「ランペイジ 巨獣大乱闘」:もっと面白くできたはず
映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』には、おバカな怪獣映画を期待して観に行ったのですが、まあ半分期待通り、半分は期待外れでした。雑で中学生が書いたようなホンなのですが、いまいちバカ映画に徹していないし、映画を面白くする芸が無さすぎるのです。もっと面白くできたよねえ。
大江戸は知らなかったのですが、これ’80年代のアーケード・ゲームが元になっているんですってね。そこに出て来るキャラクターがゴリラ、オオカミ、ワニなので、本作で巨大化するのもそいつらってわけなんですね。
そこが不満なところ。もっといろんなものが巨大化して欲しかったです。ゲーム原作ってことで、この3つがメインなのはしょうがないとしても、端役的に虫とか鳥とかが大きくなったやつを出してくれれば良かったのに。往年の東宝怪獣映画なら、そうやっていたはずですよ。
それにしても、アメリカ人ってゴリラが好きですよねー。そもそもキングコングがそうなんですけど(本作ではキングコングを気にしてか、「白い」ゴリラになってます)。でもゴリラの場合、大きくなっても「怪獣」にはならず、あくまでも巨大ゴリラなんで(形状の変化がないもんで)、怪獣好きとしては、あまり面白くないんですよねー。ワニは形状が大きく変化して、怪獣っぽくなっていたし、オオカミもムササビ入ってましたのにねえ。
悪役姉弟がいかにも「B級」な安さを発散しまくっておりました。こういう人たちの最期は・・・、はい、お約束通りで結構でした。
それにしてもドゥウェイン・ジョンソン、えいっ!って力んで拘束バンドを切れちゃうんだったら、最初からそうしなさいよ!
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