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2017年9月20日 (水)

「エイリアン コヴェナント」:1作目の恐怖はいずこ?

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映画『エイリアン コヴェナント』って、リドリー・スコットが手がけた正統派の前日譚の割には、なんか違うんですよねえ。まあ40年近くたっているわけなので、VFXの技術も違えば、観客のホラーやクリーチャーに対する「目」も違って当然なのですが、なんか『エイリアン』の本質であった「恐怖」ってもんが、抜け落ちちゃってる気がしてなりません。見えなくて、得体の知れない、理解不可能な恐怖がひたすら暴力的に襲ってくることの凄さが、ほとんど消えちゃっていると思います(いくら残酷な描写をしようとも)。

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それだからこそ第1作の凄さが、改めて認識されます。結局は同じことを変奏しているのだし、だったらむしろ数か月前に公開された『ライフ』の方が面白いんじゃね?って感じです。 終盤のマイケル・ファスベンダーがらみの場面なんて、静かでゆったりし過ぎていて、本作にとってマイナスでしかないような気がするのですが、監督にとっては「キモ」なんでしょうねえ。まあ確かにいつまでも40年前と同じことやってたら、それは進歩がないってことになっちゃうんでしょうし・・・。 それにしてもリドリー・スコットって結局、『エイリアン』に捧げた人生みたいになっちゃいましたよねえ。

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なんか「白エイリアン」(白あんみたいですね)が出て消て、それはそれでキモイんですけど、やっぱり「黒エイリアン」(黒あん)の不気味な怖さと強さは足りないですよねえ(体も小さいし)。

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1作目のシガーニー・ウィーバーから『プロメテウス』のノオミ・ラパスまで、このシリーズでは強い女性が体を張って大活躍して来ました。でも本作のキャサリン・ウォーターストンって、活躍も中途半端ならルックス的にもショートカットにした山瀬まみみたいで、もっさりしております。この顔も、緊張感を失わせる一因ではないでしょうか。

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