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2018年1月 4日 (木)

「DESTINY 鎌倉ものがたり」:高純度な恋愛映画

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映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、TVの2時間ドラマ的な他愛もない話を山崎貴流VFX博覧会でお届けする、規模感がよくわからない作品。ほんの小さな夫婦愛の物語でもあり、壮大な人生やら転生やらの物語でもあり、ってところです。

一方ではこれ昔なら堂々「正月映画」って冠が着くのですけれど、シネコン時代の今だと正月映画って概念自体が消滅してしまいましたからねえ・・・。色々と定義が揺らいで掴みがたい時代なのであります。

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この作品自体、しみじみしたドラマなのか、ファンタジーなのか、妖怪映画なのか、ラブストーリーなのか、コメディーなのか、現代なのか、ちょっと昔なのか・・・などなどと非常に掴みがたいところがあります。良くも悪くもです。

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でも終盤まで観進むと、これは非常に純度の高い恋愛映画だってことがわかって来ます。ちょっと意外でした。高畑充希と堺雅人の好演による部分が大きいと思いますが、結構胸にぐっと迫る場面もありました。 まあ、そこらへんとクライマックスの異世界スペクタクルやら怪物バトルとの融合がどうかと言えば、小生としてはあまりうまく行っているとは思えないんですけどね(でもあそこらがないと、興行的に厳しいんでしょうねえ)。

360432_001でも堺雅人のやわらかさと軽み、高畑充希のイノセンスとひたむきさという持ち味が、この作品を生かしました。おかっぱボブの高畑は、ラブラブモード全開で、けなげにキュートでした(彼女は、1月2日深夜に放映されたテレビ東京の単発ドラマ『忘却のサチコ』でも、エキセントリックな性格の主人公を、ヘンテコキュートに演じていて良かったんですよねー(女版「井之頭五郎みたいでもあったし)。

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コメント

明けましておめでとうございます。
昨年はgooブログにて、TBをたくさん頂戴して有難うございました。
gooブログでのTB廃止にともない、昨年12月に急いでエキサイトにTB専用のブログを作成しました。
今年は映画も少し吟味して、本当に観たい作品だけに絞りたいと思っております。
しかし、大江戸さんのブログ記事を見て、1月では「花筐」と「勝手にふるえてろ」「希望のかなた」は観たいと決めています。
今年も宜しくお願いいたします。

投稿: パピのママ | 2018年1月 5日 (金) 12時16分

パピのママさん、gooブログのトラバ閉鎖、困ったもんですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 大江戸時夫 | 2018年1月 5日 (金) 13時16分

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