« 「それから」:人生だなあ | トップページ | 「夜の浜辺でひとり」:すごいぞ、ホン・サンス(キム・ミニも) »

2018年6月15日 (金)

「ゲティ家の身代金」:「ハンニバル」との共通点

362740_002
映画『ゲティ家の身代金』は、リドリー・スコットらしい重厚な娯楽作。これぞ正攻法といった展開と描写ですが、作品の最初と最後に「実話をもとに、映画的効果のため脚色を施した」というような意味の字幕が出ます。確かに「これ、どこまでが事実で、どこからがフィクションなんだろう?」と思わずにはいられませんでした。 原題は“All the Money in the World”。なるほどですね。

362740_007

母親役は、小生が勝手に「アメリカの本橋麻里」と呼んでいるミシェル・ウィリアムズ(当然、本橋麻里のことは「日本のミシェル・ウィリアムズ」と呼んでおります)。安定感のある演技です。そして大富豪ゲティの役は、ケヴィン・スペイシーのセクハラ降板を受けて、急遽再撮9日間のクリストファー・プラマー翁。それでオスカー・ノミネートの好演とは、まさに怪我の功名。でも、これは評価すべき演技ですよ。

362740_008
それにしても、金持ちってやつは・・・。まあ、常軌を逸していないと、あれだけの大富豪にはなれないのでしょうけれど。 一方、誘拐された孫が微妙にバカっぽくて、なんだか納得してしまいました。

362740_001

スコットがイタリアで撮った娯楽作ということで言えば、『ハンニバル』が思い出されますね。映像のルックも似ていると思います。そして、こちらはゲティ翁、あちらはハンニバル・レクターという怪物が出てるってことでも共通してます。ああ、かたや「頭蓋骨斬り」、こなた「耳斬り」ってことも共通してるではありませんか。

|

« 「それから」:人生だなあ | トップページ | 「夜の浜辺でひとり」:すごいぞ、ホン・サンス(キム・ミニも) »

コメント

イタリアの描写、確かにとてもリアルでした。
私はゲティセンターの方にアタマがいっちゃてましたが(笑)

投稿: onscreen | 2018年6月17日 (日) 08時40分

ゲティ氏が温泉にはいると、「スパゲティ」。
失礼しました。

投稿: 大江戸時夫 | 2018年6月17日 (日) 21時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/73690272

この記事へのトラックバック一覧です: 「ゲティ家の身代金」:「ハンニバル」との共通点:

» 『ゲティ家の身代金』 じいさんたち頑張る [映画批評的妄想覚え書き/日々是口実]
 『エイリアン:コヴェナント』『悪の法則』などのリドリー・スコット監督の最新作。  巷で話題になっていたのは、この作品の出演者だったケビン・スペイシーがセクハラ騒動で大問題となって出演シーンが使用できなくなり、その部分を急遽再撮影したということ。代役となったクリストファー・プラマーは、その役でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。  石油王の孫が誘拐されたという実話をも...... [続きを読む]

受信: 2018年6月16日 (土) 00時18分

» 劇場鑑賞「ゲティ家の身代金」 [日々“是”精進! ver.F]
詳細レビューはφ(.. ) https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201805250000/ ゲティ家の身代金 (ハーパーBOOKS) [ ジョン・ピアースン ] [続きを読む]

受信: 2018年6月16日 (土) 05時49分

» ゲティ家の身代金 [象のロケット]
1973年、アメリカの石油王で世界一の大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫息子ポールがローマで誘拐され、身代金1700万ドル(約50億円)が要求された。 ところが、ゲティは支払いを拒否。 離婚によりゲティ家を離れていたポールの母ゲイルに支払いは不可能。 ゲティの部下で元CIAのチェイスが、犯人グループとの交渉を任されるが…。 クライム・サスペンス。... [続きを読む]

受信: 2018年6月17日 (日) 15時16分

» ゲティ家の身代金 [風情☭の不安多事な冒険 Part.5]
 アメリカ  サスペンス&犯罪&ドラマ  監督:リドリー・スコット  出演:ミシ [続きを読む]

受信: 2018年6月17日 (日) 21時35分

» 『ゲティ家の身代金』('18初鑑賞42・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆★- (10段階評価で 7) 5月25日(金) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン3にて 12:10の回を鑑賞。 字幕版。 [続きを読む]

受信: 2018年6月17日 (日) 22時13分

« 「それから」:人生だなあ | トップページ | 「夜の浜辺でひとり」:すごいぞ、ホン・サンス(キム・ミニも) »