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2018年11月 2日 (金)

「ブルックス ブラザーズ展」@文化学園    #ブルックスブラザーズ展

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新宿の文化学園服飾博物館で、『ブルックス ブラザーズ展 -アメリカンスタイルの200年、革新の2世紀-』(~11/30)を観ました。

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ブルックス ブラザーズの創立は1818年ってことで、すごいもんですね。歴代大統領45人のうち40人がブルックスの愛用者だというのも、只事ではありません。ジョージ・W・ブッシュやドナルド・トランプまで愛用者だってのは、遺憾でありますが・・・(リンカーンのフロックコートのダミーも展示してありました)。

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入口すぐの所にあったのが、ブルックスのシンボルマークであるゴールデン・フリース(黄金の羊毛)を金色のフィギュア化したもの。それが何百個も吊るされて、なんと大きな羊の形になっているのです。びっくり!

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1Fの展示会場を観た後で、2Fに入るといきなり壁面に白のボタンダウンシャツがびっしり! おっとブルックスの場合、「ポロカラーシャツ」って言うんでしたよね。でも、なかなかワクワクのディスプレイです。

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ポロカラーシャツと言えば、アメリカンファッション(アイビー、トラッドも)の象徴。各種展示されておりました。

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侍ジャパン(野球の日本代表)の移動用スーツだとか、インテルミラノのネクタイなども展示されております。近年のブルックスは、昔と違って結構スリムで、カッコイイんですよね。昔はいかにもアメリカ人って感じにドーンとした体形用だったのですが。

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小生は若き日にはブルックス ブラザーズは高くて手が出なかったですし(Jプレスの方がリーズナブル価格だったし、もったりし過ぎない感じで好きでした)、細い体型には似合うとも思えませんでした。その後は世の中がトラッドから離れて行ったり、自分も趣味が変わったりして、お値段的には買えるようになっても、着る機会はありませんでした。なのでブルックスの商品って、実はポロシャツとかネクタイぐらいしか買った(あるいはもらった)ことがありません。似たような服は色々と持ってましたけどね。

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壁面には村上春樹がブルックスの広告用に書いた『ヘリンボーンのスーツ』なる文章が(英訳も併せて)でかでかと・・・。

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ブルックスが男性の衣装を提供した2013年版『華麗なるギャツビー』(バズ・ラーマン監督)のコーナーも。ピンクのスーツとか、赤系ストライプのジャケットとか、いいですねー。オシャレです。

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松任谷正隆さんとかユナイテッドアローズの粟野宏文さんとかブルックスのファンへのインタビュー映像もありました(ヘッドフォンで一人ずつってタイプの展示)。

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意外だったのはアンディ・ウォーホルも常にブルックスの白いポロカラーシャツを着ていたってこと。この写真もガウンからソックスから、すべてブルックスの商品なんだそうです。ちょっと違うような気もしましたが、彼にとってはキャンベルスープ同様にアメリカのポピュラーなものの象徴だったのでしょうね。

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いやー、こうして見るとやっぱり200年の歴史というのは堂々たる「文化」を作り出すものなのですねえ。 ブルックス ブラザーズのブランディングの上でも、有意義な展覧会となっておりました。

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