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2018年2月20日 (火)

「マンハント」:’70年代前半邦画調の珍品

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映画『マンハント』にはぶっとびました。かなりの珍作です。開巻いきなりのド演歌! どぎつい文字のクレジット・タイトル。そして続くハチャメチャなトーンの銃撃アクション。何かの冗談にしか見えないって感じです(え?夢オチ?)とか思っちゃいましたよ。かなりタランティーノっぽくもあります。もともとはジョン・ウーの影響を受けて、タランティーノがあんあ感じになっているわけですが、今回は逆にタランティーノからの影響を受けているのでは? でもまあ、それよりは’70年代前半の日本映画(それも基本的には東映)からの影響なんでしょうねえ。

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その後もスロー・モーションとか白鳩飛ばしとかのジョン・ウーらしさ炸裂。そして映画全体を貫くトーンは、やはり’70年代前半の日本映画なのです(まさに『君よ憤怒の河を渉れ』の世界ですよね→そういった意味ではこのアプローチは正解?)。

それにしてもカッコつけた時の福山雅治って、いつも同じですね。さすがスターです(いちおう褒めています)。

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物語のキーとなる天神製薬の社長交代パーティーってのが、なかなかの珍品でして。製薬みたいな堅い業種で、こんなバブル期の業界ノリみたいなパーティー絶対しないですって。しかも派手なドレス姿の女たちの踊るダンスが、相当ヘン! 何あれ?

(以降ややネタバレあり) この会社が秘密裏に開発しているスーパー覚醒剤みたいなクスリがかなりヤバいっす。それを打てば、ケガしてようが何しようが、元気ハツラツ!&ファイト一発!みたいな状態になってしまうのです。人を超人ハルクみたいにしてしまうクスリと言えましょうか。

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そのクスリをめぐってアクションが繰り広げられる終盤もかなりの珍品です。 それにしても、池内博之の悪人顔がますます凄いことになっちゃってますね。彼の濃くてエグイ極悪フェイスに較べると、親父役の國村準なんか善人に見えて来ます。福山、チャン・ハンユーよりも、池内のツラが印象に残る映画なのでした。

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2018年2月18日 (日)

「アバウト・レイ 16歳の決断」:今という時代の証言

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映画『アバウト・レイ 16歳の決断』の原題は“3 Generations”=三世代。祖母=スーザン・サランドン、母=ナオミ・ワッツ、娘(息子)=エル・ファニングという、ほとんど血のつながりが感じられない3人ですが、大江戸のごひいき女優の揃い踏みでもあるのです。いやー、大好きな女優が3人主役って映画は、これまで6,000本ぐらい映画を観て来てもほとんど初めてかもしれないってぐらい珍しいことです。

354470_007とはいえ、スーザンおばあちゃんはスパイスの効いた脇役といった感じ(いい味ですが)なので、焦点はトランスジェンダーの16歳エルと、その母ナオミに当たっていきます。エルは男の子のしゃべり方やしぐさや顔つきから腋毛(特殊メイクか?)まで、覚悟の演技を見せていきます。 ナオミは複雑な事態に立ち向かう母の心の揺れや深い愛情を繊細に演じ切ります。 三世代の演技合戦でもあるのです。

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「時代の証言」みたいな映画でもあります。ようやく時代はここまで進んだ、でもあり、まだこのように受け入れられず、みんなが葛藤していた時代だった、でもあるのです。 何十年かたった時に社会学的な価値が出る作品と言うか・・・。

女性監督ゲイビー・デラルは脚本とプロデューサーも手掛け、ドロシー・バーウィンと言う女性も、プロデューサーの一人です。ことほど左様に女性中心の映画でもあるので、ナオミの元夫とかマシューおじさんとか、男どもは分が悪い感じです。まあ、しょうがないですね。そこらも「時代の証言」であります。

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(以降ややネタバレあり) なかなか辛口のお話ではあるのですが、ラストのやさしさ、暖かさに救われます。軽く感動できるような、チャーミングなラストなのでした。

