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2018年4月17日 (火)

「ロンドン、人生はじめます」:ダイアン・キートンがおしゃれ

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映画『ロンドン、人生はじめます』を試写会で観ました。原題は“Hampstead”。そう、ロンドン郊外の住宅地ハムステッドのこと。この邦題、明らかに同じダイアン・キートン主演の『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』を意識していますよね。だったらいっそのこと、『パリ なんたらかんたら』(『東京 なんちゃらかんちゃら』でもいいのですけど)とか作ってもらって、三部作にしてほしいところです。

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ダイアン・キートン、今年で72歳です。遠目から見ると、まだまだ若々しいのですが、アップで寄るとさすがにシワだらけです。まあ、それだけ手を入れずナチュラルだってことの証ですよね。お召し物が小粋でことごとく素敵です。マニッシュルックや帽子やメガネやストールやベルトや・・・って、ほぼアニー・ホール・ルックのシニア版ではありませんか。スタイルはいいし、さすがの着こなし巧者健在です。

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本作では彼女のキャラクターが生きてます。当て書きなのでしょうか、まさに現在のダイアン・キートンって感じです。 一方のブレンダン・グリーソンも非常にいい味を出してます。口数少ない(そして、ちょっとお茶目な)大男の味わい深さ。この二人の結びつき、恋の進展に不自然感が無いのが良い点です。

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ただ、この映画、あまりテンポが良くなくて、そこが難点です。ムダに長いシーンが多いのですよね。もっと筋肉質に摘めるのに。 そして終盤のまとめ方なんかも強引かつ疑問が残る感じで、あまり感心しなかったのであります。

ところでこのお話、「実話をもとにしている」と最後に出て驚きました。もちろんフィクション部分が大きいとは思いますが、どこまでが事実だったのかが気になるところではあります。

あ、そうそう、この映画のエグゼクティブ・プロデューサーとして、かのハーヴェイ・ワインスタインが名を連ねておりました。

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