口です。A代表デビュー戦でも、非常に落ち着きながらも積極的なプレイで、クォリティを示していましたが、このゲームでは守りに攻めにと獅子奮迅の活躍。危機を抑え込み、ボールを奪取し、機を見て攻めあがる、その運動量と献身たるや! 日本の2点目となったあのゴールは、おまけみたいのものですが、でもDFを交わして、切り返してからの素早いシュートの見事さはFW顔負け。これで代表ボランチの座を不動にしたのではないでしょうか。

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そうそう、先発メンバーで長谷部、山口蛍、井手口のトレス・ボランチを組んだことも、オーストラリア対策として奏功しました。パスを回すオーストラリアの中盤を分断して、ボールをかっさらうことが出来ていました。まあ長谷部は結構ミスが多かったのですが・・・。

世代交代ですね。岡崎だけは途中出場したものの、さほどの精彩はなし。本田、香川は出ず。長谷部もプレイよりも精神的支柱の役割が多大。今日の1点目をアシストした長友にしても、ここ1~2年は不調期も多くなっています。 

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最終予選終了後に、ハリルは代表を世代交代させて、一気にプラチナ世代以降のメンバーにするなんて報道もでてましたが、そうです、このチャンスにやるべきだと思います。そうしないと本大会での飛躍なんて望めません。ちゃんと走れてデュエルで勝てる選手にプレイさせるのが、現代サッカーの常識でもあります。(あー、でも川島がいないと困るなあ。)

ハリルさん、よろしくお願いします! そして、ここまでひとまずお疲れさまでした。やっぱり代表監督って、大変ですよねえ。

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そういえば、大江戸は前回のW杯予選も、出場を決めたオーストラリア戦を埼スタで生観戦しておりました。2大会連続の偉業であります!

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