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2018年2月17日 (土)

「グレイテスト・ショーマン」:遅刻厳禁

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映画『グレイテスト・ショーマン』は、実在の人物(伝説の興行師)がモデルのミュージカル。ヒュー・ジャックマンは『レ・ミゼラブル』と本作とで、押しも押されもせぬ“ミュージカル俳優”になりましたねえ。確かにこの人、歌はうまいし、ちゃんと動けますから(ウルヴァリンなので)。オープニングのシルエットの美しさもキマッてます。

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この作品、いきなり出だしに素晴らしきショーの見せ場があります。開巻いきなりの見せ場と言えば、本作と同じチームが音楽を手掛けた『ラ・ラ・ランド』もそうでしたね。だから映画館には遅刻しちゃいけないんですよ! 今日もこの見せ場が終わってから、ポップコーンなどを手に席に着く人がいましたけど、あーあ、一番いいとこ観逃しちゃいましたね。ダメですよ、そういうの。

361326_003小人や巨人や巨漢やヒゲ女などの「ユニークな人々」が出て来ますが、それにより今日的な多様性のテーマを明快に打ち出しています。ただ、今一つ踏み込みが足りないと思いましたけど。でもまあ“This Is Me”の歌詞がそれを補っています。

でもミュージカルの撮り方としては、全体的に「可もなく不可もなく」といったところ。フルサイズの絵を適切に使っているし、ダンスの躍動感もまずまずなんですけど、今一つ圧倒的な感じがしないというか、鳥肌が立つまでには至りません。言っちゃあなんですけど、凡庸なんです。でもレベッカ・ファーガソン演じるスウェーデン人の歌姫は、見事な歌唱(吹き替え?)で素晴らしかったです。

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まあ本作の“読後感”としては、「たわいもない」話です。『ラ・ラ・ランド』とは較ぶべくもありません。ですけど、愛に満ちていて、ポジティブで、ハッピー・エンドの大団円で、・・・こういう映画があってもいいんじゃないですかね。いや、こういう映画もないといけないです。

 

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2018年2月15日 (木)

今シーズンのベルマーレと梅崎に期待!

さて、Jリーグの開幕まであと1週間ちょっとですね。先週の土曜にゼロックススーパーカップは行われていましたし、ACLも始まりました。

湘南ベルマーレの2018シーズンは、クラブ設立50周年のメモリアル・イヤー。ってことで気合い入れたのでしょうか。今年の補強は良い補強でした。そして、それ以上にここ数年ずっと「使える選手」「良い選手」から引っこ抜かれていたのですが、今期はまあ我慢できる範囲でした(山田直輝がレンタル元のレッズに戻ったとか、ジネイがヴァンフォーレに移ったとかぐらい。個人的には坪井がレノファ山口に行ったことがありますが、契約満了でしたから。)

新加入選手は、梅崎司がレッズから、ミキッチがサンフレッチェから加わり、大野和成はアルビレックスから出戻りです。この3人は大きいです。しかも梅崎、大野はいきなりの副キャプテン抜擢ですもん。その他にも、レイソルからの小林祐介とかセルビアからのアレン・ステバノヴィッチだとか、韓国代表ノイ・ジョンヒョプとか、非常に期待のできる楽しみなメンバーが揃いました。 もちろん監督は曺貴裁さんの続投。期待のできる50周年イヤーです。

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ところで、その梅崎司選手がこの1月に上梓した『15歳 サッカーで生きると誓った日』(東邦出版)を買いました(レッズの梅崎だったら買わなかったでしょうけど)。 これはただのサッカー選手本ではなく、梅崎が幼少年時代に、母親が父親からDVを受け続けていた中での凄絶なサバイヴの実話。そして、彼がプロサッカー選手になった後の、大きなケガに次ぐ大きなケガで、苦汁をなめ続けた歴史。そんな辛さ、厳しさを乗り越えた不屈のメンタル。それらを描いた、むしろ「人生本」であり、梅崎自身も「自分の人生や経験が、少しでも苦境にある誰かの助けや指針になれば」ということで著した本なのです。

読んでいて、思わず涙が出そうになる件りもあります。応援したくなる選手です。新天地ベルマーレでのステップアップした活躍に期待大です。なんか曺監督と抜群の化学反応を示しそうに思えるのです。

湘南ベルマーレの初戦は、24日(日)ホームでの対長崎戦です!

