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2018年11月26日 (月)

ワイン会でのソラリア・イオニカ1959年   #ソラリア・イオニカ

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ワインを持ち込みできる学芸大学のビストロを借り切って、親戚が集まってのワイン会を一昨日やりました。

我が家の6本入りセラーに保管してあるちょっといいワインを、どのタイミングでどこで飲んだらいいものやらと思っていたのですが、いつまでも死蔵していてもしょうがないのでってことで、平成も終わりつつあるこのタイミングで開けることにしました。

小生が持っていた1959年のイタリアの赤と1990年のボルドーの赤がメインで、それはお店から言われたので1か月ほど前に店に運んでおきました。古いワインは移動させると、澱(おり)が舞ったりして、飲むのに不適な状態になってしまうのです。

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親戚家からは、そんなに高くないけど悪くないワインを3本(白2、赤1)持ち込んで、この日を迎えたのですが、ちょうど5本全部を開けました。

シャトー・ヌフ・ド・パプの白でスタートして、その後は個性の違う赤を2種類。そしていよいよメインの2本。

まずは1990年のサンテミリオン産『シャトー・オー・ピカ』。昔お買い得価格で手に入れた覚えがありますが、90年はボルドーの大当たり年なので、悪くはないと思います。で、28年たってかなりオレンジ色がかっておりました。湿った枯れ葉の香りが立つ中に、りんごなどのニュアンスが感じられ、タンニン弱め、酸味そこそこで、全体的にソフトながら複雑玄妙な味わいでした。悪くないです。

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そして最後の1本はイタリア・プーリア州の『ソラリア・イオニカ』1959年。500mlの小さ目ボトル。来年で60歳=還暦になるワインですもんねえ。すごいことです。ご覧のようにエチケット(ラベル)のデザインも独特です。これ、瓶詰めされたのは2001年のこと。それまでに木の樽で10年、コンクリートのタンクで30年の熟成を経ているのだそうです。

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いやー、これスゴイです! あたかも貴腐ワインのような甘さの赤。色は深い紫のまま、ブドウの凝縮感たっぷりで、見事に熟成してます。妙なる甘さ。イチジクの香りが広がっていましたが、時間がたつにつれて、カラメルの香りが強く立って来て、最後には濃厚な苺ジャムの香りが支配していました。デザートワインとしてちびちび舐めるのにぴったりです。これは感動する味わいですね。その場で味わった誰もが、絶賛してました(ワインをあまり知らなくても、わかりやすいおいしさですし)。

最後の写真の右側(幅広のグラス)がピカ。左の小ぶりなグラスがソラリアです。やっぱりおいしい料理と合わせたワインは、最高ですね。なかなか機会はないけれど(良いワインのストックもあと1-2本しかないけれど)、また何かの記念にでもやりたいものです。

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