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2018年6月18日 (月)

「羊と鋼の森」:清く正しく美しく

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映画『羊と鋼の森』は、調律師という珍しいフィールドを舞台にした「仕事映画」であり、ビルドゥングスロマン(成長物語)。上品で、まじめで、「文部省推薦」になっててもおかしくないような作品でした(あ、今は文科省か)。主役の山崎賢人の好青年ぶりも、その傾向に拍車をかけています。

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山崎に限らず、登場人物がみんなまじめでいい人です。光石研はちょっとひねくれてたけど、最後はかなりいい人。城田優だけが、ちょっと感じの悪い人でした。 中でも、風格のある堂々たる「いい人」だったのが、三浦友和。三浦さんってしばらく前はけっこう崩れた役、悪い役にチャレンジしていたようですが、最近はまた本筋の「正しい人」の役に戻っているようです。やっぱりこっちですよね。これだけ「正しい人」のオーラが出てる人って、なかなかいません。

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映画の中の姉妹を、上白石姉妹が演じているってのも結構でした。上白石姉妹のお母様って、ピアノの先生なんですってね!(ただし二人ともほとんど習っていないそうでですけど) びっくりです。

作品としてはまずまずなのですが、調律について、もう少し掘り下げて具体的に描いてもらいたかったですねえ。その方が映画の力にもなったのになあと思いました。

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まあ、「音」というものを映像で表現するという難題(もちろん音はついているわけですが)に挑んでいるわけで、森の映像、水の映像などを使って美しく描き出してはいますが、こちらの想像を超えるほどのものはなく、そこらがちょっと物足りない所ではありました。テストで75点を取るまじめな生徒って感じで・・・。

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受信: 2018年6月19日 (火) 05時52分

» 映画「羊と鋼の森」 [FREE TIME]
映画「羊と鋼の森」を鑑賞しました。 [続きを読む]

受信: 2018年6月23日 (土) 00時38分

» 羊と鋼の森 [象のロケット]
将来の夢が何もなかった少年・外村は、高校でピアノ調律師・板鳥に出会う。 彼が調律したその音に、生まれ故郷と同じ森の匂いを感じた外村は、調律に魅せられ、その世界に、足を踏み入れていく…。 青春ドラマ。 ≪「羊」の毛で作られたハンマーが、「鋼」の弦をたたく。 ピアノの音が生まれる。 生み出された音は、「森」の匂いがした―≫... [続きを読む]

受信: 2018年6月23日 (土) 09時11分

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受信: 2018年6月25日 (月) 08時18分

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