P.S. 今シーズンの浦和レッズには、遠藤航、菊池大介、山田直輝、武富孝介と、ベルマーレ出身者が4人も揃いました。うーむ。

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2018年2月14日 (水)

「祈りの幕が下りる時」:スターの華と哀しき因果ばなし

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映画『祈りの幕が下りる時』は、映画版第2弾にして(たぶん)最終版。大江戸はTVドラマ『新参者』は見ていませんでしたが、映画版第1弾の方は観ております。監督があの福澤克維ってことで、パワフルな通俗娯楽作に仕上がってるんだろうなーと思ったら、まあ大体そういう感じでした。

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日本橋界隈でも、このシリーズの舞台となっている(らしい)人形町ではなく、浜町の明治座界隈が今回の中心地。そこに大柄で絵になる美男美女(阿部寛、松嶋菜々子)が丁々発止ってことで、いかにも娯楽映画の本道ですね。阿部(53歳)も松嶋(44歳)も、いまだに大いに華があります。こういう「スターで見せる映画」、必要ですよね。

361110_005事件はかなり複雑な構造なのですが、通俗メジャーど真ん中の福澤演出は、かなり親切にいろんな手で、その全貌を観客に伝えてくれます。さすがと言えば、さすがです。 で、光や逆光を生かした室内シーンなど、絵的にはTVドラマの時よりもかなり映像の美しさを意識しているようです。

一方で事件の方は、かなり日本的と言うか浪花節的と言うか、紅涙を絞るような哀しき因果ものです。なんだか「昭和」ですねえ。『砂の器』とか横溝正史の金田一シリーズとか『人間の証明』とか、ああいった作品に近いものを感じました。

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写真で出て来た初老の「げっそりミッチー」(及川光博)にも笑いましたが、小日向文世さんの若き日の場面でつけてるヅラが気になって、そちらにばかり目が行ってしまいました。断崖絶壁に立ってる場面なんて、いつコヒさんのヅラが風に飛ばされちゃうか(飛ばされないけど)気が気じゃなくって・・・。

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2018年2月13日 (火)

「巫女っちゃけん。」:バチと宮地嶽神社

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映画『巫女っちゃけん。』は、メインタイトルに次いで、「広瀬アリス / MEGUMI / 飯島直子(特別出演) / リリー・フランキー / 監督 グ・スーヨン」と出るのですが、特別出演の飯島以外はみんなどこの国の人たちだよ?って感じです。

まあ冗談はともかく、まずまずの佳作に仕上がっておりました。撮影に全面協力した福岡の宮地嶽神社のロケが効いています。

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宮司の娘でありながらダラダラのゆるゆるで、「こんな神社燃えてなくなった方がいい」ぐらいに思っているトンデモ主人公(広瀬アリス)と神社をめぐるあれこれを描いているあたりでは、「ああ周防正行のエピゴーネンね。『ファンシィダンス』神社版ね」ぐらいに思っていました。ただ中盤で、謎の少年とその母親との問題(虐待)が見えて来たあたりからは、俄然面白くなっていきます。

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ほんわかのんびりしていた作品にピリリと緊張感が走り、作品がパワーを得て転がって行くのでした。あれこれあって、その果てに出て来るリリー・フランキー宮司のありがたいお言葉。いい声でゆっくりと味わいたっぷりに話すリリーさんって、まさに宮司にぴったりなのでした。

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まあそれに較べると、アリスさんは普通の類型的でマンガチックな芝居に終わっておりました。それにしても彼女の役名「しわす」って、珍しいですねー。

(以降少々ネタバレあり) あれだけワイルドに荒くれていた母親(MEGUMI)が終盤に突如(服やメイクもおとなしくなって)改心してしまうあたりが、脚本の弱さです。あそこには何らかのきっかけってもんがないとダメでしょ。残念です。

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座席番号による抽選があったようで、出口に当たり番号が貼ってあったのですが、当たりだったので、「わーい!」とばかり受付に行ったら、このお札ステッカーをくれました。しょぼかった上に、ドクロマークと「バチ」! ありがたくねー! お祓いしてほしいー!

