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2018年7月 8日 (日)

「ワンダー 君は太陽」:多くの子らに観てほしい

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映画『ワンダー 君は太陽』は、想像したのとは違ったトーンの、軽くて明るい作品でした。この題材ですと、普通はもっとシリアスに、辛かったり、やけにお泣かせになっていたりするものですが、この作品は意外なほどのんびりほんわかとしていて、すがすがしく気持ちのいい「読後感」なのです。

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いじめの描写もそんなにひどいものではありませんし、クラスメイト達も比較的早く彼を受け入れてくれます。登場人物たちも、ほとんどがいい人やそんなに悪くない人です。悪人として描かれているのが、いじめっこの両親(特に母親)で、差別意識や選良意識の塊みたいな人たちで、「こういう親に育てられたら、そりゃあ子供だって・・・」と思わざるを得ません。あとは、終盤に出て来る上級生のいじめっ子かな。でもそこらへんも割とさらりと流して、映画は感動的なクライマックスへ進んで行くのです。

363462_007_2そのクライマックスも、さらりとポジティブな空気に満ちていて、作為的に感動させて泣かせるだけ(感動ポルノ)になっていないのが、良い所。 

そして、主人公の姉やその友達や両親、そしてクラスメイト達に先生たちと、登場人物たちそれぞれがしっかりと描かれているのも、本作の素晴らしい所です。

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ひねくれた所が一切ない、こんな作品が今日び作られるというのは、ある種の奇跡かも知れません。それをもって「甘ちょろい」とか批判する人もいることでしょう。でも、いつの時代にもそういう作品があってほしいなあと(キャプラ好きの)大江戸は思うのです。 今は学校で行く映画観賞会って、無いのかしらん? もしまだ残っているとしたら、一人でも多くの人に(特に子供たちに)観てもらえるといいなあと思います。よく見たら、「文部科学省特別選定」って書いてありました。

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詳細レビューはφ(.. ) https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201806160000/ 【メール便送料無料】Soundtrack / Wonder (輸入盤CD)【K2017/11/17発売】(サウンドトラック) [続きを読む]

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