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2018年9月 2日 (日)

『東京150年』と江戸東京博物館

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久々に江戸東京博物館に行って、企画展『東京150年』(~10/8)を観ました。明治になって、江戸から東京に替わってから今年で150周年。その歩みを多くの写真や動画などの資料でたどる展覧会です。大変興味深く、勉強になりました。

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中でも映像(動画)に関しては、関東大震災とか復興計画とか淀橋浄水所やら湾岸エリアやらと目が離せないものがいろいろありました。白眉は、マッカーサーの専属カメラマンが撮ったという16㎜カラー・フィルムによるGHQ占領下の東京。銀座の和光や三越の前にジープで米軍の連中が乗りつけるような映像だとか、空襲で焼けた東京駅前を歩く勤め人の男女とか。じーっと見入ってしまいました。カラーで残ってるって言うのが、貴重です。建物もさることながら、人間を見ているのが面白くてたまりません。あんな時代でも、カラフルなモンペルックをオシャレに着こなす人がいるし、お化粧してる人も多いのです。男性も伊達男がいますし、いやー、見飽きませんでした。

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この企画展を1時間ぐらい観て、あとは常設展をざっと1時間ぐらい観ました。中には特集展示の『玉川上水』(~9/24)があり、江戸への上水道の流れと歴史をしっかり教えてくれました。

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あとはもう江戸の芝居小屋があったり、長屋の暮らしがあったり、浅草十二階の模型があったり・・・久々に目にするとやはり面白いですねー。

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昭和の庶民の暮らしなんか最高です。まさにタイムマシンのよう。

映画なんかでも「近過去の再現が難しい」と言いますが、こういった庶民レベルの記録と収集は貴重です。

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学校給食なんかも、時代による変遷をしっかりビジュアルに伝えてくれてます。

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コギャル・ファッションやらコスプレやらまで展示されておりました。興味は尽きませんね。

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ミュージアム・ショップにあったこの千社札、なんと外国人の名前を漢字で表したもの! 江戸和亜土(エドワード)とか出仁寿(デニス)とか依頼者(イライジャ)とか恵理座辺寿(エリザベス)とか、それはもう色々ありました。感心しますね。

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で、帰りの両国駅に隣接する「江戸NOREN」という墨田区の施設で、国技館のやきとりを売っていたので、おみやげに買いました。相撲茶屋のこのやきとりって、冷めてもおいしいんですよね。焼鳥3本、つくね2本のセットで650円。味が肉にしみてて、おいしゅうございました。

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