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と思ったら、ロビーには宮地嶽神社の複製?があったのでありました。ちゃんちゃん。

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2018年2月12日 (月)

CKBライブ@厚木市文化会館

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厚木市文化会館で、クレイジーケンバンドのライブ『クレイジーケンバンド20th ATTACK!CKB[攻]』を見ました。この会場に行くの初めて。ほぼ中野サンプラザぐらいの大きさです。寒いのでアツギして行きました(だじゃれ)。昨年の横浜赤レンガ倉庫以来続いたコンサート・ツアーの追加公演数本のうちの1本という扱いです。

午後5時ジャストのスタート。CKBってほんとパンクチュアルです。そこからアンコール2回の2時間44分でした。このツアーの常で、1曲目は『スージー・ウォンの世界』。そこから馴染みの曲があれこれと続きます。でも中には横浜赤レンガにも中野サンプラザにも使われなかった曲が数曲あり、2018版の修正を施したライブとなっておりました。

今日は2階席だったのですが、やけにシンヤマンのベースの音量が大きく、一方でのっさんのギターが抑え気味だったように聴こえました。

いつもながらのクケバでしたが、2度目のアンコールでのっさんのギターにびっくり! 今日は最近多いエメラルドグリーンで登場し、途中からライトブラウンに代わっていたのですが、3つ目のギターがどうも白っぽいと思って双眼鏡で見たら・・・! 横浜DNAベイスターズ・モデルでした!! 白地に青のストライプで、星印なんかが入っていて。ベイスターズ大ファンののっさん、ついにここまで来ましたかあ!

てなわけで、ラストの『ジェームズ・ブラウン・メドレー』まで、安定のクォリティでした。それにしても『Loco Loco Sunset Cruise』だけは、小生が行ったライブでは必ず演奏してますねえ。『タイガー&ドラゴン』をやらなくても、『GT』をやらなくても、こいつだけはなぜかやってます。

剣さんのMCで「8月には久々のニュー・オリジナル・アルバムが出る」って言ってました。そして、9月24日には横浜アリーナでのライブ! どっちも楽しみな2018年なのです。

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2018年2月11日 (日)

「犬猿」:兄弟姉妹は選べない

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映画『犬猿』は、吉田恵輔監督(脚本も)らしくシニカルに奥底まで人間を見つめた作品。とっても笑える上出来なコメディーでありながら、シリアスな人間ドラマであり、一触即発のサスペンスだったりもして、でもハートに迫る家族愛の物語かと思ったら、・・・やっぱり吉田恵輔なのでした。大江戸はかなり好きです、この監督。吉田は、大八よりも恵輔です。

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いつも役者を生かすのがうまい吉田監督ですが、本作でも窪田正孝、新井浩文の兄弟と、江上敬子(ニッチェ)、筧美和子の姉妹が最高にキャラが立ちまくり、また絶妙のコンビネーションで、映画を転がしていきます。とにかく面白くって、ぐいぐい引き込まれます。

新井のお得意の悪人オーラが凄いし、対する窪田のオドオドした小心ぶりもリアルです。でもこの映画に関しては、江上、筧の姉妹の凄さでしょう。

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江上敬子がその「柄」に加えて、ちゃんとした演技者としての迫真の芝居を見せていたのに驚きました。微妙に芸人としての陳腐な芝居が顔を出しそうになる直前で、吉田監督が抑制していった感じがします。 筧美和子は、本人を思わせるような役柄(失礼!)を、これまたきっちりと演技しており、悪くなかったです。ただ怒る芝居は、4人の中で一番迫力不足ではありましたけどね。

