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2018年2月27日 (火)

「ゆれる人魚」:ポーランドの大珍品

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映画『ゆれる人魚』は、ポーランド産の珍品。ええ、相当な珍品です。現代が舞台の人魚姉妹の物語ですが、ファンタジー/ホラー/エロス/ミュージカル/ラブロマンス・・・と様々な要素がごった煮状態。「できた時からカルト・ムービー」と言ってよろしいでしょう。

そもそも何の違和感も葛藤もなく、しれっと人魚ですし。人々もそれを違和感も葛藤もなしに受け入れております。

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人魚の造形が素晴らしいっすねえ。やっぱ「魚」なんだよなあって納得させる堂々たる下半身とその「ぬめり」。一人じゃなくて姉妹ってところも、やたらとハダカが多いことも、とりあえず「サービス、サービスぅ」って感じです。でもそのハダカで、映画が生きたってことも確かですけど。

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  ただ、ミュージカルとしては物足りないですねえ。楽曲に魅力が無いのです。割と暗めの哀しい曲調が多いのも、大江戸的には受けつけないところ。ダンスやコレオグラフィーもイマイチイマニです。

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これがデビュー作という女性監督アグニェシュカ・スモチンスカ(今年で40歳)には、とりあえず要注目ですね。もっともっと好き勝手やっていただきたいものです。

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