リトゥンアフターワーズのファッションショー@庭園美術館
東京都庭園美術館で展覧会『装飾は流転する 今と向きあう7つの方法』が開催されるのを記念してということでしょう、同展に参加しているファッションデザイナー山縣良和のブランド「writtenafterwards リトゥンアフターワーズ」の2018春夏シーズンのファッションショーが、庭園美術館の建物前スペースで開かれました。
(展覧会のリポートはこちらの記事↓)
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/11-0e83.html
あたかも陸上競技トラックのような楕円形ランウェイのまわりを取り囲むように客席が設置され、目検討だと立ち見を含め千人を超える観客が集まりました。ホントいつもながら、山縣人気は凄いですね。
18時開演予定だったのに、その時点でまだ入場することもできず、結局33分押しでスタート。ランウェイが長いこともあり、ショーは長めの25分でした。
ショーのタイトルは『After Wars』。相変わらずと言うか、色々とやってくれました。
モデルを取り囲むスーツ姿の芸能レポーターたち。 モデルの乗った大八車を引く軍人。 巨大なぼろ布の塊。 赤ずきんちゃんの集団みたいな女の子たち。 棺を引っ張る男。 千羽鶴風ドレスのモデルに率いられた詰襟学生服の男子学生たち。 歩く木! 歩く山!!
もう、木や山に至ってはどこがファッションなのかと頭を抱える展開ではありますが、まあそこが山縣さんなので、しょうがないですね。だから、現代美術として観れば、ぜんぜんアリなんです。
オーディエンスの空気を観察すると、「期待通り変なものが観られた」「伝説的な場に立ち会えた」という熱気と興奮が大勢を占めた感じでした。特に若い層においては。
木とか山とかが通ると、結構(ペンキみたいな)塗料の匂いが漂ってまいりました。
フィナーレの最後には山縣さんが登場し、陸上ランナーのように長いランウェイを1周しました。
この山縣人気はまだ当分続きそうです。良くも悪くも。まだ「ファッション村」の中の話ではありますけどね。
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