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2018年1月 8日 (月)

「キングスマン ゴールデン・サークル」:痛快だが前作には届かず

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映画『キングスマン ゴールデン・サークル』は、あの痛快新機軸のスパイ・アクション第2弾。監督もマシュー・ヴォーンが続投し、オープニングから超絶アクションで圧倒します。『007』や『ミッション・インポッシブル』シリーズの冒頭に、挨拶代わりのアクション・シークェンスがあるのと同様ですね。 凡百のVFX映画のアクションやらドンパチやら爆破に次ぐ爆破は、ほとんど意味が無かったりするので、画面の派手さとは裏腹に退屈だったりします。でもこの作品のアクションには意味があり、アイディアがあるので、目が離せず面白いのです。

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一方で、本作ではコリン・ファースの出番が減っているので(ポスターやチラシや予告編に顔も名前もでちゃってるので、こういう書き方でいですよね?)、英国紳士ワールドの面白さ(素晴らしさ)は半減。あそこらへんの小粋な味が前作の大いなる美点だっただけに、そこは残念です。その分、ケンタッキー州の野暮ったいアメリカン・カウボーイ文化を揶揄したりしているわけですが、大して笑えるものでもありません。

むしろジュリアン・ムーアの冷酷な悪役が絶品。ニコニコと微笑みながら目が笑っていないという怖さを、絶妙に演じています。

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昨年の『女神の見えざる手』でも「カッコいいハゲの最右翼」とご紹介したマーク・ストロング。本作でもカッコ良かったっす。スーツ姿もビシッと決まってましたね。

あとエルトン・ジョンの怪演にはびっくり。かなりポール・ウィリアムズ化しておりました。

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大江戸としてはやはり第1作に軍配を上げますが、こちらもかなり健闘しました。多くの工夫に加え、アクションの痛快さや悪趣味とも言える奇妙な味は前作同様。ただクライマックスは前作のぶっとびポップな(アートにまで達した)演出と較べると、物足りなさが残ってしまうのです。 でも第3弾が楽しみなことは確かです。

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コメント

こんにちは。
私も前作に軍配を上げるクチです。でも、ジュリアン・ムーアの悪役だけは、個人的には前回より好みかもです。

ところで、年明けから.弊ブログからcocologさんにTBができなくなってしまいました。何度か試しているのですが…
ベスト10記事の方にもTB試みたのですが、反映されていないようです。失礼をお許しください。

投稿: ここなつ | 2018年1月 9日 (火) 13時15分

ここなつさん、ご丁寧にありがとうございます。
昨年来、gooブログのトラバ廃止とか、いろんな事が起きますねえ。困ったもんです。

投稿: 大江戸時夫 | 2018年1月 9日 (火) 23時02分

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