「インクレディブル・ファミリー」:ママのアクションが圧巻!
映画『インクレディブル・ファミリー』は、『Mr.インクレディブル』からなんと14年もたっての続編だったんですね。14年かあ・・・、びっくりです。
14年もたったんで、前作のことは忘れてしまいましたが、明らかにパワー・アップ、スケール・アップしております。しかも今回は「イラスティ・ガール」ことママが主役。アクション・ヒーローもすっかり女性が担う時代になったのに合わせて、タイムリーな設定です。
そしてパパは慣れない家事、育児に精を出します。この人、絵的には50代ぐらいに見えるのですが、それだけに家事、育児がかなりキツそうです。地球を救う時よりもしんどそうにしてます。
一方のイラスティ・ガールの生き生きとした活躍ぶりは、本作の見せ場として圧巻です。ゴムのようにびよーんと伸びながら、もの凄いスピードで超絶アクションを繰り広げてくれます。ここらへんのスピード感とかつるべ打ちアクションとかは、先日観た『ミッション:インポッシブル フォールアウト』にも相通じるところがあるなあと思いながら観ておりました。
そういえば、本作のブラッド・バード監督は『M:i』シリーズの前々作『ゴースト・プロトコル』の監督ではありませんか。本当に、実写とアニメーションの境目が無い時代になったものです。 いずれにしても、どちらも史上最高峰アクションと言ってよいクォリティだと思います。
ただ物語の面白さがイマイチなので、後半ややダレますね。ジャック・ジャックのパワーも、物語に有機的に生かされずじまいでしたし・・・。豪華客船が暴走して街に突っ込みそうになるあたりは、あっ『スピード2』 だ!と思っちゃいましたよ。
(以降ネタバレあり) 併映短編『Bao』(包)は、ハリウッドで中国パワーが幅を利かせる時代の産物でしょうか?なかなかよろしいのですが、あそこでガブッと食べちゃうってのはどうなんでしょ? 子離れしなきゃダメじゃないの?
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