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まあとにかくラストが示すように(ポスターなどのビジュアルも示しているように)、「顔」の映画でもあるのでした。4人それぞれの面構え、なかなか見事なもんでしたよ。そもそもあのラストも、一筋縄ではいきませんでしたしね。

コンプレックスに関するえぐい考察の映画であり、更には兄弟(姉妹)って面倒くさい、肉親だからこそ面倒くさいってことを、吉田恵輔流のブラックユーモアで描きました。大江戸はやっぱり好きです、この監督。

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2018年2月10日 (土)

「RAW ~少女のめざめ~」:ザ・トンデモ怪作

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映画『RAW ~少女のめざめ~』は、想像以上の怪作。いやー、これはかなりなもんです。結構だまされたというか、こういう映画だとは思っていませんでしたね。終映後の客席の微妙な空気からも、多くの観客が同様の感想を持ったものと思われます。間違ってデート・ムービーにしちゃったらダメな映画の典型です。

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で、本筋とは関係ないんですけど、この主役の少女(ギャランス・マリリエ)、上白石萌音に顔のタイプが似ております。 もひとつ関係ないんですけど、フランスの大学ってあんなにバンカラっていうか野蛮なんでしょうか? 獣医学部なのに(だから?)、えらく体育会系っていうか、この1年生=奴隷、上級生=神様 的で、このいじめのトゥー・マッチな野卑さって、いったい何なんでしょう?(『アニマル・ハウス』?)

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とにかく観てるうちに予想できない展開となって行きます。こんなヘンな映画、なかなかありません。ザ・トンデモ映画です。シリアスなドラマでもあり、コメディーでもあり、ホラーでもあり、ミステリーでもあり・・・と、多面的な性質も持っています。ラストなんかほとんど笑っちゃいそうですけど、それまでの伏線を回収する見事さもありまして・・・。 フランスの女性監督ジュリア・デュクルノー、やりますねえ。次回作もどんなヘンな事やってくれるか、注目です。

360731_002『ネオン・デーモン』と2本立てにしたくなるような(滝本誠さんも大喜びしそうな)変態カルト作でありますねえ、つくづく。 観た後に、お肉やウィンナーを食べることがためらわれる映画でもあるのでした。

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2018年2月 9日 (金)

富ヶ谷のエッグタルト

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代々木公園の近く、渋谷区富ヶ谷にあるエッグタルト専門店「ナタ・デ・クリスチアノ」さんです。

以前は別のメニューで紹介しましたが、肝腎のエッグタルトが売り切れに次ぐ売り切れで、なかなかご紹介できませんでした。

先日遂にご対面かないました。

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パイ生地を使った本場ポルトガル式のエッグタルトです。クリームの濃い目の黄色を見ただけで、濃厚なエッグ感が想像できますね。で、果たしてそうなのでした。やっぱりエッグタルトですから、タマゴ感は命。 和菓子があんこを食べさせるための発明だとしたら、こちらはタマゴを食べさせるための発明ですよね。

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ウマウマウー! (©小野瀬雅生 of CKB)

いやー、お江戸はやっぱりエッグタルト大好きですねー。そしてタルト系よりも、ここんちみたいなパイ系が好きなのです。

Dsc_2267どうでもいいけど、この店のほど近くにこんなバーバーがありました。

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カットサロンBANと書いてありますが、その下の「とこや」って字、・・・まるで「とらや」のリーパクじゃないすか。うーむ、へんな床屋。

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2018年2月 8日 (木)

今日のいたずら12

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人さまのデスクにあったオレンジを、タコ人間?の顔にしておく(パンチ穴補強用の丸いシールです)。

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2018年2月 7日 (水)

ブラックサンダーとビスコの新作

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あのユーラク「ブラックサンダー」のやや高級路線です。紫とピンクで「プリティスタイル」って書いてあります。紫が『ラムレーズン  ファビュラスブレンド』で、ピンクが『サングリア  女子会ブレンド』ってことになってます。

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しかも良く見てみると、「ラムレーズン」は0.5%、サングリアは0.6%のアルコール含有です。この0.1%の差は何なのでしょうか? 

