「銀魂2 掟は破るためにこそある」:後半がつらいです
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』は、まあとにかく福田雄一監督らしいギャグまたギャグの不マジメ極まりない作品であります。こんなばかばかしいものが大ヒットするなんて(1,2とも)、日本も捨てたもんじゃないと言うべきでしょうか。あと、看板とかパトカーとかいろんな物に「大江戸」と書いてあるのが、大江戸的には嬉しかったです。
まあ、大江戸は原作マンガの方は一切知らないので、ファンのような楽しみ方はできませんけど、前半は次々と繰り出されるギャグにそれなりに笑っておりました。しかし、後半に至るや妙にテンポが悪くなって、面白くもないシリアス場面が長ーく続いたりするので、飽きてしまいました。そもそもこんな作品で2時間15分もあるって、長過ぎますよねえ。30分ぐらい切ってもらいたいところです。
『マッドマックス 怒りのデスロード』みたいな場面も、映像的、迫力的に大したことなく、かといって思いっきり破壊的なパロディになっていたりメチャ笑えたりするわけでもないので、うーん、なんだかなあな物足りなさでした。でもそのあたりで出て来た『エヴァンゲリオン』のパロディとか、「本当に大丈夫なのか?」なネコバスのパクリ(アライグマですけど)とかには笑いましたけどね。
それはともかく、手塚治虫の『ブラックジャック』だとか、エンドタイトルバックの『踊る大捜査線』とかは、今やわからない人も多いだろうに、福田監督、そこらは気にせずやっちゃうんですねー。良くも悪くも、ですね。
でも、(ムロツヨシはまだしも)いつも通り佐藤二朗に自由にやらせ過ぎてますよねえ。あそこまでやり放題&しつこいと、さすがに冷めてしまいます。そこのコントロールはして欲しかったなあ。
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コメント
うん、佐藤二朗は長かった。
つか、2時間15分もあったのか。後半、長いなとは思ってたけど。長い筈だ。感覚的には同じく30分くらい切れると思います。
投稿: ふじき78 | 2018年8月21日 (火) 23時54分
ふじき78さん、コメントどうも。
ですよねー。ムダに長いっす。 でもジャンルは違うけど、「空飛ぶタイヤ」なんか前編・後編に分けてもいいような内容を120分に圧縮したもんだから、連ドラのダイジェストみたいになってしまいました。
やはりちょうどいい塩梅ってのがありますようで・・・。
投稿: 大江戸時夫 | 2018年8月22日 (水) 12時28分