« 銀座・緑花堂のシュークリーム | トップページ | 湘南いいとこ無く、FC東京に敗戦 »

2018年3月17日 (土)

「15時17分、パリ行き」:普通の人々

362746_005
映画『15時17分、パリ行き』は、主役の3人や列車の乗客に、事件の当事者が多く含まれているということですが、観ていて全然違和感がありませんでした。まあ本人を演じるわけですから、ナチュラルになることはなるんでしょうけれど、でもそれがうまくいかないこともありますよね。本作に関しては、役者を使った普通の映画との差異は、ありませんでした。っていうか、気にならない(まあ、英語の発声のニュアンスまでは、こちとらわかりませんけど)。

362746_003

映画で描かれる「事件」は、ものの10分ほど。それだけで終わると、ピクサーやディズニーの併映短編みたいになってしまうので、そうはなりませんでしたが、じゃあ残りの時間はどうしたのか? 主人公3人が20代半ばに至るまでの人生を描き、この事件の直前までのヨーロッパお気楽旅行を描くことで、成り立たせています。あ、あと最後に事件での功労を表彰された時のホンモノ映像が使われています(ここで、本人たちが仏大統領と一緒に写っていて、もちろん本人なんで何の違和感もなし。クリントさん、これがやりたかったんだろうなー)。

362746_008

中盤、まさかの観光映画になるので、ちょっと驚きました。このゆるゆる感がリアルな日常感を演出するとともに、その後で起こる事件の緊張感を高める役割を果たしてもいるのでしょう。

普通の人、ちょっとダメな人が、ヒーローになれるんだよ、いやむしろヒーローって普通の人がある時突然なっちゃうものなんだよという、この映画の視点とメッセージ・・・いいですね。

362746_001

大江戸はその昔、都営浅草線車内で刃物で切りつけるケンカがあった時にそばに居合わせたもので、刃物男の腕をつかんで押さえ、別の乗客が男の指を開いて刃物を離させ、おとなしくなった男(初老の小男でしたが)を次の駅で駅員に引き渡しました。 ね、誰だってヒーローでしょ。でも勲章はおろか何にももらわなかったけどね。

|

« 銀座・緑花堂のシュークリーム | トップページ | 湘南いいとこ無く、FC東京に敗戦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/73125537

この記事へのトラックバック一覧です: 「15時17分、パリ行き」:普通の人々:

» 【ネタバレ】「15時17分、バリ行き」@ワーナー・ブラザース神谷町試写室 [新・辛口映画館]
 シネマズby松竹さん独占試写会。客入りはほぼ満席、女性客が多い。 [続きを読む]

受信: 2018年3月17日 (土) 23時49分

» 「15時17分、パリ行き」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 ]
2018年・アメリカ/マルパソ・プロダクション配給:ワーナー・ブラザース映画 原題:The 15:17 to Paris 監督:クリント・イーストウッド原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、 [続きを読む]

受信: 2018年3月18日 (日) 01時37分

» 劇場鑑賞「15時17分、パリ行き」 [日々“是”精進! ver.F]
詳細レビューはφ(.. ) https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201803020001/ 15時17分、パリ行き (ハヤカワ文庫NF) [ アンソニー・サドラー ] [続きを読む]

受信: 2018年3月18日 (日) 06時36分

» 『15時17分、パリ行き』 未然、突然、偶然、必然…… [映画批評的妄想覚え書き/日々是口実]
 『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』などのクリント・イーストウッド監督の最新作。  2015年に起きたタリス銃乱射事件の映画化。実際に犯人を取り押さえた3人が、映画のなかでも本人役として登場する。最後はフランスのオランド大統領から勲章を授与されるという実際のニュース映像へとつながっていくのだが、さすがに本人が演じているだけにその移行もスムーズだった。  『アメリカ...... [続きを読む]

受信: 2018年3月18日 (日) 08時59分

» 映画 『15時17分、パリ行き』★テロ列車に乗るまでの描写あればこそ! [yutake☆イヴの《映画★一期一会》]
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174934/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。 監督: クリント・イーストウッド 実際にあった、列車テロ事件だそうです。→参考 果敢に、犯人に挑んだ青年3人が出演!とのことで 迫真の“テロ抑え込み”作品―かと思いきや (それもありますが) それだけのはずがなかった! た...... [続きを読む]

受信: 2018年3月19日 (月) 02時11分

» 『15時17分、パリ行き』('18初鑑賞24・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆- (10段階評価で 8) 3月10日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター2にて 16:50の回を鑑賞。 2D:字幕版。 [続きを読む]

受信: 2018年3月19日 (月) 14時18分

» PlayそしてPray『15時17分、パリ行き(The 15:17 to Paris)』クリント・イーストウッド監督、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトス、アンソニー・サドラー、他 [映画雑記・COLOR of CINEMA]
『15時17分、パリ行き』The 15:17 to Paris 監督 : クリント・イーストウッド出演 : スペンサー・ストーンアレク・スカラトスアンソニー・サドラー他、実際に事件に遭遇した多くの人た [続きを読む]

受信: 2018年3月20日 (火) 06時04分

» 15時17分、パリ行き [象のロケット]
2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。 フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。 乗務員は乗務員室に逃げ込み、554名の乗客全員が恐怖に怯える中、乗り合わせていた3人の若者が立ち上がった…。 実話から生まれたサスペンス・スリラー。... [続きを読む]

受信: 2018年3月21日 (水) 10時54分

« 銀座・緑花堂のシュークリーム | トップページ | 湘南いいとこ無く、FC東京に敗戦 »