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更に言えば、「ラムレーズン」はベルギー産チョコレート3.9%使用(製品に占める割合)で、「サングリア」はガーナ産カカオ7.4%(カカオマスに占める割合)なのだそうです。この違いは何なのでしょうか?

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しかもパッケージの小さな表記をよーく見てみると、「ラムレーズン」には『華麗なるライジン(姉)」って書いてあって、「サングリア」には「華麗なる雷神(妹)」となっていました。うーむ、姉妹品とはよく言ったもので・・・。

姉(ラムレーズン)の方は、なかなかに品格があって(ブラックサンダーなのに)、おいしゅうございました。ただ、香りは足りないですけどね。まあそこらがブラックサンダーなわけで・・・。

妹(サングリア)の方はトリプルベリー入りだそうで、なるほど確かにフルーティーです。悪くないです。

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で話変わりますが、「WINTER SPECIAL」って書いてあるので、寒いうちにご紹介を。

グリコ「ビスコ」の『ストロベリーショートケーキ味』です。発酵バター入りです。

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パッケージを大きくすると、ほら写実主義の愛らしい坊やちゃんが。いいお顔ですね。

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で、箱の中の小分けパッケージを良く見てみたら、なんとファッションブランドの「niko and ・・・」とのコラボ商品なのでした。こりゃびっくりです。言われてみれば、おしゃれです。 で、お味の方は、マイルドなイチゴ風味とバターを感じさせる生地とで、なかなか結構でございました。

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2018年2月 6日 (火)

「デヴィッド・リンチ:アートライフ」:若き芸術家の肖像

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映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』は、デヴィッド・リンチのドキュメンタリーでありながら、映画フッテージの引用は皆無だし、映画への言及もほとんどない(わずかに『イレイザーヘッド』のことを語っている)という珍しいアプローチの作品。じゃあ何なのかと言うと、リンチが田舎の家で、延々とミクストメディアのアートを作っていて、そこに本人のナレーションで誕生から『イレイザーヘッド』に至る若き日々が語られるというもの。まあその頃の自主映画短編(『グランドマザー』など)については、触れられておりますけどね。

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てなわけで、映画監督デヴィッド・リンチではなく、アーティスト(画家)デヴィッド・リンチをフィーチャーした映画なのですが、 そういうこととは露知らずでした。 でもその昔、表参道の東高現代美術館で『デヴィッド・リンチ展』を観て、その後もリンチのアートを結構追っかけてた小生としては、むしろ懐かしい感じ。あの怪異で異様な世界を今もなおリンチは創り続けているのだなあと、ちょっとした感慨もありました。

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それにしても、リンチやっぱりヤバイです。若い日にアトリエで、動物やら食べ物やらを腐敗させて、それを観察していた(しかも父親にまで誇らしげに見せていた!)という異常性(グリーナウェイみたい)。父親が心配したように、一歩間違えば大変な世界に堕ちていったかも知れないですもんね。こういう人だから『イレイザーヘッド』を創れたってことに納得しました。

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撮影当時4歳だかのリンチの娘(4番目の夫人との間の)がちょこちょこと出て来ますが、この子も普段からあんな暗く怪しい絵に接したり、あんなダークな音楽を聴いて育ったら、もう普通の人生は送れないんだろうなあ・・・なんて、要らぬ心配までしてしまいました。罪な人です、リンチパパ。

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2018年2月 5日 (月)

「羊の木」:優香がなんかすごい

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映画『羊の木』は、いろいろとわからない事の多い映画ですが、何が最もわからないって、このタイトルです。冒頭に字幕で「羊の木」とは何々ですって出るんですけど、それでもわかりません。今、公式サイトに出てるその文章を二度読んでみたのですが、それでもわかりません(吉田羊と関係ないことはわかりました)。自分がバカになったような無能感にさいなまれる謎のタイトルです。

