「タリーと私の秘密の時間」:少子化に拍車が?
映画『タリーと私の秘密の時間』は、シャーリーズ・セロンの18kg増量が話題の、リアルでちょっとミステリアスな作品。いやー、序盤の新生児を育てる日々の畳みかけるようなモンタージュを観ていると、辛いものがありますね。これを観た若い女性の多くが恐怖を覚え、「子供産みたくない(育てたくない)」って思っちゃうんじゃないかと心配になりました。少子化がますます進行しちゃうんじゃないかと。まあ、そういう事のないように、「旦那、もっと参加しろよ!」って映画なのですけどね(確かにゾンビ殺してる場合ではない)。
それにしても、贅肉だらけのでぶでぶボディーになって、疲れ全開フェイスで奮闘するシャーリーズ・セロンがほとんど凄惨な感じで・・・、これを観た若い女性の多くが恐怖を覚え、「子供産みたくない(育てたくない)」って思っちゃうんじゃないかと心配になりました(またかよ)。だけどシャーリーの役者魂というか、デニーロ精神には頭が下がります。まあ、基本美人なのよという絶対的な自信があるからできるのかも知れませんが・・・。
一方ベビーシッター役のマッケンジー・デイヴィスは、割と評判が良いようですが、大江戸はあんまり評価しないタイプ。アメリカ人って、なぜかこういうタイプが好きなんですよねー。リース・ウェザースプーンとかサラ・ジェシカ・パーカーとかブレイク・ライブリーとか、目が小さくて顔が長いタイプの顔。なぜなんだろう?
(以降少々ネタバレあり) 観ていて、「これもしかして、こういう仕掛けの映画なの?」と思ってたら、まあその通りでした。だったら、もう少し明るくたっていいんじゃないでしょうかねえ。全体的に暗くて、爽やかになれなくて、ハッピーに映画館を出ることができないような作品になっちゃってます(たとえ旦那が改心したと言えども、なんか晴れやかではないのです。いつまで続くかって気すらしちゃいますし)。困ったもんです、ジェイソン・ライトマン(小生かねてよりこの人の才能には疑問があります。そもそも親父のアイヴァン・ライトマンも、全く無能だと思ってましたしね)。
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コメント
こんにちは。TBをありがとうございました。
確かにハッピーに映画館を出るのはちょっと難しいかも、ですね。
でも、シャーリーズ・セロンの命は助かり、息子も新しい学校と上手くやっていけそうな予感…などを考えると、かなりなハッピーエンドだったのだと思います。
投稿: ここなつ | 2018年8月30日 (木) 13時00分
ここなつさん、コメありがとうございます。
うーん、確かに事象面ではハッピーなのですが、映画全体の雰囲気が辛(つら)いんですよねー。ま、個人的な感覚ですので・・・。
投稿: 大江戸時夫 | 2018年8月30日 (木) 18時32分