「ブラックパンサー」:Black is beautiful.
映画『ブラックパンサー』を、『ピンクの豹(ピンクパンサー)』と2本立てで観たいですね←一応笑う所。
アフリカ系(というか、100%アフリカ人)の主人公とその他登場人物、アクションを含め活躍する女性たち---『ワンダーウーマン』を更に前進させて、ダイバーシティ(多様性)の時代の象徴となる一篇となっています。
それにしても国王がスーパーヒーローだなんて、特殊ですねー。Jリーグのクラブのキャラクターの中で、湘南ベルマーレの「キングベルⅠ世」が神様にして王様という唯一無二の存在なのと似ているかも知れません(強引)。エディ・マーフィーの『星の王子ニューヨークへ行く』と2本立てにしたいぐらいです。
まあ話としてもアクション・VFXとしてもまずまずですが、プロダクションデザイン、コスチュームデザインが高クォリティです。そして、音楽がアフリカ万歳って感じで、イケてます。
韓国の釜山でのカーチェイスがあるのですが、街中の看板などのハングル文字がとても印象的です。 この作品の中では、場所を示す字幕に使われるアフリカ的な文字も印象深いのですが、そう考えるとアフリカ文字とハングル文字って、ルックとしては近い部分もあるのかもです(象形文字と表音文字という違いにも拘わらず)。
(以降ネタバレあり) いわば「鎖国」状態にあったワカンダ王国ですが、最後に国王は「開国」を選びます。その際の言葉が、痛烈にトランプ大統領の政策を批判していたりします。この国なんかもトランプから「便所のような国」とか言われちゃうんだろうなー。でも・・・って感じです。
国王の妹の天才科学者、日本に置き換えるなら杉咲花だなと思いました。
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