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前作『美しい星』で“やっちまった”吉田大八監督ですが、本作はオーセンティックな日本映画らしい空気をまとったドラマとして、正攻法で観る者に迫ります。かなり不穏で、ちょっとヘンテコな味わいを持っていますが、それは(未読ですが)山上たつひこ×いがらしみきおの原作マンガのテイストだったりするんじゃないのかなあ(推測ですけど)。もっとも映画は原作と相当違うらしいんですけど。

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元殺人囚6人ってのが個性派揃いなのですが、水澤紳吾だけが役者の知名度としては他の方々に負けてます。もちろん大江戸なんかには馴染みの顔なのですが、主役や二番手を張れる他の方々に較べると、専門のバイプレイヤーって感じなので・・・。でもその分渾身の熱演を見せてますよ。 で、一番ぶっとんだのは優香! 見てくれからして優香っぽくないのですが、「こんな芝居ができるんだぁ」という驚きで、目が離せませんでした。常に瞳をうるうるさせちゃって、何なんでしょう、この「触れなば落ちん」的なヤバさは。

361374_004そもそも彼女は(ニンフォマニアックな傾向があるにせよ)、なんで錦戸亮ではなくその父親に接近した(あるいは好きになった)のでしょうか? 老け専だってだけなのでしょうか? 謎です。そこらへんのわかのわからなさを含めて、やっぱり優香がなんだか凄いんです。

終始不気味な一触即発感と不信感を湛えながら、吉田大八監督は「で、あなたはどうなの?」と観客の中の差別意識を問うて来ます。ここらの苦い口当たりの悪さが、いかにも吉田大八なのです。

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2018年2月 4日 (日)

「スリ-・ビルボード」:恩讐の彼方に

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映画『スリー・ビルボード』は、フランシス・マクド-マンドが主演でアメリカの田舎が舞台になっているぶっとんだ話ってことで、かなりコーエン兄弟っぽいテイストですよね。とはいえ、ラストに至ってようやく「あ、これって、こういう映画だったのね」とわかる作品。良い小説のような後味のラストなのです。でもこれ、マーティン・マクドナー監督のオリジナル脚本です(この人、英国演劇界の鬼才なんですってね)。

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とにかく一にも二にもフランシス・マクドーマンドを堪能するための映画です。 既に多くの主演女優賞に輝いていますが、オスカーも確実でしょう。こんな役を、哀しみと怒りとユーモアに溢れた鉄面皮のハードボイルド芝居で、スーパーリアルに訴えかけることのできる稀有な女優さんです。 彼女なかりせば成立しなかった物語だと思えてなりません。

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近年好調のウディ・ハレルソンも悪くないけれど、バカな暴力警官を演じたサム・ロックウェル、彼の演技もかなり良かったです。物語は、この人物の変化を描くことで輝きました。彼とマクドーマンドがラストで醸し出すのは、後光が射しているかのような聖なる空気なのでした。

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(以降ネタバレあり) このラストの後で、二人は怒りの鉄槌を振り下ろすことなく戻って来ると思います。 マクドナー監督が示したそれは、怒りや復讐に満ちた現在の世界へのメッセージになっているのです。あれだけ憎み合っていた二人の心が通じ合う時間。菊池寛の『恩讐の彼方に』を思いました。小説的であると同時に、上等な映画ならではの空気になっていました。この監督にはこれからも期待できそうです。

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2018年2月 3日 (土)

「デトロイト」:観るのが辛い重い球

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映画『デトロイト』は、重金属系骨太映画を作り続けるキャスリン・ビグロー監督5年ぶり(アメリカ公開時)の新作。この監督、性別のことはともかく、'51年生まれの66歳なのにパワーあります。観る前から「いい作品に違いないけど、観てて気分良くはないだろうなあ。辛いだろうなあ。」と思っていた通りにしんどい、142分の重い球です。

