「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」:爆死! #音タコ

映画『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は、絶対面白くなると思っていたんですけどねえ。なんせこのタイトルで、脚本・監督は久々の三木聡で、阿部サダヲと吉岡里帆の化学反応も楽しみだったんですけど・・・爆死でした。なぜだ??(少なくとも予告編までは面白かったんですけどねえ)。
あれだけオフビートでシュールで奇抜で面白かった三木聡の笑いのセンス、なんでこんなに悪くなっちゃったの? 笑えない、間が悪い、ズレてる・・・。でも思えば前作『俺俺』('13)から、その傾向はありました。ある程度メジャーな作品になっちゃったから? 年のせいにはしなくないですけどねえ。
阿部サダヲはまあいつもの阿部サダヲですけど。てか、かなりグループ魂の「破壊」ですけど。 吉岡里帆が弱かったっす。彼女自身は嫌いじゃないのですが、どうにもこうにも演技の幅がなくて、コメディエンヌの素質もなくて、もともとぶっ飛んだキャラじゃないだけに、合わないんです。むしろかわいそうでした。三木組の常連である麻生久美子などは、短い登場場面でもしっかり三木ワールドを体現して、爪痕を残しているだけに、違いが明らかになっちゃってます。10年前の麻生さんにやらせたかった役なんです。
序盤のぬるい笑いを経て、「そろそろ面白くなって行くのかな?」と思っていたら、逆に中盤以降ますます冷めていきました。韓国のシークェンスなんか、裸のジジイとか花火とか長いキスシーンとか刑務所とか、出て来るものがことごとく生かされてない&つまらないなのです。小ネタの数々も、以前より打率が低いっす。小生が一番気に入ったのは、「13(サーティーン)アイスクリーム」でした。
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