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2018年10月 3日 (水)

「顔たち、ところどころ」:ヒューマンな凸凹道中記

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映画『顔たち、ところどころ』は、1928年生まれのアニエス・ヴァルダと1983年生まれのJRという凸凹コンビによるドキュメンタリー。町から町へ移ってのアート活動なので、ロード・ムービーの趣もありますよね。

カメラ型のスタジオ付きトラックで、町の人々の写真を撮って、それを巨大モノクロプリントにして壁面に貼り付けるプロジェクトを追っていきますが、これがいいんです。

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人々とアニエス&JRとの交流が、とってもヒューマンな感銘に包まれているのです。とにかく人間の「顔」には力があり、そこには「時間」が刻まれておりますからね。いろんな町の人々を素直に「人間」そのものにしてしまうのは、JRとアニエスのフレンドリーな人間力そのものによるのでしょう。

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アートディレクターの水谷孝次さんが、世界中の人々の笑顔を写真に撮って、それを傘にプリントするっていうプロジェクトをやってますけど、通じるものがありますね。人々とのコミュニケーションが根幹であり、そのアートを通して、人々が少しだけ変わる、そのお手伝いをするようなプロジェクト。

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(以降ネタバレあり) 最後にゴダールがとんでもない(彼らしい)事をします。アニエスは哀しみますが、そのハプニングこそがこの映画のキモになりました。でもとても哀しくやるせないラストになってしまいましたね。今年公開の『グッバイ・ゴダール!』ともども、大江戸はますますゴダールって人が嫌いになりましたよ。

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