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全体の印象としては、かっちりとした強度のあるドラマ。ただ、あえて雑に動くドキュンメンタリー風のキャメラが臨場感を煽ります。モーテルでの警官の蛮行を描く40分ほどは、観てることが精神的にハードです。 (以降ネタバレあり) そして作品として容赦がないのは、決して安易なハッピーエンディングなど用意していないことです。現実の重さが観る者を押しつぶし、いつまでも考えざるを得ない状態にさせるべくそうしているのです。

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それにしてもこの人種差別の悪魔のような白人警官(ウィル・ポールター)がやけに子供顔なのが、またコワイし嫌な感じです。アメリカの中学生(不良)によくいるタイプです。でも何で周りの警官とか軍とかは、あんな若造に長時間好き勝手やらせといたんですかねえ?(州兵の隊長みたいな人はヤバイと思いながら、人種問題に関わりたくないって帰っちゃうし。アフリカ系の警備員もそうですけど、現場にいた人たちって、もう少し何とかできなかったのでしょうか? もう少しうまく動けなかったのでしょうか?

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結末は非常に胸クソの悪いものです。 でもこれ実話ですから。そこから半世紀、トランプの台頭に代表されるようなレイシズムの巻き返しが世界中で起こっている今、本作が登場した意義は大いにあると思います。

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2018年2月 2日 (金)

クレベリンでウィルスに勝つ!

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巷ではインフルエンザが大流行ってことで、初めて買ってみました。職場に置きました。大幸薬品の「クレベリン ゲル」。

二酸化塩素分子の力で、ウィルスを除去し空間を除菌するってことで、1ヵ月用で1,080円でした(2ヵ月用もあり。 塩素系ってことはノロウィルスなんかにも有効ってことで、いいっすねー、これ。

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で、こんなのもありました。同シリーズの「クレベリン パワーセイバー」。ペン型で、胸ポケットなんかに入れておける、つまり個人を守ってくれるわけなんです。電車の中でも、人混みの中でも、狭い部屋に保菌者と一緒にいたとしても(まあ、注意書きには「屋外では成分が拡散されるため、屋内・室内でご使用ください」と書いてありますが・・・)。

中に入れるスティックは2週間もつそうで、それが2本入っていて1,080円。 絶対休めないこの季節に、心強い味方です。さっそく胸にさしております。

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2018年2月 1日 (木)

肉めしの岡むら屋

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昨年末に新宿西口の思い出横丁前というか、小滝橋通りにつながる金券屋街にオープンした「岡むら屋」。ばーんと書いてある通り、「肉めし」とやらのお店です。

どうやら新橋、秋葉原にもお店があるようですが、まだこれから店舗が増えていくところといった雰囲気です。

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で、食べてみたのですが、小生の場合あまりテーブルで料理をパチリというのを良しとしないので(でも洋のファストフード店では、けっこうやっちゃってますけど)、商品写真はチラシから。まあご覧の通り、肉やねぎなどを煮たのと、味のしみた大きな豆腐といった丼です。お値段490円というのも訴求ポイントのようですね。 お味は悪くないですよ。肉はスジやホルモンで関西っぽいのですが、それもまた良し。チープな庶民メシ感覚で、普通の牛丼よりもいい感じです。甘辛い汁のしみたごはんもうまいです。これに100円足して590円の「デラ肉めし」ってのにすると、煮卵と大根の煮たのがついてます。それもまたうまそうですね。

ほかにも「牛しゃぶすきめし」なる肉だらけ(こちらはすき焼き肉)の丼もありまして、こちらは740円と高めですが、大いに期待できそうな代物でした。トッピングというか単品も、豆腐50円とか大根70円とかえらく安いのです。

一度目に行った時は、時間があまりないのに行列が長くてあきらめました。2回目は12時前に入ったのでOKでした。 しばらくいろんなメニューを試してみたいですね。

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