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2018年1月27日 (土)

「嘘を愛する女」:ダメウーマンなのに偉そうで・・・

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映画『嘘を愛する女』は、TSUTAYAの映像企画賞でグランプリを獲った企画だというのですが、確かに(予告編で感じられるように)大枠のプロット自体は面白そうなのですが、映画を観てみるとダメダメでした。なんでこれがグランプリ??と終始疑問が浮かぶほどにツッコミ所だらけ。その上、主人公(長澤まさみ)がただただ嫌な女で、腹は立ちますが共感は一切できずという始末。こんな不備の多い脚本も珍しいです。 ミステリアスな高橋一生の特殊性ぐらいしか、良い点が見当たらない作品なのでした。

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長澤まさみのキャラクターが、バリバリのキャリアウーマンで、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞(この若さで?!)しているという設定。まあ、これぐらい猛烈な人でないとウーマン・オブ・ザ・イヤーになんかなれないって意味では、説得力がありるかも知れませんけど・・・。とにかくこいつが嫌な女で性格悪くて、それが途中から変化してくるって話かと思ったらそうもならず、これでは終盤も盛り上がりません。吉田鋼太郎が彼女の言動にキレて罵倒するシーンがあるのですが、小生は「そうだ!もっと言ってやれ!置き去りにしちゃえ!」と思って観ておりました。また上司に「おまえ、勘違いしてないか?」と言われるシーンがあるのですが、まさにその通りだと思います。

そもそもこの女、ストーカーの川栄李奈に向って「赤の他人」呼ばわりするんですけど、自分だって同棲してたけど籍入れてませんよね。五十歩百歩ではないでしょうか? どうでもいいけど、長澤さん妙に太って(むくんで)ませんでしたか? 表情もやけにオバサン化したショットがあったし。

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役者陣では、コンピューター・オタク役のDAIGOが、意外なほどの好演でした。抑えの効いた良い芝居。イメージ変わっちゃってて、しばらく彼だと気づかなかったほどです。 そして川栄李奈もいいんですけど、この役今一つ意味合いが薄いというか、いなくても本筋に関係ないような役でして・・・そこが残念でした。二人とも途中でフェイドアウトしちゃうし・・・。

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酔った長澤に心無い言葉を浴びせられた高橋が家を出て、どうするのかと思ったら、なんと公園で一人ブランコ! 子供かっ!(笑っちゃいました)

(以降ネタバレあり) クモ膜下出血で昏睡とか、おもちゃの缶のエピソードとか、私小説に長澤の事をしたためるとか、ありがちなクリシェであり、しかもやたらとウソ臭いです。ラストなんかも、まさにそういうことですよね。

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