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2017年11月27日 (月)

「リュミエール!」:映画のはじまり

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映画『リュミエール!』(字幕版)を観ました。映画の歴史を記した本を読むと、必ず出ている映画の父=リュミエール兄弟。世界最初の映画が彼らの『工場の出口』だとか、機関車が向って来る映像で当時の観客が逃げたとか、何度となく読んで知っている話です。ただ、実際のリュミエール兄弟作品を観る機会ってなかなか無くて、これまで(たぶん)目にしておりませんでした。他の映画ファンの方々もそうだと思いますが、そんな我々にいい機会を提供してくれるありがたい映画の登場です。

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10年間で1422本にものぼるという彼らの作品から108本(煩悩?)を観せてくれちゃいます。おお、これが有名なアレですか!って感じで、1本50秒の作品が、次々と映し出されます。まあ、今観るとたわいないものばかりですが、当時の人々には「驚異の新発明」だったのでしょうね。題材的にも、生活、仕事、遊び、風景、アジアの異国情緒など、バラエティに富んでおります。

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こうして122年前あたりの世界や人々を目にすると、記録装置としての映画の偉大さがよくわかります。当時の服装や髪型、街並み、建築などが一目瞭然ですもんね。そして、人間ってもんが本質的にあまり変わらないってことも、よーくわかります。 やっぱり映画って面白いもんですね(水野晴郎か?!)。

帽子芸の芸人さんが出ておりましたけど、これって元祖・早野凡平ですよね!(わかる人にはわかる)

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» リュミエール! [象のロケット]
フランスで生まれた兄オーギュスト(1862〜1954)、弟ルイ(1864〜1948)のリュミエール兄弟は、映写機シネマトグラフを発明した。 多くの演出、撮影技術、撮影機材を開発した兄弟の功績を称え、『工場の出口』『ラ・シオタ駅への列車の到着』など110以上の傑作が新たに修復され蘇る…。 「映画の父」へオマージュを捧げるドキュメンタリー。... [続きを読む]

受信: 2017年12月 1日 (金) 20時40分

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