「ミッション:インポッシブル フォールアウト」:ザ・最高峰アクション
映画『ミッション:インポッシブル フォールアウト』は、シリーズ第6作。うーん、凄いアクショが次から次へと登場します。50年ぐらい前の人にこんな映画観せたら、相当たまげることでしょうねえ(ショーン・コネリーの『007』あたりが、最高峰のアクションだったわけですから)。それぐらい「映画」ってもの自体が変質してしまったのでありましょう。
その一方で50年前と共通するのが、CGではなく「体を張った生身のアクション」の凄さ。もちろんCGだって使ってますし、命綱は画像処理で消しています。でもスカイダイビングだって、バイクだって、走りだって、ジャンプだって、ヘリぶら下がり&操縦だって、全部自分でやっちゃうトム・クルーズ(今年56歳!)の圧倒的なアクション能力には、ただただ頭が下がるのみです。すごい人です。 そして、スカイダイビング・アクションにしてもトイレでのファイトにしても、パリの街中でのバイク縦横無尽激走逆走にしても、半端ない凄まじさなのですよね(まあ、シリーズ4作目あたりからは、常に超絶クォリティなのですが)。
オープニングは主人公イーサンが見る夢のシーンなのですが、これ『男はつらいよ』ですよね。このシリーズが続くのなら、これからも夢から始まる「寅さん展開」を続けて欲しい気がいたします。タイトルも『ミッション:インポッシブル イーサン相合傘』とか『ミッション:インポッシブル 葛飾立志篇』とかね。
普通に考えれば、こんな目に遭えば「何度も死んでる」はずのイーサンですが、今回も生き延びました。でもトムの年齢からも、こんな超絶アクションがメインになっていることからも、そろそろ限界でしょう。次回作あたりが完結の潮時なんじゃないでしょうか。それとも、『キングスマン』みたいに弟子に後を継がせるとか、『007』みたいにイーサンを別の役者に継がせるとか。まあ、潔く終わらせてほしいとは思いますけどね。 (追記) 初期の予告編にはあった、木材を積んだ大型トラックと正面衝突しそうになるシーンが、映画に出て来ませんでした。ボツにしたのでしょうが、贅沢な話ですね。
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