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2018年1月 7日 (日)

「南瓜とマヨネーズ」:ダメな人たちのリアルな恋愛映画

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映画『南瓜とマヨネーズ』は、魚喃キリコの原作マンガを冨永昌敬監督が映画化ってことで、そして臼田あさ美と太賀という「ちょっと面白いポジション」にいる二人が主演ということで、興味をそそられました。 で、実際とてもリアルな恋愛映画として、映画的な良さを十分に持った作品に仕上がっていました。

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主人公二人がかなりしょーもない奴らで、かなり「うわー、共感できんなー」って所があります。しかも後半をひっかき回すオダギリジョーがまた、 「ブラック・オダギリ」全開で(ジョー・ブラックですね。よろしく。)、結局みんなしょーもない人々(光石研あたりもね)。まあ、そこらのダメ感がこの作品の テイストってやつですからね。

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ダメな男女の恋愛映画ってやつも(『浮雲』まで引っ張り出しては大げさですが)日本映画の伝統なので、その意味でも「ちゃんとした映画」感が強いのです(いかにも低予算なのに)。恋愛映画としての生々しさがきちんと描かれているのです。

そんな人たちをリアルに演じた臼田、太賀、オダギリの三人とも、えらく好演です。人物をきっちりと演じ切っています。

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ツチダ(臼田)が働くライブハウス「下北沢GARAGE」には大江戸も行ったことがありますし、売れないバンドマンの友達もいたりします。なので、色々とリアルに迫って来ました。でもそれ以上に、普遍性のある恋愛映画です。

妙にあっさりしていて、でもやるせなくて胸キュンなラストも、嫌いではありません。

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» 『南瓜とマヨネーズ』 「迷子の誰かさん」って誰のこと? [映画批評的妄想覚え書き/日々是口実]
 監督は『ローリング』などの冨永昌敬。  原作は『strawberry shortcakes』『blue』などの魚喃キリコの漫画。  ツチダ(臼田あさ美)は売れないバンドマンのせいいち(太賀)と暮らしている。バンド仲間とうまくいかず、職もなく、自堕落に過ごしているせいいちのために、ツチダはライブハウスのバイト以外にキャバクラの仕事も始め、尽くす女に徹している。さらにキャバクラ...... [続きを読む]

受信: 2018年1月 8日 (月) 15時07分

» 南瓜とマヨネーズ [象のロケット]
ミュージシャンを目指す同棲中の恋人せいいちとの生活を支えるため、ライブハウスとキャバクラで働いている女性ツチダは、客から愛人契約をもちかけられる。 一方、せいいちのバンドは、彼の代わりにグラビアアイドルをヴォーカルに迎えレコード会社と契約することに。 そんな時、ツチダは昔の恋人ハギオと再会する…。 ラブストーリー。... [続きを読む]

受信: 2018年1月10日 (水) 09時05分

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