「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」:こわくないよー
映画『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』は、『ET』とは関係ありませんよ。IT企業の方とも関係ありません。どなたかも言ってましたが、小生も「前半は『スタンド・バイ・ミー』っぽいし、後半は『グーニーズ』っぽい映画だと思いました。 で、ホラーとしてはちっともこわくありません。そして面白くもないという・・・。
だって、基本的に赤い風船持った道化師(「クラウン」ですが、日本人には馴染みの薄い言葉なので、字幕では「ピエロ」です)でしょ。別にこわくないっす。口を大きく開けてギザギザの歯が見えても、そんなに恐いってほどでもないっす。そもそも怖い目をするところがこわくないところですよね。目が笑っていた方がむしろコワイっす。そんなもんっす。
少年少女の冒険譚であり、ジュブナイルものとしての部分が一番上出来です。あの女の子のあれこれが、少年たちにとって「惚れてまうやろー」って動きだということが、リアルに理解できるのです。映画化に当たって、舞台を原作の’50年代から’80年代に変更したそうですが、それでも’50年代(つまり『スタンド・バイ・ミー』の時代)が香るのです。
それにしても、本作のハードコアないじめっ子はやる事があまりにも悪辣&狂暴ですね。あれでは犯罪者として逮捕されるでしょう、きっと。
そしてこれはノー・スター映画です。ある意味、クラウンが一番のスターなのでしょうね。でも、2019年公開予定という第2章は大人パートだけに、(このヒットを受けて)有名俳優たちがキャスティングされることは確実だと思います。
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