「クワイエット・プレイス」:クシャミをしたら、即死。
映画『クワイエット・プレイス』は、アイディア勝負のホラー。キャッチコピー通り「音を立てたら、即死。」な映画です。でもねえ、川の音とか滝の音とか自然に出ている音はOKみたい。どうもそこいらが微妙です。
結構緊張するサスペンス要素を次々と繰り出して来ます。人間生きてりゃ、何かと音もするってもんで・・・。でも困っちゃいますよねえ。水洗トイレ、使えないわけですし。クシャミもできません。
(以降少々ネタバレあり) 割と早くから登場する怪物のお顔が、スポーンのような、ヴェノムのような感じ。長い歯がギザギザと集まっていて・・・。ただ、今一つよくわからない構造です。頭割れるし。
人類が(少なくともこの区域では)死に絶えてるって設定のようで、登場人物はたったの8人(だと思います)。低予算で作れますねー。
(以降ネタバレあり) 何かとツッコミ所は多い映画です。なんで?って事が結構あります。そもそもこの状況下で、なんで子供作っちゃんたんでしょうか? しかも最初からそこが大いなる心配だったのに、赤ん坊が生まれてみれば、あまり泣かないし。そもそもオギャー!という産声は上げなかったのかーい?? あの釘はなんだったんだ?ってのも、かなり謎です。
『ワンダーストラック』でも岩石のような顔を見せていた姉弟の姉役=ミリセント・シモンズって、(この役柄同様)本当に聴覚障害を持っているんですってね。驚きました。
でもまあこれは、エミリー・ブラントを見る映画でしょう。脚本・監督・そして夫婦共演もしているジョン・クラシンスキーが、彼女をしっかり目立たせたと言うべきでしょうねえ。
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